●2019年度 山梨学院学生チャレンジ制度認定書授与式
~難題の壁を乗り越える経験のチャンス~
~共に学び合い、楽しく、学生らしく実施~
山梨学院学生チャレンジ制度委員会(丸山正次委員長)は2019年度 山梨学院学生チャレンジ制度認定書授与式を7月10日、山梨学院シーズシアターで行なった。丸山正次委員長が認定された大学9件短期大学4件の代表者それぞれに認定書を授与した。丸山委員長が「1995年度にスタートして、2003年度には文部科学省の特色ある大学教育支援プログラムに選定されるなど、今年度で25年目となる。今年度は20件応募があり9件の認定となった。この企画の面白さは難題の壁を乗り越えることにある。そういう経験をして世の中に出て行けるというチャンスをもらったと思ってください」と挨拶。短大の柳沢真菜緒さんが認定者を代表して「認定を受けて本企画に取り組めることに深く感謝し、共に学び合い、楽しく、学生らしく、チームワークを持って進めていきたいと思います」と決意表明をした。式終了後、認定者は思い思いのポーズで記念撮影し喜びを分かち合っていた。
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⬛︎学生チャレンジ制度認定書授与⬛︎
▶︎学生センター学生総合支援室 冨永秀樹副主幹の司会進行で、2019年度 山梨学院学生チャレンジ制度認定書授与式が開式され、丸山委員長から認定書か次のとおり授与された。
▷No.1 学生メンター代表 小渕七海(法学科3年)、代理 羽田航太(政治行政学科4年)他11名。『みんなの「したい」をかなえるプロジェクト』〔学内で様々な学生が交流できる「コミュニティスペース」の創造を目的とする。本学で活躍するメンターの意見を取り入れながら、同スペースの活性化を図る。企画実施にあたっては、メンター同士で企画会議を行い、具体的なイベントの開催に向けて対話や議論を重ねていき、毎月のイベント開催とともに、広報活動を積極的に行っていく〕。
▷No.2 江藤ゼミナール 代表 望月元気(政治行政学科3年)、他4名。『若者が考える「人口減少防止策」』〔本ゼミでは、同協力隊は自治体によって隊員数が異なる(1~5人。0人の自治体もある)。県内の人口減少対策を行うため、県内の「地域おこし協力隊」の研究を行う。同協力隊にあまり力を入れていない自治体もあることがうかがえる。このままでは、同協力隊があまり活用されず、形骸化しかねない。そのため本グループでは同協力隊の在り方について提言を行う〕。
▷No.3 江藤俊昭ゼミナール主権者教育班 代表 森田陽(政治行政学科3年)他4名。『「MACHI cussion」を通じた主権者教育及び選挙管理委員会等と協働した選挙啓発活動』〔若年者の「まちづくり」や「政治」に興味・関心を持つ者が減少している。これらの課題を解消するため、地域の身近な諸課題に関し「MACHI cussion」を行い興味・関心のきっかけづくりを行う。また、住民の意思をまちづくりに反映していく手段として「選挙」があることを周知し、選挙啓発へもつなげていく。選管や市町村議会等の連携を予定〕。※本日は当該企画実施で欠席。
▷No.4 伊東ゼミナール 代表 田中健介( 経営学科3年 )代理 石丸裕介(経営学科3年)他11名。『「パラアート(障がい者アート)ワークショップ』〔山梨県内の障がい者児童を対象としたパラ・アート(障がい者アート)のワークショップを企画する。この企画を通して、パラ・アートの認知の拡大や障がい者に対する理解を深めることを目的とする。本企画では、障がい者と社会が相互に理解し、リスベクトし合えるきっかけづくりとしてパラアートが普及していくためのワークショップを実施する(その後同デザインを用いたスーツケースを制作する)〕。
▷No.5 ふーかる(フードローカル) 代表 井上祥仁( 経営学科4年 )他16名。『山梨フーカルパスポートプロジェクト~山梨を「食で盛り上げ隊」!~』〔地域を活性化するために、地域の果物や野菜を使ったメニュー開発を行う。また、自分たちが開発したものだけでなく、県内で数多くある特産物、またそれらを紹介する情報を集約し相互につなげて総合的に、県内の特産物を県内外にアピールすることを目的とする。これにより、特産品の知名度向上、生産者への還元、山梨の面白さ再発見、観光客への効果的な魅力発信を目指す〕。
▷No.6 根津ゼミナール 代表 栗原咲良( 食物栄養科2年 )他1名。『「野菜サラダ及びドレッシングプロジェクト」で商品化へつなげよう!!
