●山梨学院幼稚園「たのしい音楽会」
~園児たちが合奏や合唱で日頃の成果を披露~
~青組全員で力を合わせ、オペレッタを上演~
山梨学院幼稚園は平成30年度「たのしい音楽会」を12月7日、山梨学院メモリアルホールで開催した。この会は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで達成感や充実感を味わうこと目的に、毎年この時期に行っている。ホール入口などでは園児たちが手作りしたツリーやランプシェードなどの造形作品が来場者を出迎えた。ステージ発表はもも組のミニステージで幕を開け、赤組・黄組がそれぞれ合奏と合唱を披露。最後の音楽会となる青組は、宮沢賢治の童話が原作の「雪渡り」のオペレッタ(音楽劇)を上演。青組の園児たちは、山梨学院幼稚園の特色ある教育のひとつである“音感教室”で学んだ成果を活かしながら、兄妹と狐たちの交流の様子を体全体を使い表情豊かに表現した。観覧した保護者からは園児たちに惜しみない拍手が送られ、会の最後にはサンタクロースが登場し、この日を心待ちにしていた園児たちに、クリスマスプレゼントが届けられた。
「たのしい音楽会」は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで、達成感や充実感を味わうこと目的に開催される山梨学院幼稚園の伝統行事のひとつ。園児たちが1年をかけて学んできた学習の成果を発表する場にもなっている。会場となったメモリアルホールの入口ロビーなどには、園児たちが自由な発想で手作りしたクリスマスツリーや木工作品、「雪渡り」の世界を表現した絵画やランプシェードなど個性豊かな作品が展示され、来場した保護者らを出迎えた。ステージ発表は、2歳児クラス(もも組)のミニステージ「あわてんぼうのサンタクロース」で幕を開け、年少の赤組のカスタネットの合奏「白くまのジェンカ」と合唱「ヤッター!サンタがやってくる」と続いた。年中の黄組は鍵盤ハーモニカの合奏で「みつばちマーチとメリーさんのひつじ」を演奏。また、NHK2020応援ソングの「パプリカ」の合唱を披露した。園児たちは、指揮をする保育者を真剣な眼差しで見つめ、元気よく演奏し、大きく口をあけ、リズムに合わせてホールいっぱいに歌声を響かせていた。そして、幼稚園生活最後の音楽会となる年長の青組は園児全員でオペレッタ「雪わたり」(宮沢賢治原作 作詞:河内紀 作曲:青島広志)を上演。山梨学院幼稚園では、特色ある教育活動のひとつとして年間を通じ週1回“音感教室”を年長の園児を対象に実施している。教室では、山梨学院短大前保育科長の白川和治先生指導のもと、音楽の楽しさや歌詞に出てくる言葉の意味、日本語の美しさなどを学んでいる。園児たちはこの日の発表を心待ちに一生懸命練習を重ね、並行して劇中に出てくるスライドの作画や効果音の工夫なども行った。発表会当日は青組77人全員が参加し、兄妹の愛らしい様子や兄妹と狐たちの嬉々とした交流の様子などを表情豊かに表現し、幼稚園生活最後のステージを完成させた。観覧した保護者からは、目を輝かせながら溌剌とした表情で熱演した園児たちに、惜しみない拍手が送られた。音楽会の終盤には、園児たちが心待ちにしていたサンタクロースが登場。サンタの登場に客席からは大歓声があがり、ステージいっぱいのプレゼントが披露されると園児たちは身を乗り出して満面の笑みで大喜び。プレゼントが入った紙袋を各クラス担任から手渡されると大事そうに抱え、ちょっと早いクリスマスをお友達と一緒に楽しんでいた。
文・カメラ(Y.Y)2018.12.7