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●秋季関東高校野球山梨県大会 準々決勝
~山梨学院は駿台甲府との接戦を制し2対1で勝利~
~4番・野村健太の2打席連続HRで試合を決める~

第71回秋季関東高校野球山梨県大会は9月23日、山日YBS球場で準々決勝2試合が行われた。山梨学院高はこの日の第1試合で駿台甲府高と対戦。試合は両校無得点で迎えた5回裏、今夏の甲子園でも本塁打を放った4番・野村健太が左スタンド上段へのソロ本塁打で山学が先制。ここまで相手投手に無安打と封じ込まれてきた打撃陣の4番の一振りで山学が1点をリード。しかし、続く6回の表、先発・中込陽翔が2死から内野安打と四球で一二塁とされ、駿台4番に中前適時打を放たれ、試合は振り出しに。1対1の同点で迎えた7回裏、山学は1死から4番・野村が2打席連続となるソロ本塁打を放ち、山学が勝ち越しに成功。結局この本塁打が決勝点となり、山学は4番の2打席連続HRで試合を決め、2対1と接戦を制し準決勝進出を決めた。関東大会出場権がかかる準決勝は9月29日の午前11時30分から山日YBS球場で行われ、山学は甲府工業高と対戦する。

秋季関東高校野球山梨県大会は、来春のセンバツ甲子園に向けた第一関門。今年の関東大会は、山梨県で開催されるため、出場枠が2枠から3枠に増えており、秋季県大会上位3校が出場できる。この関東大会の結果により、来春のセンバツ出場校として選考されるため、センバツ出場に向けて関東大会出場は必須条件。山梨学院は、初戦・2回戦を農林高と対戦し、24対0(5回コールド)で勝利、3回戦では、甲府商業高を7対0(7回コールド)で退け、準々決勝に進出。準々決勝は、駿台甲府高と対戦した。



準々決勝の山学マウンドは、前の3回戦で甲府商打線を7回コールド完封した中込陽翔(2年)。先発・中込は5回まで相手打線を封じ無失点と好投。中込の好投を打線で援護したい山学打撃陣だったが、無安打と苦しみ、なんとか四球で得点圏内に走者を進めるも後続が続かず、無得点。試合が動いたのは5回裏、今夏の甲子園でも本塁打を放った4番・野村健太(2年)が2死から左スタンド上段へソロ本塁打を放ち山学が先制。ここまで相手投手に無安打と封じ込まれてきた打撃陣の4番の一振りで山学が1点をリード。しかし、続く6回の表、先発・中込が2死から内野安打と四球で一二塁とされ、駿台4番に中前適時打を打たれ、試合は振り出しに。1対1の同点で迎えた7回裏、山学は1死から初球を4番・野村が捉え、左中間スタンド上段へ2打席連続となるソロ本塁打を放ち、山学が勝ち越しに成功。その後は、駿台の攻撃を継投策で乗り切り、試合終了。山学は4番の2打席連続HRで試合を決め、2対1と接戦を制し、関東大会出場権がかかる準決勝進出を決めた。

試合後、吉田洸二監督は「相手投手が粘り強く投げ、前半にチャンスで1本が出なかった。苦しくきつい試合展開で、予想していた最悪の展開になってしまい、一番怖いパターンの勝ち方になってしまった。投手陣も苦肉の継投になってしまった。選手を含め、チームには良い薬になったので、しっかりと反省をして打撃強化を図り、準決勝を迎えたい」と語り、相澤利俊主将は「打線がなかなか打てなかったが、守備などいつもやってきたことはできた所もあったので、マイナスばかりではなく、悪い所と良い所が出た試合になってしまった。きょうの試合は野村に助けられたが、次に向け、野村だけでなく、チーム全体で課題の打撃を強化して、投手陣を援護できるようにしたい」と話した。この日の試合で2打席連続の本塁打でチームを勝利に導いた野村健太選手は「あと1本が出ない場面が多くて、4番の仕事として自分が打たなければいけないという思いがあったので、いつも通りのスイングを心がけました。前の試合では力んでしまったので、コーチのアドバイスをもとに、きょうは楽に構えて打席に立ちました。この大会調子が上がらず、なかなか良い当たりができていなかったので、久々に4番の仕事ができたかなと思います。チームとして初球のファーストストライクを積極的に振ることを日頃からやっているので、思いっきり振りました」と打席を振り返り、今後について「これまで先輩たちに沢山経験させてもらっているので、それをいかしてこの代は自分たち(2年生)が引っ張って強いチームを作っていきたいです」と意気込みを語った。

現在、世界柔道選手権がアゼルバイジャンのバグーで行なわれている。山梨学院大の柔道場(樹徳館2階)には山学大柔道部の名誉師範を務めた故三船久蔵十段が揮毫した「一機一瞬起行」の扁額が掲げられている。山学高野球部はこの書に倣い、「一機一瞬入魂」をスローガンに掲げ、試合会場などでは、このスローガンが書かれた横断幕を掲出し、選手を鼓舞している。準決勝は、3年連続9回目の関東大会出場が決まる大事な一戦。山学の次戦・準決勝は9月29日に山日YBS球場で行われ、第2試合(11時30分試合開始予定)で甲府工業高と対戦する。山学ナインは熱い気持ちをその一瞬に込め、重要な一戦に挑む。

文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2018.9.23

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