山梨学院パブリシティセンター

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●平成30年度山学大・同大学院、短大・同専攻科合同卒業式
~卒業生・修了生1,062人が学び舎を巣立つ~
~「古屋賞」は高野・新添・藤波の3選手が受賞~

平成最後の「山梨学院大学・同大学院並びに山梨学院短期大学・同専攻科合同卒業式・学位授与式・修了証書授与式」が3月15日、古屋記念堂で行われた。今年度の卒業生及び修了生は、総合計1,062人。大学と大学院は古屋光司学長から、短大と短大専攻科は山内淳子学長から、それぞれの総代に卒業証書・学位記・修了証書が授与された。古屋光司大学長は式辞で「自分の個性と能力を信じて、失敗を恐れず、果敢に挑戦してください」と挨拶。それに応えて、現代ビジネス学部現代ビジネス学科・赤川菜摘さんが卒業生・修了生を代表して答辞を述べた。また、式典では「創立者古屋賞」の授与が行われ、在学中に顕著な活躍で大学の名声を高めたとして3人の選手(1人は大会出場のため欠席)が表彰された。学生時代最後となる校歌を全員で斉唱。黒やダークスーツ姿の男子、女子は卒業袴姿などで出席した卒業生は、教職員と保護者の大きな拍手に送られ、酒折のキャンパスから社会に巣立って行った。

3月15日、山梨学院の酒折キャンパスは空気が冷たいものの、春の穏やかな日和に恵まれ、平成30年度「山梨学院大学・大学院・短期大学・同専攻科合同卒業式並びに学位授与式・修了証書授与式」が挙行された。式典は午前10時、古屋記念堂に山梨学院ウインドブラスアンサンブルが演奏するヨハン・シュトラウス作曲「ラデッキー行進曲」の歓送の曲が響きわたる中、開始された。最初に各学部や研究科、総計1,062人(内訳、大学院学位授与者数・社会科学科14人、大学法学部法学科228人・政治行政科175人、現代ビジネス学部195人、経営情報学部135人、健康栄養学部52人、国際リベラルアーツ学部9人、短大食物栄養科80人、保育科155人、専攻科保育専攻修了者19人)の総代に卒業証書・修了証書・学位記が授与され、続いて教員免許状及び資格証明等取得者の人数が紹介された。

古屋光司大学長は式辞で「(前略)グローバル化がますます進み、科学技術の進歩によって、変化が一層激しくなるこれからの世界において、たくましく生きる力を、常に伸ばし続けていくことが大切です。そのためには、『思考力』『実行力』『コミュニケーション能力』といったスキルだけでなく、『自制心』『責任感』『回復力』『共感力』といった社会情緒的スキルを伸ばしていくことが重要です。私は、この中でも『回復力』が重要だと考えています。それは、変化の激しい時代にあっては、間違いや失敗を避けることなく、むしろ失敗を成長につなげることが求められるからです。間違えや失敗という言葉を、『学びの機会』と置き換えるだけで意識と行動に変化が起きます。間違いや失敗は、避けるべき対象ではなく、成長や成功のために、いち早く、より多く経験すべきものなのです。(中略) 失敗を恐れず果敢に挑戦できる人、また失敗を学びと捉えて回復する力のある人は、成功を手に入れる可能性が高くなるのです。自分の個性を見定めるには、自分がパッションを持てるものを見つけるのが早道です。(中略)これからの時代、『オール3を目指す』のではなく、自分の個性が発揮でき、パッションが持てる分野で『出る杭』になることを目指すべきだと私は考えています。(中略)卒業生の皆さん、自分の個性と能力を信じて、これからの人生を大いに楽しんでください。チャンスは、どんな時代にも、どこにでも、誰の手にもあります。手に入れるかどうかは、すべて自分の行動次第です。失敗を恐れず、果敢に挑戦してください。」とエールを送った。

続いて、「創立者古屋賞」の授与が行われた。「創立者古屋賞」は、当該年度の卒業生の内、学術・文化芸術・スポーツ・資格・社会活動、その他の分野において他の学生の範となる顕著な成果を挙げ、山梨学院の名声を高めた学生に授与する制度。今年度の受賞者は、ホッケー部の高野雄介さんと柔道部の新添左季さん、レスリング部藤波勇飛さんが選出された。この日は、藤波さんがワールドカップ出場のため欠席したが、高野さん、新添さんの二人が登壇。それぞれの勇姿が大型スクリーンに流される中、古屋光司大学長から表彰状と記念品が授与された。受賞理由として高野雄介さん(法学部政治行政学科)は、ホッケー男子日本代表として2018年夏のアジア競技大会で初の金メダル獲得に貢献。2018年、男子全日本学生ホッケー選手権に4年連続6回目の優勝に大きな力となった。新添左季さん(法学部法学科)は、柔道グランドスラム東京大会や世界選手権男女混合団体戦優勝、2018年アジア競技大会での個人優勝、学生大会優勝など国内外の大会で輝かしい成績を残した。藤波勇飛さん(法学部法学科)は、世界選手権3位、アジア競技大会3位、全日本選手権、全日本大学選手権を優勝するなど、その努力と栄誉が称えられた。1,062人の卒業生・修了生を代表し挨拶に立った現代ビジネス学部現代ビジネス学科・赤川菜摘さんは「私たちはそれぞれの過程を終了し、本日卒業を迎えます。これからは本学で培った多くの学びや経験を糧に探究心を忘れず、自らの可能性を信じて自己実現に努めてまいります」と答辞を述べた。式の終わりには、在学中最後となる校歌を全員で斉唱し閉式となった。

卒業証書や修了書を受け取った卒業生は、暖かな日差しが降り注ぐキャンパスのいたるところで今まで共に過ごしてきた恩師や大切な仲間、チームメイト、後輩などと記念写真を撮り合い、言葉を交わしながらいつまでも別れを惜しんでいた。華やかな卒業袴姿の田口詩緒さんと山本美貴さん(左から)。田口さんは「4年間いろいろありました。勉強以外にも人間関係などたくさん学びました。自分がやりたいことを仕事にできたので頑張ります」。山本さんは「無事に卒業できて良かったです。これからも挫折せずに頑張ります」と新たな一歩を踏み出す。群馬県出身の大塚将平さん大塚将平さんは「授業も部活も充実していた4年間でした。地元の信用金庫に勤めます」と晴れ晴れした表情で話した。卒業生1,062人は、それぞれ胸に刻んだ思い出深い学び舎から新天地に向け巣立っていった。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2019.3.15


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