山梨学院パブリシティセンター

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●山学小の児童が「邦楽」(和太鼓)を体感
~文化庁の文化芸術による子どもの育成事業~
~児童が日本の伝統的な和楽器の演奏を鑑賞~

山梨学院小学校は、文化庁の「文化芸術による子供育成事業」として「邦楽」(和太鼓)の公演鑑賞(本公演)を10月9日、山梨学院メモリアルホールで開催した。この公演は、文化庁の全国巡回事業として企画され、優れた舞台芸術の鑑賞を通じ、子どもたちの発想力やコミュニケーション能力の育成、芸術鑑賞能力の向上などを目的に実施。本公演に先立ち、9月には和太鼓の種類や構造、演奏方法などを学ぶワークショップも行った。本公演では、和太鼓グループ「東京打撃団」による萬来や焔迅などの演目を鑑賞し、代表児童による演奏体験も行われた。児童らは勇壮な和太鼓の演奏を肌で感じ、メモリアルホールに響き渡る日本の伝統的な和楽器の音色に親しんだ。
 
文化庁では、主催事業として「文化芸術による子供の育成事業」を音楽・演劇・伝統芸能などの文化芸術団体と協力し、全国の小・中学校で巡回公演事業などを行っている。この事業は、一流の文化芸術団体が、優れた舞台芸術を鑑賞する機会を提供することで、子どもたちの豊かな創造力・想像力や思考力、コミュニケーション能力などを養うとともに、将来の芸術家や観客層を育成し、芸術鑑賞能力の向上、優れた文化芸術の創造に資することを目的としている。山梨学院小学校では、これまで「日本舞踊」「寄席」「オペラ」のワークショップや公演が行われ、今回の「和太鼓」で4回目の開催。本公演に先立ち9月には、6年生の児童が和太鼓の種類や構造、基本的な姿勢やたたき方などの演奏方法を学ぶワークショップを実施。最初は遠慮して小さな音しか出せなかった児童も練習を重ね、周りの友達と息を合わせ堂々とした演奏ができるようになった。公演鑑賞(本公演)はメモリアルホールで行われ、東京を拠点に活動し、海外でも公演ツアーを行っている「東京打撃団」の演奏が上演された。第1部では、萬来や焔迅、輪などの伝統的なスタイルの演奏を披露。太鼓演奏に加え、日本の伝統楽器の篠笛や鉦などを加えて祭囃子の演奏なども行われた。また、児童らが親しみやすいようアニメ映画のテーマ曲の演奏、ガーデニング資材で作られたオリジナル打楽器の演目なども紹介された。第2部では、各学年の代表児童や舞台に上がり、日本の伝統的な祭りの太鼓打法の演奏体験が行われ、座席の児童は手拍子で演奏に参加した。公演会の終盤には直径1m近い大太鼓の演奏が行われ、迫力ある重低音に会場からは驚きの声が上がり、児童らは勇壮な太鼓の演奏を楽しみ、日本の伝統的な和楽器に興味や関心を高めていた。
文・カメラ(Y.Y)2019.10.9