山梨学院パブリシティセンター

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●第101回全国高等学校野球選手権大会【割り当て練習】
~野村・菅野・相澤が快音響かす! 高垣は小技輝く!~
~天然温泉で一時の心身のリラクセーションを図る~

山梨学院野球部ら32名は組み合わせ抽選会から一夜明けた8月4日8時00分から、蝉時雨の鳴尾浜臨海公園野球場で3回目となる割り当て練習を行った。守備練習ではシートノック等、バッティングではシートバッティングでバント、バスター、エンドランの作戦面の練習等を行い、そして左に右投手、真ん中に直球マシン、右側に変化球マシンを据えての練習を行った。主砲 野村健太と好打 菅野秀斗そして主将 相澤利俊が快音を響かせると、小技 高垣広大が小技を見せつつしぶとく弾き返していた。予定していたメニューを確りこなし10時00分ジャストで終了。その後、選手たちは自律神経のバランスを保つために天然温泉熊の湯に行き、相澤主将が「慣れない環境で過ごしているので、これで体も心もリラックスできました」と感想を述べた。明日は、9時から10時まで阪神甲子園球場で開会式リハーサルに臨み、ホテルで相手チームを分析し、そして4回目の割り当て練習を行う予定。

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【割り当て練習出発】
▶︎昨日8月3日大阪フェスティバルホールで、地域代表49校が参加して行われた組み合わせ本抽選で、相澤利俊主将がくじを引くと「17のB」を引き当て、6年ぶり21回目出場の熊本工(熊本)と、第5日第2試合で対戦することが決定した。一夜明けた8月4日6時30分、相澤主将は「相手が決まって今から相手の研究など行うが、『わくわくして』早くし試合をやりたいという気持ちだが、確り準備をして臨みたい。今日はその第一歩」と32名の野球部員とともに宿泊先のホテルで待つ専用バスに乗り込み、兵庫県西宮市の鳴尾浜臨海公園野球場で行われる、3回目となる割り当て練習に向けて出発した。

【割り当て練習練習】
◾️兵庫県西宮市は午前7時00分現在、晴れ、気温29.0度、湿度86%、南西の風、風速1m/s。山梨学院は、7時00分蝉時雨の鳴尾浜臨海公園に到着しランニング・体操・ストレッチ・ダッシュなどのウォーミングアップや練習準備を行い、8時00分から同野球場で練習を開始した。
▶︎吉田健人コーチは「今日の割り当て練習は、守備練習、バッティングの実践形式で行った」と流れる汗を拭う。特に、「守備練習ではシートノック、そして山梨県大会決勝て唯一ミスが出たキャッチャーのスローイングを行なった」と頷く。「バッティングでは、シートバッティングでバント、バスター、エンドランの作戦面の練習を行い、そして左に右投手、真ん中に直球マシン、右側に変化球マシンを据えての練習を行った」。個々の指導ポイントについて、野村健太は「今取り組んでいるインサイドからバットを出して右に球を引っかけないように、左手を長く使ってインサイドからバットを出して球を的確に捉えることを確り調整した」。菅野は「バッティングが調子いいので、とにかくバッティングを崩さないように、トップの形とか、アッパーにならないことをチェックした」。 高垣広大は「シートバッテイングでの四球(選球眼)、犠打、安打、そしてシートノックでの守備の練習を入念に行った」と述べた。「明日以降は、対戦相手の熊本工業高校を確り研究した上での練習を行っていくようになる」と吹き出す汗を拭いながら管理棟に消えた。
◾️練習は2時間、予定していたメニューを確りこなし、蝉時雨の中10時00分ジャストで終了した。

