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●関甲新学生野球1部秋季リーグ戦(第4節第2戦)
~上武と連日1点差を競り負け勝ち点を逸する~
~一年生左腕 星野が6回を2失点に抑える好投~

関甲新学生野球1部秋季リーグ戦第4節2戦目の山学大 対 上武大が9月29日、白鷗大学野球場で行われ、山学は上武に3対4と競り負け勝ち点を逸した。先攻の山学は、2回表に5番  宮下塁が1-2から内野安打で出塁。6番 別府豊が四球を選び、7番 藤田直仁が中犠飛を放ち一・三塁。8番 江川航が1-0から中前適時打を放ち宮下を生還させ1対0と先制。続く、9番 島村功記がフルカウントから右適時打し2対0とリードを広げる。その2回裏と4回裏に1年期待の星 左腕 星野健太が1点ずつ献上し2対2の同点とした。6回表、山学は5番 宮下塁が三塁打を放ち6番 別府豊の安打で生還し3対2と再びリード。山学は7回裏、左腕 千葉稜河が星野をリリーフしたが3対3の同点とした。8回裏には一死三塁から左腕 入倉京一郎が千葉を救援し、打者を遊ゴロに打ち取るも走者が生還し3対4と逆転された。須田喜照監督は「1戦2戦と安打数では上回っての1点差の敗戦。先発の星野は一年生ながら6回を2失点と好投した。2年3年が主力の若いチームなので次シリーズにつなげるためにも確り修正し、平国大と作新大から勝ち点を取り3位を目指したい」と述べた。

◾️〈 試 合 〉◾️
▶︎山学大は須田喜照監督が昨日は「勝てる試合」を落とした。「投手陣はヒットを6本に抑え、打撃陣は相手投手から10本打っている。結局、フォアボールとデットボールでランナーを出し長打を打たれて取られた」と、打撃面では「打線は3回の二死満塁と4回の一死満塁、それに最終回5対6とし一死一・三塁のチャンスに、いずれも1点しか取れなかった」と敗因を挙げた。とにかく「内容的には押していたので、この調子を明日も持続して、悪かったところを修正して挑み勝利する」と背水の陣で戦いに挑む。小山市は13時00分天気予報は、天気曇り、気温28.6度、湿度56%、南の風、風速2m/s。白鷗大学野球場は全面人工芝で両翼98m。中堅122m。13時08分、山梨学院大学(春季3位・前年3位)と上武大学(春季1位・前年1位)が整列して、主審のコールで第2戦の試合が開始された。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山学大 0 2 0 0 0 1 0 0 0 3
上武大 0 1 0 1 0 0 1 1 × 4

