山梨学院パブリシティセンター

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●2019年度関東女子大学春季Bブロック対抗戦
~山学大ゴルフ部女子追撃 !  Bブロック3位~
~山崎(1年)の牽引も早稲田と法政に及ばす~

山梨学院大学ゴルフ部女子は5月7日・8日の両日、セブンハンドレッドクラブで関東女子大学春季Bブロック対抗戦を6大学で行い3位となった。1校4人が出場して、1日18ホール(Par72)、2日間計36ホール・ストロークプレーを行い、その上位3人のトータルスコアで争った。山学は、山崎花音74・74、荻野晴海76・※81、原芽ぐみ78・77、千葉雪乃※79・74と4名がプレイし、第1日目4位(228)、第2日目2位(225)とし、グランドトータルで、優勝 早稲田大学(442)、準優勝 法政大学(447)に次ぐ3位(453)となった。河合譲監督は「秋は、埼玉県のこだまゴルフクラブ。3年生はコースを熟知しており戦いやすい。他方、1・2年生がこのメンバーを超えてくれればチーム力は、さらにアップする。ゴルフ部一丸となりA昇格へ勝負をかける大会にしたい」と抱負を述べた。

⬛︎最終日前日⬛︎
▶︎優勝争いは秋季優勝した専修大学(1日目216 2日目219 合計435)と入れ替えでAからBに降格し、今季返り咲きを狙う法政大学(※あくまで参考。1日目231 2日目229 合計460)。準優勝の早稲田大学(1日目222、2日目221 合計443)、3位の山梨学院大学(1日目234 2日目223 合計457)、4位駒澤大学(1日目233、2日目231 合計464)までの争いとなると予想されている。
▶︎河合譲監督は「2015年に強化育成グラブとなりなり、心身の自己管理を徹底しチーム一丸となってA昇格を目指し、2年前からBの3位で停滞している」と振り返る。今春の大会に向けて「昨秋3位の時の選手3人が残り、スーパー1年生の加入で、うまくゆけば優勝もありうる」と大会に臨んだ。
▶︎第1日を終わって山梨学院の上位3人の合計の暫定順位は「1位 法政大学は222 、2位 早稲田大学と駒澤大学で223 、4位が山梨学院大学で228 という順位」。その内容は「1年生の山崎花音が74 、3年生の荻野晴美が76、原芽ぐみ78 、千葉雪乃79でホールアウト。「3年生が秋よりスコアが思ったより伸びなかった」と、これに新加入の「山崎が悪くてもパー72のところを74」と伸ばせなかった。河合監督はそれでも「十分、優勝は狙える。うちは総じて2日目の方がスコアが良い」と虎視眈々と優勝を狙う。

⬛︎第2日目(最終日)⬛︎
河合譲監督はスタート前にセブンハンドレットクラブ のパター練習場の脇で選手を集め「1人2打ずつ上げて、昨日の借りは返せと、このレベルになると1人75までが限界」と檄を飛ばした。IN10番ホールには同じ組の学習院大学と慶應義塾大学の関係者が詰めかけている。その中に一際目立つのが、山梨から駆けつけたゴルフ部員。スタートは1日目の4位 山梨学院、5位 慶應義塾、6位 学習院の順。山学は、1組 山崎花音(1年)、2組 荻野晴美(3年)、3組 原芽ぐみ(3年)、4組 千葉雪乃(3年)がそれぞれ1番でスタートする。

山崎花音(1年)
▶︎山崎は、IN10番(Par4)ホール393ヤーデージー、右ドッグレッグのミドルホール。午前7時30分INを1番スタート。仲間の声援に押され設定のティーへ向かった。「右の林の脇のバンカー越え」を狙いドライバーでティーショット。「狙いよりやや右のフェアウェイの真ん中」。山崎は5番アイアンを持ちフルショットし、2オン。しかし3パットし痛恨のボギースタートとなった。
▶︎続く11番(Par4)ホール378ヤーデージー、ティーグランドからグリーまでストレートに伸びるミドルホール。前のホールのボギーを「バーディーで取り返そう」とドライバーで果敢に攻める。「第2打5番アイアンがグリーンを外れ右に行き」、このホール痛恨のダブルボギーとした。
▶︎山崎は、12番(Par4)ホール340ヤーデージーでグリーン左半分は傾斜がきつく複雑なミドルホール。1打目ドライバー、2打目得意のピッチングウェッジで2オンさせワンパットでバーディーとした。これで調子をやや戻し13番から18番を6連続パーと凌いで、INを38で上がりOUTでの猛追に期待をつないだ。
▷山崎は、OUTスタート1番(Par4)をパー、2番(Par4)をボギー、3番(Par5)と4番(Par3)を連続パーと「今一つ納得がいかない」プレーが続く。
▷迎えた5番(Par4)ホール319ヤーデージー、フラットでストレートなミドル。山崎は難なくバーディーとし波に乗るかに見えたが、6番(Par4)ボギー、7番(Par5)パーと出入りが激しいプレーが続く。
▷山崎はここで粘りを見せ、花道のない名物ショートホール8番(Par3)をバーディーとして、最終ホール9番(Par4)をパーとまとめ、苦しみながらも底力を見せOUTを36で上がった。山崎はTOTALを前日の74と同じ成績でホールアウトした。
⬛︎【1日目】OUT36,IN38,TOTAL74【2日目】OUT36,IN38,TOTAL74【総計148】
◇プロを目指していた山崎はトータル74のスコアに「昨日と同じ74」と肩を落とした。「このコースなら悪くても72、上手に攻めればアンダーパーで回れる自信はあった」と浮かない表情。「得意のショートアイアン3本が全然しっくりこない」とため息、「納得のいくショットで74なら納得できるが」と首を傾け悔しさを滲ませる。「これから個人戦や、秋季大会もあるので練習をして、納得のいくゴルフを目指したい」と静かに闘志を燃やし活躍を誓った。

