山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●第97回全国高校サッカー選手権山梨大会 3回戦
~山梨学院は初戦を笛吹と対戦し7対0と圧倒~
~MF平松2発躍動、山学クリーンシートで快勝~

第97回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会は10月20日、各高校のグラウンドを会場に3回戦が行われた。第1シードの山梨学院高は3回戦からの登場でホーム・山梨学院和戸サッカー場で笛吹高と対戦した。試合は前半6分にVF甲府加入内定のFW宮崎純真のゴールで山学が先制。序盤から山学が試合の主導権を握ったものの、追加点を奪えず我慢の時間が続く。前半30分過ぎからは山学がさらに攻勢を強め、38分、MF平松柚佑のゴールで待望の追加点が入る。前半アディショナルタイムには、FW安田正太郎のヘッドで3点目。さらに前半終了間際に得たPKをMF加野瑛斗がゴール右隅に決め、4対0と前半を折り返す。山学は、後半に入っても攻撃の手を緩めず、開始2分にはMF平松が5点目を追加。25分には、グラウンダーのクロスをMF米野智大が合わせ6点目。27分、MF野村のミドルシュートで得点を追加した。山学は、笛吹に7対0と無失点勝利を収め、準々決勝進出を決めた。

山梨学院高校サッカー部は、今夏に三重県で開催されたインターハイの男子サッカー競技に山梨県代表として出場。初戦を沖縄県代表・前原高校に5対0で勝利すると、2回戦を優勝候補一角の千葉県代表・市立船橋高校に1対0と競り勝った。その後も接戦を粘り強く戦い、初の決勝を神奈川県代表・桐光学園高と対戦。決勝では、エース宮崎純真を中心に猛暑の中、全部員が最後まで諦めずに死闘を繰り広げ、逆転勝利し、インターハイ初優勝を果たした。また、インターハイ優秀選手に選ばれた宮崎は、9月に地元・ヴァンフォーレ甲府への加入内定が発表され、高校最後の選手権での活躍にも注目が集まっている。山学イレブンは、3年連続7度目の選手権出場、夏冬制覇を目指し初戦・3回戦を笛吹高と対戦した。

第97回全国高校サッカー選手権山梨県大会
≪山梨学院高VS笛吹高≫(10/20)山梨学院和戸サッカー場
○ 山梨学院高 7 前半 4-0
後半 3-0
0 笛吹高 ●
山学得点者:宮崎純真、平松柚佑2、安田正太郎、加野瑛斗、米野智大、野村海

試合は前半6分にMF野村海(3年)のシュートをGKが弾き、このボールをゴール前に走りこんだFW宮崎純真(3年)が決め、山学が先制。序盤から山学が試合の主導権を握ったもののFW宮崎が徹底的にマークされ、追加点を奪えず我慢の時間が続く。前半30分を過ぎると、笛吹の運動量が徐々に落ち、スペースも生まれ始め、山学が攻勢を強める。38分、右からのクロスにファーサイドにいたMF平松柚佑(2年)のボレーで待望の追加点が生まれる。前半アディショナルタイムには、DF中根悠衣(1年)からのクロスを186cmの長身FW安田正太郎(3年)が頭で合わせ3点目。さらに前半終了間際に得たPKをMF加野瑛斗(3年)がゴール右隅に決め、4対0で前半を折り返した。後半に入っても攻撃の手を緩めず、後半開始2分にはGKが弾いたボールをフリーで反応したMF平松が押し込み5点目を追加。25分には、途中出場のFW和田悠世(3年)からのグラウンダーのクロスを同じく途中出場のMF米野智大(2年)が合わせ6点目。27分にはMF野村がペナルティアーク付近からミドルシュートを放ち、得点を追加した。山学は、我慢の時間があったものの相手の攻撃を0点に抑え、笛吹に7対0と快勝し、大量得点・クリーンシートでこの大会3連覇に向け、順調な滑り出しを果たした。

試合後、選手を前に安部一雄監督は「途中抜けた時間があった。抜けた時間に攻め込まれている。最後まで集中してやるべきことをしっかりやろう。決めるところはしっかりと決め、精度を上げていかなければいけない」と語りかけた。また、取材に対し「最初は固かったが、やろうとしたことはできていたので良かったと思う。ただ、ボールを下げてしまい、相手のプレスから危ない場面が何度かあり、(上位に行くに連れ)失点につながってしまうので、無くしていかなければいけない。宮崎以外の選手も得点できたことが、きょうは収穫だった。戦う気持ちは全国も県大会も変わらないが、県大会は我々がボールを保持する時間は増えるので、さらに精度を上げていかないといけない。(次戦に向け)ボールの運び方のイメージはついてきているので、プレーの質を積み上げていきたい」と述べた。西澤俊主将は「(試合前に選手同士で)選手権に出るために山梨学院に来たので、目標を再確認して頑張ろうと話をしました。県大会は相手が引いてしまい、我慢の時間が増えてくるが、そこは焦れずにみんながプレーしました。宮崎がプロ入りを決め、そこにマークが集中するので、その分、他の選手が決めないといけないので、宮崎以外の選手が得点にできたのは良かったです。選手権は何が起こるか分からないので、次の相手も手強いと思うので、1週間しっかり準備して頑張ります」と語った。この日2得点と躍動し、ピッチを縦横無尽に駆け回った平松柚佑選手は「最初は相手が勢いをもってやってきて、そこを全員で耐えられて、(宮崎)純真君のゴールで流れを作れて、自分も決められたので良かったです。自分がスペースを作ることで、純真君やFW陣がプレーできるスペースが増えるので、スペースを空けるために走ることを意識しました。2連覇はもちろんですが、来週の相手もきょうみたいに勢いを持ってやってくると思うので、受身になるのではなく、チャレンジャー精神を持って戦いたいです」と決意を新たにした。

山学は次戦・準々決勝を10月27日に韮崎中央公園陸上競技場で駿台甲府高と11時00分キックオフで対戦する。山学が3年連続の選手権出場、夏冬全国制覇に向け走り出した。

文(Y.Y)、カメラ(小池裕太)2018.10.20

| アルバム1 | アルバム2 |