▶︎1回表、先行の山学大は先発右投手から、1番主将 島快莉(4年 豊川)が初球を叩き左飛。2番 林健太郎(東海大学附属甲府)が2-1から遊ゴロ、3番 DH 長尾康太郎(2年 千葉英和)が1-2から三邪飛と早いカウントから積極的に仕掛けたがチェンジ。
▶︎1回裏、山学大は須田監督が第1節新潟医療福祉大学第2戦、第2節白鷗大第2戦ともに先発した1年生期待の星 左腕 星野健太(1年 山梨学院)をマウンドに上げた。左腕 星野が1番打者を2-2から遊直に打ち取る。2番打者に1-2と追い込みながら四球を与え一死一塁。3番打者を一ゴロにするが一塁手が二塁へ悪送球の失策で一死一・二塁とした。左腕 星野が4番打者を1-2から伸びのあるストレートで空振り三振に、5番打者を1-0から遊ゴロにし二塁封殺でチェンジ。
▶︎2回表、山学大は一死後に先発右投手から5番  宮下塁(3年 山梨学院)が1-2から遊内野安打で出塁。6番 別府豊(3年 尚志館)が四球を選び一死一・二塁。7番 藤田直仁(2年 川島)が2-0から中犠飛を放ち一・三塁。8番 江川航(4年 神港学園神港)が1-0から中前適時打を放ち宮下を生還させ1対0と先制。続く、9番 島村功記(2年 高岡商業)がフルカウントから右適時打し2対0とリードを広げる。
▶︎2回裏、山学大は左腕 星野が先頭の6番打者に2-2から二内野安打を許し、7番打者を2-0から投ゴロに打ち取るがその間に進塁され一死二塁。8番打者の2-1から中前適時打され2対1とされた。
▶︎4回裏、山学大は左腕 星野が一死後、5番打者の1-1から右越え三塁打を許し一死三塁。続く、6番打者に1-0から中前適時打され2対2の同点とされる。
▶︎6回表、山学大は3人目の投手右腕から一死後に5番 宮下が1-1から中越え三塁打で出塁。続く、6番 別府フルカウントから中前適時打を放ち3対2と再びリード。7番 藤田が1-1から右前安打し一死一・三塁とし、さらに追加点の好機に後続が倒れ二残塁でチェンジ。
▶︎6回裏、山学大は左腕 星野が先頭の5番打者をフルカウントから四球で出塁させ、6番打者に犠打を許し一死二塁。7番代打を初球で二飛に仕留め二死三塁。8番代打の2球目をワイルドピッチし三塁への進塁を許し二死三塁。星野は9番打者に淡々と投げ込み3-1から右飛に打ち取りチェンジとした。
▶︎7回裏、山学大は須田監督がこの回から左腕 千葉稜河(3年 山梨学院)をマウンドへ送った。左腕 千葉が0-1から中飛に打ち取り、2番打者をフルカウントから四球を与え一死一塁。3番打者に2-2から右前安打を許し一死一・二塁。続く、4番打者にフルカウントから中前適時打され3対3の同点とした。
▶︎8回裏、山学大は左腕 千葉が7番打者2-2からフェンス直撃の左越え二塁打を許し、続く8番打者1-2からスリーバントを決められ一死三塁。須田監督は左腕千葉をねぎらい、主審に投手交代を告げ左腕 入倉京一郎(4年 大分豊府)をマウンドへ送った。左腕入倉は2-2から遊ゴロに打ち取るがその間に三塁走者が生還し3対4と逆転。
▶︎9回表、山学大は先頭の9番代打 松尾孝太(2年 山梨学院)が0-1から積極的に叩いたが二ゴロ、1番主将 島が初球を遊直、2番 林が三ゴロに倒れ3対4で試合が終了した。
◾️山梨学院大は第4節第1戦上武大に2点先制していながら5対6と1点競り負けた。今日の第2戦、山梨学院は2点先制して6回までリードしていて、8回裏に3対4と1点競り負けた。2戦続けて王者 上武に肉薄する戦いで2連敗し勝ち点を献上した。

◾試合終了後のインタビュー◾️
▶︎1年生期待の星 左腕 星野健太(1年 山梨学院)は今日は「調子が良かった」と大きく頷いた。「自分の感覚では、1戦目と2戦目に比べたら、特にストレートが良かった」と振り返る。「リリースの時の指のかかりが良く、力強く押し込めたので、ストレートの状態か少し戻ってきた」と納得顔。「6回を2失点と先輩たちに助けられ最低限の課題がクリアーできて素直に嬉しい」と述べ、それでも「まだ、少しボールが浮き気味で、ファボールも多くて本調子とは言えない」と手放しでは喜べない課題もある。次戦「平成国際までに、さらにストレートの調子を戻し、コンスタントに変化球との両方でカウントが稼げるように練習をしたい」と謙虚に述べた。
▶︎主将 島快莉(4年 豊川)は「完敗です」と落胆してか言葉に力がない。「まず、実力不足です」と頷く。「集中力と執念んの差」が勝敗を分けた。「まだ、上を目指せると思うので一つ一つ、落とさないようにして行きたい」と「10月に第5節平成国際大と第7節作新大が残っている」。他力本願になるが、上武大も白鷗大もまだ2試合ずつ残っている。「集中力と執念を持って戦いたい」と述べた。
▶︎須田喜照監督は「昨日は5-6、今日は3-4と同じ追いつ追われつの展開になった」と振り返る。「昨日と同じで内容は決して悪くなかった」と頷く。それでも「勝つと負けるのでは全然違う」と大きく息を吐く。「何とか選手も全員で戦っていて、決して悪くはない」と全員を称え、「上武相手に何とか一丸となって戦って悪くはなかったが、結果が伴わない」と言葉を呑み、「上武に勝つにはもう一息まだ底力・地力をつけないとならない」と口を結んだ。刹那、「まだ、リーグ戦は終わりではないので、チーム自体調子は悪くないので、2年3年が主力の若いチーム、次シリーズにつなげるためにも確り修正して、来週の第5節平成戦を2連勝して勝ち点を取り、第7節(10月19日・20日)の作新戦も2連勝してAクラス3位を目指したい」と抱負を述べ球場を後にした。

文(H.K) 、カメラ(Y.Y) 2019.9.30