千葉雪乃(3年)
▶︎千葉は、IN10番(Par4)ホールを4組の1番スタート。「気合を入れて」ドライバーでティーショットするとバンカー越えを成功させ理想のナイスショット。「セカンドショットを9番アイアンで、アプローチを寄せきれずに2パット」しパーを逃す。続く11番(Par4)も「アプローチをミスし2パットし連続ボギー」とした。
▶︎12番(Par4)千葉は、左半分は傾斜がきつく複雑なミドルホールをパーとし、16番まで5連続してのパープレイを披露した。
▶︎難ホール17番(Par3)を、8番アイアンで軽めに打ち1オン、しかし3パットしてボギーとし「勿体無いと悔やんだ」。
▶︎千葉は18番(Par4)ホール486ヤーデージー、グリーンまで打ち上げていく右ドッグレッグのロングホールを、「昨日もバーディーで気合が入った」とドライバー、3番ウッド、52°でアプローチ、長めのパターを残したが、これをカップインさせて「OUTに勢いがつくバーディー」と喜び、INを38で上がった。
▷気分良く臨んだOUT1番(Par4)をパー、さらにリズムに乗ろうとした2番(Par4)ホール、「ドライバーは良かったがセカンドを外し」ボギーとした。
▷千葉は、3番(Par5)ホール475ヤーデージー、左ドッグレッグでバンカーが両サイドに、グリーン手前にも両サイドにバンカーがあるロングホールを、ドライバー、7番ウッド、58°で寄せバーディーとした。千葉は、4番(Par3)をボギーとするが、5番(Par4)と6番(Par4)をパーと凌いだ。
▷千葉は7番(Par5)ホール508ヤーデージー、ティーショットは池に向かって打ち下ろし、グリーンの前には細長い池があるロングホールを、この日3つ目のバーディーとした。
▷千葉は、残り8番(Par3)と9番(Par4)をパーにまとめ、OUTを36で上がった。千葉はTOTALを前日の79から5打上回る成績で、山崎と同スコアの74でホールアウトした。
⬛︎【1日目】OUT42,IN37,TOTAL※79【2日目】OUT36,IN38,TOTAL74【総計153】
◇「昨日はアプローチとパターが全然うまくいかなかった」と頷く。今日は「ボギーを出しても、バーディーで取り返せたので良かつた」と満面笑顔で答えた。次の大会に向けて「ショットの方向性とアプローチで寄せ、パターで入れられるように安定したゴルフを目指し練習を積み修正したい」とにこやかに述べた。

