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●秋の関東高校野球県大会 3回戦
~甲府商を7-0(7回コールド)で下し準々決勝進出~
~新エース中込陽翔甲商打線を完封、打線中盤に集中打~

“センバツ甲子園”につながる平成30年度秋季関東高校野球山梨県大会は3回戦に突入、山梨学院高は17日に公立の雄甲府商と対戦した。山学のマウンドには初戦同様新エース中込陽翔は上がった。中込は直球主体の力で押す投球、対する甲府商の飯高投手は変化球でかわすタイプ、両右腕投手が投げ合った。1塁側山梨学院のスタンドには「一機一瞬入魂」の横断幕、3塁側甲府商のスタンドには「燃やせ紫紺魂」の横断幕。より強い心を持った方が勝つ“魂対決”となった。山学打線は初回にスクイズで先制、5回に集中打で4点、7回に2点を奪う魂の攻撃、中込が魂の全力投球で甲府商打線を無失点に抑え7-0(7回コールド)で勝利、ベスト8に進出した。

秋季関東高校野球県大会≪山梨学院高vs甲府商高≫(9/17)甲府・山日球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山学高 1 0 0 0 4 0 2     7
甲商高 0 0 0 0 0 0 0     0

山学バッテリー中込―栗田、安打数山学9・甲商2、失策山学1・甲商1、

この試合の山学高は、初戦は4番に入った甲子園経験者の菅野秀斗(2年)が右腕を脱臼し欠場、主軸を欠いた形で臨んだ。山学高の右腕中込陽翔(なかごみはると 2年、鰍沢中)は、中学時代は北杜ボーイズに所属、鰍沢の自宅から1時間かけて北杜市に通った。自分を高めて甲子園に行きたいと山学高に入学、今は県外からやってきた仲間たちと寮生活を送る野球大好き高校球児。175㎝、80㎏、この日は最速137㎏のストレートとスライダーで勝負した。中込陽翔投手は「去年の先輩のような持ち味がないので、バンド処理など細かいプレーもきちんとこなす練習してきたので、それが出来てよかったです(3回裏に相手の送りバントを素早いダッシュで併殺)、ピンチの場面でも最少失点で切り抜けて、味方の攻撃につなげる投球を心がけて行きたい」と語った。5回裏に三遊間の深い当たりを3回連続好捕、いずれも1塁に刺した強肩ショート小吹悠人(こぶきゆうと 1年)は、いわき市の出身、捕手の栗田勇雅(くりたゆうが 1年)と2人で甲子園を掴むために福島からやってきた。180cmで82㎏の巨漢。小吹悠人選手は「栗田が1年でレギュラーになって甲子園にでたので、自分も負けられないと思っています。今はショートとピッチャーの両方を目指しています」と二刀流を宣言。相澤利俊主将(あいざわかずとし 2年 玉幡中)は「今日の試合は練習してきたことが出せなかったことも多かったです。上に行けば行くほどうまくいかない時も多くなると思うが、そういう時も勝てるチーム作りをして行きたい」と語った。吉田洸二監督は「良かったことは、ピッチャーがちゃんと投げて、相手に点数を与えなかったこと。牽制を暴投したが、ライト・セカンド・サードが一番練習してきた連係プレーをしっかり行ったこと、デイフェンス面はいい面が見えたと思います。攻撃は4番の主軸が欠場した時にどう打てるかが課題で臨みました。1週間後の試合には出られると思うが、どうなるか」と語った。

ベスト8進出を決めた山学高は、18日に対戦する駿台甲府高と市川高の勝者と、23日(日)山日球場第1試合(9時開始予定)で、準々決勝戦を戦う。

なお、この夏の甲子園出場メンバーの内、垣越建伸投手と星野健太選手の2人は、9月10日にプロ志望届を提出した。10月25日のプロ野球ドラフト会議を待つ。

文(M.Ⅰ)カメラ(藤原 稔) 2018.9.17

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