山梨学院パブリシティセンター

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●山学小、社会領域・キャリア教育実践授業
~ANAキャリア教育プログラムで仕事体験~
~自分の夢を持ち、未来について考える~

山梨学院小学校ではキャリア教育の一環として11月30日、ANAホールディングスが展開する次世代育成キャリア教育プログラム「ミライつく~る」の出張授業が行われた。山梨学院小学校6年生の社会領域の特別授業として行われ、プログラムは航空業界の専門性をいかした仕事体験や実際の航空現場で使用しているさまざまな道具を使用したワークを通して、子どもたちが仲間と協力・相談し課題解決していくアクティブラーニング方式を用い、「未来を切り拓く力」を育成していくことを目的にしている。当日は、ANAグループで実際に現場で働くスタッフ9人が講師になり、フライトプランを考えるパイロット講座、機内サービスやライフベストの着用方法などを体験するキャビンアテンダント講座、整備士、グランドスタッフ、グランドハンドリングスタッフの5つの講座に6年生65人が分かれ仕事内容を理解し、実際に各業務の一部を体験、これからの自分の夢や未来について考えた。

2004年に開校した山梨学院小学校は、2006年に文部科学省研究開発校に指定され、キャリア教育として最初にアントレプレナーシップを取り上げ、起業家の立場で社会の仕組みや仕事の魅力を体験した『マーケットゲーム』や子どもたちがケーキ屋さんになってお客が喜ぶ『ケーキ』を開発するなどを行った。それ以来、金融教育やほかのキャリア体験を積極的に社会領域の授業に取り入れてきた。

今回、山梨学院小学校が社会領域の特別授業として取り組むのは、「東京2020公認プログラム(教育)」の認証を受けた小学校5・6年生を対象にした教育プログラム。航空会社ANAホールディングスの航空業務の現場で活躍するスタッフが講師となり、子どもたちの夢にあふれる未来を応援するキャリア教育プログラムで新しい学習指導要領に対応した授業のカリキュラムの一つとして行われる。2017年10月より2020年まで1年半を掛け、47都道府県各1校で実施され山梨学院小学校は36校目となる。プログラムは、講師が実際に使用しているさまざまな道具を教材として使用したワークを通して、仲間と協力・相談し課題解決するアクティブラーニング形式で進められていく。

今回の出張授業は、子どもたちに「夢を持つこと」「夢に向かって、努力することの大切さ」などを伝え、ワーク体験を通して子どもたちの“未来を切り拓く力”を育むことを応援することを目的にしている。講座では最初に、安心で快適な空の旅を支える航空会社ANAグループの仕事が紹介され、続いて6年生65人の子どもたちは、9人の現役スタッフが講師として担当するパイロット、キャビンアテンダント、整備士、グランドスタッフ、グランドハンドリングスタッフの5つの職種に分かれ、飛行機を飛ばすためのそれぞれの仕事内容を皆で考え、実際に行われている仕事の一部を体験した。◇パイロット講座では、フライトプランを考え、模型飛行機と滑走路シートを使い航空管制官との交信を体験。◇キャビンアテンダント講座では、赤ちゃんを連れたお客様にどのようなサービスができるかなど機内サービスのこと考え、安全を守るライフベストの着用説明体験をした。◇整備士では、部品に傷がないかを点検することや整備の大切さを学び、実際に工具の使い方を体験した。◇グランドスタッフでは、手荷物のご案内やチェックインカウンターでの英語や中国語、手話での案内を体験。◇グランドハンドリングスタッフの講座では、飛行機が飛び立つまでに必要な仕事や映像を見ながら実際に飛行機の誘導をするなど普段では体験できない貴重な仕事を学んだ。

講座を体験した三森大地君は「グランドハンドリングスタッフを選びました。まだ知らない仕事だったのでやってみたいと思いました。安全とチームスピリット、お客様視点ということを大切にしていて仕事をしていることが分かり、すごいと思いました。今日やってみて面白かったので興味が湧きました」と話し、キャビンアテンダント講座を受けた榎本瑞季さんは「この前飛行機に乗った時に印象に残っていたのが英語のアナウンスでしたが、今回それだけではなくお客様の心に寄り添うことだと知って、すごく奥が深い仕事だなと思いました。私は英語が好きでこの仕事が自分に合っていると思いました」と将来に夢を膨らませた。社会領域担当の鈴木崇教諭は「これまで子どもたちの将来を形成していく上で必要な、『自分の夢を見る』ですとか、『職業について関心を持つ』とか、そういった教育に非常に力を注いできました。今回のANAの職業体験プログラムに巡り合い、5つの航空業務に関わる仕事に体験できることになりました。責任ある仕事であるとか、人の気持ちに寄り添うなど職業体験を通して人間力をつけてもらいたい」と話した。

キャリア教育プログラムを推進するANAホールディングス二階堂由夏CRS推進部マネージャーは「今日一日の中で航空会社の仕事の一部を体験することで将来に向けて自分は何を目指して行きたいのかということを、自分は何を勉強して頑張っていくのかを学ぶ一日、知る一日になればと思っています」と話した。

文(K.F) カメラ(藤原稔) 2018.12.1

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