原芽ぐみ(3年)
▶︎原は、IN10番(Par4)ホールを3組の1番スタート。ドライバーでティーショットすると「フェアウェイ左サイドの左足下がりの難しい所へ」、「6番アイアンで寄せたが、56°でアプローチをミス」してボギー、続く11番も「56°でアプローチをミス」して連続ボギーとした。
▶︎原は12番(Par4)、13番(Par3)をパーとして、14番(Par5)ホール506ヤーデージー、左ドッグレッグで残り100YDに池があり2段グリーンのロングホール。ドライバー、9番アイアン、9番アイアンときざみ1ピンにつける3オンも痛恨の3パットでボギー、15番(Par4)は2オンで1ピンにつけるも3パットで連続ボギーとした。
▶︎16番(Par4)をパーとして、17番(Par3)ホール136ヤーデージー、池を見下ろすショートホール。グリーン奥にはバンカー、手前には池がある難コース。8番アイアンで1オン、下の難しいラインのパットをねじ込みバーディーとした。18番(Par5)は「3打目が林の中からのショットになったが、なんとかグリーンに乗せて2パット」でパーとし、INを39で上がった。
▷原は、OUTスタート1番(Par4)ボギー、2番から4番(Par3)を3連続パーとした。
▷5番(Par4)、ドライバーのティーショットを左の林の中へ、9番アイアンでショットして出し、56°でアプローチしワンパット圏内に寄せたがパターが入らずボギー。
▷6番(Par4)・7番(Par5)を連続パーとし、続く8番(Par3)ホールを6番アイアンでグリーン横に運び、56°でアプローチして7mのパターを残したが、パターで打った球がカップの中に吸い込まれパーでピンチを脱した。
▷9番ホール(Par4)ドライバーが右ラフへ、24°でショット、56°でアプローチして2mにつけパーとし、OUTを38で上がった。原はTOTALを前日の78から1打上回る成績77でホールアウトした。
⬛︎【1日目】OUT41,IN37,TOTAL78【2日目】OUT38,IN39,TOTAL77【総計153】
◇「昨日はセカンドショットが乗らなかったので集中力が切れた」と、今日は「ショットとアプローチが良くなかったが、長短のパターが決まったので救われた」と淡々と振り返った。次の大会に向けて「ショットが調子悪くなるのはある程度仕方がないが、アプローチをパーを取れる位置に寄せられるように練習したい」と何回も頷いて微笑んだ。

荻野晴美(3年)
▶︎荻野は、IN10番(Par4)ホールを2組で1番スタート。「右の林の脇のバンカー越え」を狙いドライバーでティーショット、これがドローをかけたが真っ直ぐ行き右の林の中へ。荻野は6番アイアンで出したが3打目48°が寄らず4打目58°で4オン、2パットしダブルボギーのスタートとなった。
▶︎荻野は、11番(Par4)ボギー、12番(Par4)パー、13番(Par3)ボギー、14番(Par5)パー、15番(Par4)ボギー、16番(Par4)パーと繰り返す。
▶︎難所を迎えての17番(Par3)荻野は「このホールは練習で2回池に落としているトラウマ」と苦手のコース。荻野は集中して「8番アイアンでピン横5mにオン」。これを2パットで入れて2連続パーとした。
▶︎荻野は18番(Par5)ホールを、ドライバーで「フェアウェイセンターやや左寄りを狙いティーショットしたが左に行きすぎてバンカーにつかまる」。「どうにかピンチを切り抜けようとバンカーから出し、アプローチを1mに寄せてパーをセーブ」し、INを41で上がった。
▷荻野はOUTスタート1番(Par4)と2番(Par4)を連続ボギーとしてが3番(Par5)をパーと巻き返す。
▷荻野は、左側に崖があり、さらにバンカーが深い4番(Par3)ショートホールを意識してか、6番アイアンでティーショットすると右ラフに、58°で打ちピンから2mオーバーさせ、無念の2パットでボギー。
▷荻野は、5番(Par4)をパーとすると、6番(Par4)パー、7番(Par4)パー、8番もパー、9番最終ホールをボギーとしOUTを40で上がった。荻野の崩れかけた中で自分を奮い立たせての、5番から4連続パーセーブは、次戦につながるプレーを印象付けた。
荻野はTOTALを前日の76から5打下回る成績で81でホールアウトした。
⬛︎【1日目】OUT39,IN37,TOTAL76【2日目】OUT40,IN41,TOTAL※81【総計157】
◇「昨日はティーショットが真っ直ぐ行って、5m位のパットなども入り調子が良かった」。それに比べて「今日はティーショットのブレと運を味方につけられなくて悔しい」と言葉を呑み、「パターは調子がいいので、ティーショットとアプローチを練習し、1日目より2日目にスコアが伸ばせる選手になりチームに貢献したいたい」と明るく笑顔で応えた。

河合譲監督は「今日は山崎に千葉が74と頑張り、原が77と粘り、昨日より3打上回りどうにか3位に食い込めた」と頷く。「1つあげるか、2つあげるかだったが」と悪くても準優勝か良くて優勝してA(1部)昇格かと目論んでいたが、結果「力不足」と一言。「昨年秋3位のメンバーが3人残り、昨年の4年生山崎の妹(プロ志願だった)が入学してきたので、普通に戦えばクリアできていた筈」と、今回このような結果に終わったが「このメンバーは必ずAを狙える。秋は埼玉県のこだまゴルフクラブ、3年生3人は何回もプレーしていてコースを熟知しており戦いやすいコース」。他方「1・2年生がこのメンバーを超えてくれればチーム力は、さらにアップするので大いに期待したい」と切磋琢磨を促す。「秋は、さらにゴルフ部一丸となりA昇格へ勝負をかける大会にしたい」と抱負を述べゴルフ場を後にした。

文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2019.5.9