●山学大「日中人文交流大学連盟」へ加盟
~日中大学間の学術交流や人的交流に期待~
~研究員・資料など様々な資源を統合・協力~
山梨学院大学は日本と中国の大学・研究機関が文化や学術の交流・連携を図る「日中人文交流大学連盟」にこのほど新たに加盟した。「第15回日中高等教育交流シンポジウム及び日中人文交流大学連盟第4回会議」が桜美林大学新宿キャンパスで6月30日に行われ、山学大孔子学院学院長の熊達雲教授や国際交流委員会委員長の秋田辰巳教授らが出席。中華人民共和国駐日本国大使館胡志平公使参事官や中国教育国際交流協会の趙霊山副会長、日中両国の加盟大学総長・学長など関係者約100人が見守る中、熊教授が山学大・古屋光司学長の代行として新加盟の調印を行った。今後は、日中の加盟大学間での共同研究や学術交流、人的交流が期待される。
「日中人文交流大学連盟(The Japan-China University Alliance for Cultural Communication:JUCACC)」は、北京外国語大学人文交流センターの提案により、2017年9月29日に発足した非営利目的の交流連携機関及び学術団体。合同創立者は、北京外国語大学、華中師範大学、西安外国語大学、西北大学、広島大学、長崎大学、上智大学7校で、2018年現在、日中両国合わせて27校が加盟している。創立目的は、日中各地域の長所を活用し、日中人文交流研究分野の研究員、資料、研究機関など様々な資源を統合し、民間シンクタンクをサポートすることと、日中両国の大学が多分野の人文交流活動を行い、日中友好関係を促進することとなっている。山学大では、全学的国際化を大学のビジョンの一つに掲げ、海外の大学・機関との教育連携を推進しており、特に中国の教育機関とは1993年に重点大学の一つである南開大学との締結を皮切りに、現在24大学と姉妹校提携・学術交流協定・単位互換協定などを締結している。今年度には、中国語や中国文化などについて学ぶ孔子学院を設立した。山学大の加盟を受け、日中人文交流大学連盟の白剛常務主席は「今後とも貴学が教育交流で日中友好を促進する理念を持ち、日中両国の学術・教育の発展及び人文交流の事業にさらなる貢献することを期待する」とメッセージを寄せた。
記事・写真提供(国際交流委員会)、構成(PBセンター)
2019.7.6