』〔本ゼミは、イズミフーズからレシピ開発の依頼を受けた。日本食研とも連携し、①ドレッシングの商品化に向けて取り組みたい。ドレッシングのレシピ作成を行い、商品化できるものを完成させたい。ドレッシング案を絞ったうえで、さらに、②サラダのキャッチフレーズや、③商品化するサラダの中身の依頼を受けている。同レシピ等の完成後は、ミニストップやオギノにも提案し試食会を行い、販売していくことを予定している〕。
▷No.7 食物栄養科深澤ゼミナール 代表 三浦彩( 食物栄養科2年 )他2名。『 「未来のオリンピック選手」を育てる! ~「スポーツができる身体」をつくる楽しい“食育”活動~』〔スポーツをする子どもたちが、自ら楽しみながら、「スポーツをする身体をつくる」ことを目的とする。NPO法人「山梨県スポーツアカデミー」に所属する選手(小・中学生)を対象に、「食育教室」を開催。また、「料理教室」を開催し、「バランスのよい食事」について実践的に学んでもらい、日々の「健康」、「適切な食事をとる知恵」につなげる〕。
▷No.8竹中・鈴木ゼミ有志 代表 柳沢真菜緒( 保育科1年 )他16名。『 栄保合同!「子ども食堂」 リメイクプロジェクト』〔「子ども食堂」は2012年から「子どもの貧困対策」で始まった。現在、全国で2,200か所設置されているが、それに対する支援や運営に多くの問題が起きている。2019年6月「子どもの貧困対策法」が改正、可決され「子どもの貧困対策」の努力義務規定が「市町村」まで拡大。私たちは「子ども食堂」を通じて子どもたちが少しでも家庭で料理ができるようにし、本来の形である家庭、また家族で楽しく食事をとることができるように、「子ども食堂」をリメイクする〕。
▷No.9荻原ゼミナール 代表 山崎 朋香( 保育科2年 )他15名。『 子どもたちと楽しむ影絵と音楽』〔障がいをもつ子どもたちや子育て支援センターに通う子どもたちのところに出向き、普段あまり触れる機会のない影絵を生演奏付きで演出し、楽しんでいただく企画。影絵だけでは感じることの困難な動物の表情や感情などを音楽を通してゼミ生が表現することで、臨場感をより強く味わうことが可能となり、想像力豊かに楽しむことができる。保育科で学んできた知識や技能を駆使して精一杯表現したい。子どもたちが目や耳にしたものから自由に想像を膨らませて楽しんでほしい〕。
▶︎以上、大学9件短期大学4件、それぞれの代表者に認定書が授与された。式終了後、認定者は思い思いのポーズで記念撮影し喜びを分かち合っていた。
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⬛︎江藤俊昭ゼミナール主権者教育班⬛︎
▶︎欠席となった江藤ゼミの主権者教育班 森田陽(政治行政学科3年)代表は、「生憎、今日は本企画書の実施日と重なって、認定式に出席できなくて大変残念です」と開口一番。応募について「江藤俊昭ゼミナールの主権者教育班5人で、①『MACHI cussion』を通じた主権者教育、②選挙管理委員会等と協働した選挙啓発活動の二つを目的とした企画書を添付して応募しました」と振り返る。すでに、選挙啓蒙活動については「甲府市選挙管理委員会の啓蒙活動を、『明るい選挙推進運動』(『明(めい)』と『推(すい)』を引用して名付けられた)のイメージキャラクター『めいすいくん』とで、6月24日から7月9日まで、酒折キャンパスなどで行ってきました」と頷く。7月10日「今日は県内の私立大学で初めてとなる1日限定『山梨学院大学』での期日前投票所の開設。メンバーとゼミの20人で、受付や投票立会人、そして『めいすいくん』と会場案内役を努めています」と言い残し足早に期日前投票所の中へ消えた。
▷今日10時から17時までに無事終了した森田代表は「学生や地域住民らが74人が訪れてくれ無事終了しました」と一つの目的が達成され晴れ晴れとした笑顔を見せた。もう一つの『MACHI cussion』を通じた主権者教育については「住民目線で地域の身近な諸課題を、専門家等を交えて『MACHI cussion』を行い解決策の模索・議論を行います。現在、学校で『MACHI cussion』を行っていただける高校を募集中で、この活動を行っています」とこちらもすでに活動を行っている。「今日は時間が重なり、認定書授与式に出席できませんでしたが江藤ゼミの認定歴史更新が出来てほっとしています」と、溌剌と撤収作業に戻った。
⬛︎この学生チャレンジ制度認定企画事業については、今年度中に各代表者から報告書が提出される。委員会ではホームページに当該報告書を掲載するとしている。
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2019.7.11