山梨学院パブリシティセンター

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●関甲新学生野球1部秋季リーグ戦(第5節第1戦)
~左腕 岩佐114球5安打7奪三振完投勝利~
~主砲 新井の特大2ランとDH 長尾3安打~

関甲新学生野球1部秋季リーグ戦第5節1戦目の山学大 対 平国大が10月5日、上武大学野球場で行われ、山学は平国に6対1で完勝した。先攻の山学は、1回表に1番主将 島快莉と2番DH 長尾康太郎の安打で無死一・三塁とし相手投手のボークを誘い先制。3回表には、安打で出塁した3番 清水寛太を塁に置き、4番主砲 新井遼太が0-1から「高めの抜けたスライダー」をフルスイングし、右中間バックスクリーンへの特大アーチを放ち3対1。新井は、7回表には、安打で出塁した2番DH 長尾を二塁に置き、右越え適時打を放ち4対1とした。山学は8回表、9番 島村功記と2番 DH 長尾の四球と3番 清水の左前安打で一死満塁。4番主砲 新井のところで5番手右腕が3球目に暴投して代走 佐藤誉起が生還し5対1。新井が死球で一死満塁、続く5番 宮下塁が3-1から右適時打を放ち6対1と試合を決めた。投げては左腕 岩佐嵐が平国打線を9回、33打者、114球、5安打、1四球、1死球、7奪三振で失点1と好投し完投。山学は明日、勝ち点をかけて平成国際と戦う。

◾️〈 試 合 〉◾️
▶︎山学大は須田喜照監督が「白鷗の2戦目と、上武は勝てる試合」を落とした。前節の「上武相手に何とか一丸となって戦って内容は押していて悪くはなかったが、1点差と結果が伴わなかった」と振り返る。「まだ、リーグ戦は終わりではないので、チーム自体の調子は悪くないので、2年・3年が主力の若いチーム、次のシリーズにつなげるためにも確り修正して、来週の第5節平成戦を2連勝して勝ち点を取り、Aクラス3位を目指したい」と平成国際戦に臨む。伊勢崎市は13時00分天気予報は、天気晴れ、気温30.3度、北西の風、風速1m/s。上武大学野球場は全面人工芝で両翼95m。中堅120m。13時36分、山梨学院大学(春季2位・前年3位)と平成国際大学(春季4位・前年2部1位)が整列して、主審のコールで第1戦の試合が開始された。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山学大 1 0 2 0 0 0 1 2 0 6
平国大 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1

▶︎1回表、先行の山学大は先発右投手から、1番主将 島快莉(4年 豊川)が2-2から打って左前安打で出塁。2番 DH 長尾康太郎(2年 千葉英和)が1-2から右前安打し無死一・三塁。3番 清水寛太(3年 甲府工業)の7球目に投手ボークでランナーがそれぞれ進塁し島が生還し1対0と先制した。
▶︎1回裏、山学大は須田監督が第1節新医大、第3節白鷗大 、第4節上武大を第1戦で先発した左腕 岩佐嵐(2年 徳島商業)をマウンドに送った。左腕 岩佐が1番打者を3-1から四球を与え無死一塁。2番打者を初球で投ゴロに仕留め二塁封殺で一死一塁。岩佐が3番打者に1-2から三塁線への二塁打を許し一死二・三塁のピンチ。岩佐が落ち着いて4番打者を1-2から遊ゴロに打ち取るも三塁走者が生還し1対1の同点。二死二塁、岩佐が5番打者を2-2から三振に切って取りチェンジ。
▶︎2回裏、山学大は左腕 岩佐が先頭の6番打者を0-2から見逃し三振に、7番打者を1-2から空振り三振に、8番打者をフルカウントから見逃しの三振で、1回裏の5番打者から4者連続三振と1回裏の不安を吹き飛ばす好投。
▶︎3回表、山学大は先頭の3番 清水が1-1から中前安打で出塁し無死一塁。4番主砲 新井遼太(3年 東海大学附属相模)が0-1から「高めの抜けたスライダー」をフルスイングし、右中間バックスクリーンへの特大アーチを放ち3対1とした。
▶︎6回裏、山学大は左腕 岩佐が先頭の2番打者をフルカウントから中飛に、3番打者を1-0から遊ゴロに、4番打者を初球で三ゴロに仕留め三者凡退と好投。
▶︎7回表、山学大は先頭の2番 DH 長尾が5回表からリリーフした二番手左腕の1-2から右安打で出塁し無死一塁。続く、3番 清水の初球犠打で一死二塁。4番主砲 新井が2-0から右越え適時二塁打を放ち4対1と引き離す。
▶︎7回裏、山学大は左腕 岩佐が先頭の5番打者を初球遊ゴロに、6番打者に1-1から死球を与え一死一塁。続く、7番打者を3-1から一ゴロの3-6-3の併殺に打ち取りチェンジ。
▶︎8回表、山学大は先頭の9番 島村功記(2年 高岡商業)が7回一死に救援した三番手右腕から四球を選び出塁。須田監督が代走に佐藤誉起(4年 山梨学院)を送り一死後。代走佐藤が前の打席から代わった四番手左腕の、2番 DH 長尾への2球目に盗塁し一死二塁。長尾が3-1から四球を選び一死一・二塁。3番 清水が1-1から左前安打し一死満塁。主砲 新井のところで5番手右腕に交代。4番主砲 新井の3球目に投手が暴投して代走 佐藤が生還し5対1。新井は4球目を死球し一死満塁。続く、5番 宮下塁(3年 山梨学院)が3-1から右適時打を放ち6対1とさらに引き離した。
▶︎9回裏、山学大は左腕 岩佐が先頭の4番代打を初球遊ゴロに、5番打者を初球一飛に、6番打者を1-2から右飛に打ち取り三者凡退とし試合終了とした。
◾️山梨学院大は第5節第1戦平成国際に、打っては14安打、8四死球などで6得点し、投げては左腕岩佐が5安打、2四死球、0犠打犠飛、7奪三振で失点1と好投した。山学は明日、勝ち点をかけて平成国際と戦う。

