山梨学院パブリシティセンター

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●スポーツマネジメント地域連携活動報告会
~11年間の地域連携・実践教育を振り返る~
~今後のスポーツビジネス・地域連携を展望~

山梨学院大学は「平成30年度スポーツマネジメント教育を通じた地域連携活動報告会」を1月17日、山梨学院大学シーズシアターで開催した。山学大では、平成20年度より経営情報学部でスポーツマネジメントプログラムをスタートさせ、平成24年度からは学部横断型副専攻としてスポーツアドミニストレーションプログラムを始動。これまで、学生の企画運営力、実戦力の育成とキャリア教育を目的に、学外のスポーツ関連団体や行政機関と連携し、インターンシップや協働事業、イベント運営を積極的に行ってきた。来年度から経営情報学部は現代ビジネス学部と統合し、新たに「経営学部」となり、「スポーツビジネスプログラム」の展開が予定され、今回は、11年間の集大成として県や市のスポーツ行政担当者、スポーツ団体関係者などを招き、活動報告会が行われた。会では、これまでの実践教育や成果を振り返り、スポーツビジネスの今後の展開や可能性について議論を深めた。

山梨学院大学でこれまでスポーツマネジメントプログラムを実施してきた経営情報学部が、来年度から現代ビジネス学部と統合し、経営学部となり、新たにスポーツビジネスプログラムを展開。スポーツマネジメントプログラムやスポーツアドミニストレーションプログラムでは、地域の行政機関やスポーツ団体などとの連携や実践教育、現場実習(インターンシップ)などを通じ、様々な教育成果を上げてきた。今回、これらのプログラムが一つの区切りとなることから、集大成として「スポーツマネジメント教育を通じた地域連携活動報告会」が開催された。

報告会の冒頭では、現代ビジネス学部の長倉富貴教授が実践型教育の10年間の取り組みとしてインターンシップやスポーツイベントの企画、外部団体との連携事業の成果などを報告。また、今年度(平成30年度)の活動実績として経営情報学部の大﨑恵介特任講師が、スポーツ講演会やスポーツボランティア交流会の活動を紹介。さらに、第27回スポーツ産業学会の企画コンペで、長倉教授と大﨑講師が提案した「障害者スポーツボランティアが生み出すスポーツの新たな価値」が学会会長賞(優秀賞)を受賞したことが報告された。

続いて学生による実践報告が行われ、インターンシップやヴァンフォーレ、市川三郷町との連携事業、甲府市の開府500年事業「小江戸甲府夏祭り2018」でのイベント企画、フライングディスクディスタンス記録会などについて報告が行われた。報告会には、連携団体(実習受入団体)の担当者も出席し、担当者から連携の成果など講評が行われた。

結びとしてスポーツビジネスの可能性や大学への期待として樋口雄一甲府市長が「スポーツは健康長寿社会につながる個人の心身の健康のほか、地域経済活性化、国際理解、国際協調の促進など幅広く社会に貢献するものとして、ますます注目をされています。来年度から甲府市は中核市となりますので、山梨学院大学経営学部をはじめ、大学が有する学術的知見、学生の若さ溢れるエネルギーに大きな期待をしております。今後もこれまでの取り組みの実績をいかしながら、スポーツをはじめ、相互に緊密に連携し、個性的で魅力的な地域社会づくりを目指していきたいと考えております」と挨拶。ヴァンフォーレ山梨スポーツクラブの海野一幸会長は「スポーツビジネスで成功する人材には人脈と情報収集、世界観と語学力、独自性などが大切だと考えています。若い皆さんには、この山梨学院大学、また、新たにスタートする経営学部で世界に通用する人材、世界で活躍できる人材に成長して欲しいと思います」と学生らに語りかけた。

これまで実施してきたスポーツマネジメントプログラムやスポーツアドミニストレーションプログラムは、来年度から新たに経営学部のスポーツビジネスプログラムに継承、展開されていく。現代ビジネス学部の今井 久学部長は「今年の4月から経営学部がスタートし、今後もさらに地域と連携して活動していくことが重要になってきます。大学全体としても「教育の質的転換」「全学的国際化」を掲げ教育改革を進めています。経営学部でも学びの質を重視し、アクティブラーニングやインターンシップをこれまで以上に取り組んでいきます。また、経営学部ではこれまでの11年間の学びを引き継ぎ、地域の力をお借りし、一緒になって学生を育てていきたいと思っています」と語り、今後のスポーツビジネスプログラムについて言及した。スポーツビジネスやスポーツによる地域活性化には産学官の連携が必須であり、山学大では、これまでの11年間の実績や教育成果をもとに、今後もさらに地域との連携を強めていく。

文・カメラ(Y.Y)2019.1.17

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