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【練習後の感想インタビュー】
▶︎主砲 野村健太(3年)は「打撃ホームの改善を行った」と明かす。「インコースの打ち方を修正したので、継続してやりたい」と頷く。完璧なものにするには「体で覚えていくしかないので、数をこなすしかない」と述べ、今日もこれに時間を割いた。また「右腕の返りが早くなってしまうので、それをなくすために、右肘を体にぶつけるイメージで打つようにしている」と、フリーバッティングでは快音を響かせていた。対戦相手が決まって「勝つだけなので、相手は関係なく、自分たちの野球が出来れば良い」とあくまでも野球の真髄を極める。温泉では「リラックスして気分を和らげたい」と述べた。
▶︎好打堅守 菅野秀斗(3年)は「今日は楽しく、良い練習ができた」と笑顔で頷いた。守備練は「今日はグラウンドがやや柔らかくて、球が跳ねなかったので前に出て球を取ることに努めた」と堅守らしいコメント。真ん中のマシンのところのストレートは「振り遅れないようにタイミングを取った。その他のところのマシンでは、昨日アッパー気味になっていたのでそこを意識して修正した。いつもゲイジの外から相澤主将が脇があいてアッパーになっているとシグナルを出してくれる。感謝したい」と苦笑いして頷く。「変化球のインコースに設定した時に、昨日バットの先に当たっていたので、確りグリップから持っていって当てられるように修正した」と好打者の貫禄。投手のところでは「コースがばらばらなのでそこを見極めながら、どうバットを出して行ったら良いか、一打一打考えながら練習を行った」と頷く。「対戦相手は左が多いと聞いているので、外の変化球に対応したい」と述べた。
▶︎不動の三塁手 高垣広大(3年)は「今日は打撃があまり良くなかった。タイミングがずれて体勢が崩れてしまうところがあった」と目を伏せ、「そこをポイントに取り組み修正した」とはきはきと喋る。「投手によるバッティングゲージでは、より実戦に近いので、選球眼や小技をも意識して打撃練習を行った」と笑顔。「直球ゲージでは振り遅れないように努め。変化球ゲージではセンターから右に打てるように意識して練習した」と吹き出す汗を拭い、さらに「試合までに調子を上げて行きたい」と頷いた。「ピッチャーを助けられるように守備は一歩前に、打撃は状況に応じたバッティングに努めたい」と大きく頷いた。「背番号1番から10番までの選手が一人部屋をもらえるが、昨日から一人部屋になったので夜は良く寝られるようになった」と声を弾ませた。温泉では「疲れているので確り疲れを取りたい」と笑顔で述べた。
▶︎左腕エース主将 相澤利俊(3年)は「今日の練習は実践を昨日より多くした。基本的な練習をした」と頷く。投球は「怪我防止マスクをして、マウンドでカーブ、スライダー、チェンジアップ、真っ直ぐ」を投げた。投手バッティングでは「打つタイミングを捉えることに心掛け練習した」と、「マシンでは、ストレートは速さを見たいので前に立って速度を感じながら、変化球は低めに設定して拾うことに心掛けて練習した。調子は上々」と述べた。「これから西宮市の天然温泉熊の湯に向かいリラクセーションする。皆んな楽しみにしている」と述べた。
▶︎吉田洸二監督は熊本工業戦について「いい勝負になる」と一言。「うちのピッチャーの力量と相手の打線の力量とを見て」と大きく頷く。1996年の23年前「対戦して、大敗している。たまたま長崎のラーメン屋さんで見ていた」と、「九州ではベストスリーに入る超名門で古豪」と大きく頷く。相手の研究は「私も九州出身なので情報収集を行っている。準決勝、決勝の映像など資料が整い次第、分析を行い選手たちに指導したい」と小刻みに頷いた。「日程は最高の日程だった。応援団には申し訳ないが、チームとしては第二試合目も最高の時間。さらにチームをベストに持って行ける」。「うちの投手は三振を取る投手ではないので、堅守から打撃は絶対条件で野球スタイルは変えようがない」と甲子園練習では守備に全ての時間を割いた。「打撃陣は全体的に状態は悪くない」と太鼓判を押す。とにかく「チームにとっては日程に恵まれた」と頷いた。今日は「自律神経のバランスを保つために、天然温泉で休憩とリラックスできる環境を与えた」と笑顔で述べた。
◾️選手たちは、心身のリラクセーションを図るために西宮市の天然温泉熊の湯に向かった。ホテルに戻った相澤利俊主将は「天然温泉で1時間くらい過ごした」と笑顔。「風呂に浸かりながら手足を伸ばすなど」と簡単なストレッチをしたり、「仲間と話したりしてして」談笑も楽しんだ。こちらに来て「慣れない環境で過ごしているので、これで体も心もリラックスできました」と感想を述べた。明日は、9時から10時00分阪神甲子園球場で開会式リハーサル、その後4回目の割り当て練習が行われる予定。

文(H.K)、カメラ(平川大雪)2019.8.4