◾試合終了後のインタビュー◾️
▶︎5安打7奪三振で失点1と好投した左腕 岩佐嵐(2年 徳島商業)は「1戦目を任され、勝たなければ駄目な試合だったので、最少失点でゲームをつくっていくことを心掛けて投げた」と振り返る。「1回裏、先頭打者をフォアボールで出し、投手ゴロで二塁フォースアウト。三塁線でヒットで二・三塁で遊ゴロで1失点した」と振り返る。「初回、味方が1点先制してくれていたのと、序盤だったので、焦らず冷静に投げることを心掛けた」と冷静沈着。「今日は調子は余り良くなかった。ただ、力まずコースを丹念に突き良く決まった」と大きく頷く。次回は「調子が良くても力まないで淡々と投げる投法に心掛けたい」と投法の感触をつかんだ。
▶︎4番主砲 新井遼太(3年 東海大学附属相模)は「右中間のバックスクリーンに2ラン」できたと喜んだ。「上武戦では、落とせない試合だったので打たなければと、力が入りすぎ強振しすぎた」と振り返る。「今日は、上武戦で打てなくチームに迷惑をかけたので、大きな当たりを狙わずにチームのためにとセンターに打ち返すことだけを意識して打席に入った」と大きく頷く。「今日のことは忘れて1打席1打席、センター返しを心掛けて、力まずに自然体で臨みたい」と主砲の風格を漂わせた。
▶︎主将 島快莉(4年 豊川)は「白鷗・上武戦とは違い、確り自分たちの野球ができた」と胸を張った。守備面では「ピッチャーが四球を出さずに打たせて取ったり、三振も多かったので良かった」と振り返る。攻撃面は「得点を序盤で先制して、中押し、駄目押しができ」理想の攻撃ができたと大きく頷いた。「明日も、今日と同じように攻守ともにできるようにチーム一丸となって心掛けたい」と述べた。
▶︎須田喜照監督は「岩佐が1失点で完投してくれた」と大きく頷いた。岩佐は「立ち上がり1点取られたが、2回以降は岩佐らしい投球ができて0点に抑えた」と分析。好投の要因は「コントロールとキレのある真っ直ぐと変化球のコンビネーションが絶妙だった」と絶賛。「これで守備にもリズムが出てきた」と褒める。攻めては「4番の新井の3回表のバックスクリーンへの2ランで活気付いた。新井は今日3打点、4番が打つとチームが活気付く」と声が弾む。「野球の醍醐味である『投げて、打って、勝った』」と晴れやか。「明日は、星野が先発するんで、星野が確り試合を作って、チャンスで主力が打ってくれれば」と期待を込めて球場を後にした。

文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2019.10.7