●大学・短大が西桂町と包括的連携協定
~東京五輪・パラで仏代表フェンシングチム支援~
~健康・福祉、スポーツ、まちづくりなども連携~
山梨学院大学と山梨学院短期大学は西桂町と1月27日、山梨学院広報スタジオで包括的連携協定を締結した。具体的締結内容について、西桂町が東京オリンピック・パラリンピックでフランス代表フェンシングチームのホストタウンに登録さており多くの選手やスタッフが訪れるため、山梨学院大学はフランス人留学生8名をスポーツ用語の専門的な通訳者として派遣支援する。西桂町はその学生たちのホームステイなどを行う。その上に、(1)健康・福祉、国際交流、教育・文化・スポーツ、産業、まちづくり、生活・自然環境の各分野に関すること。(2)人的資源の交流に関すること。(3)物的資源の相互活用に関すること。(4)その他前条の目的を達成するために必要な事項に関することを、三者は相互に連携し、地域の振興に寄与するとともに三者の発展に資するために調印を交わした。調印後、西桂町 小林千尋町長を真ん中に、向かって左に山梨学院大学 古屋光司学長、右に羽畑祐吾食物栄養科長が協定書を持ち、小林町長と確り手を握り記念撮影を行った。
◾️協定調印式◾️
▶︎司会者の高山正 西桂町役場企画財政課長から、西桂町 小林千尋町長、山梨学院大学 古屋光司学長、山梨学院短期大学 羽畑祐吾 食物栄養科長(山内淳子学長代行)が紹介された。引き続き、西桂町の川村達彦教育長、永田由永総務課長、小澤正仁福祉保健課長、郷田弘一産業振興課長、重森正教育次長。山梨学院大学 青山貴子副学長、張華副学長、遠藤俊郎スポーツ科学部長。山梨学院短期大学 鬼頭伯明事務局次長が紹介された。
▶︎包括的連携協定概要を遠藤俊郎スポーツ科学部長は「スポーツ科学部は、既に2020年オリンピック・パラリンピック前後のスポーツの実施状況に関する住民意識調査に着手しています。また、2020年東京オリンピック・パラリンピックでフランス代表フェンシングチームを西桂が受け入れ決定しており、山梨学院大学はフランス人留学生8名や大学生がスポーツ用語など専門的な通訳などで支援します。西桂町はその学生たちのホームステイなどを行うとしている」と明らかにした。また「健康・福祉、国際交流、教育・文化・スポーツ、産業、まちづくり、生活・自然環境の各分野に関することの連携・協力モデルとして、人的資源の交流と物的資源の相互活用で山梨学院大学・短期大学は、①学生によるまちづくりへの参画と地域理解。②地域のニーズに応じた人材育成・研究推進。西桂町は、①地域文化の維持的発展と町の活成化。②雇用の創出と若者の地元定着」などがあげられると説明した。
▶︎西桂町 小林千尋町長、山梨学院大学 古屋光司学長、羽畑祐吾食物栄養科長は、「(1)健康・福祉、国際交流、教育・文化・スポーツ、産業、まちづくり、生活・自然環境の各分野に関すること。(2)人的資源の交流に関すること。(3)物的資源の相互活用に関すること。(4)その他前条の目的を達成するために必要な事項に関することを連携・協力する。有効期間は、協定締結の日からその3年後の日が属する年度の末日まで、ただし、本協定の有効期間満了の日2ヶ月前までに、申し出のない場合はさらに3年間更新するものとし、その後も同様とする。」などとする協定書に調印した。
▷西桂町 小林千尋町長は「現代社会では行政も、これまでの慣行の制度ではなく、外部人材や外部知識を取り入れるなど、意思決定のスピード感が求められギアチェンジを上げていくことが求められています。また、今年は東京オリンピック並びにパラリンピックが開催されますが、西桂町はフランスのフェンシング代表チームのホストタウンに登録さており、選手・スタッフやファンなど多くの外国の方々が訪れることになっております。山梨学院大学はスポーツ振興を掲げ、数々の指導者がオリンピアンを育成して目覚ましい成果をあげております。この大学と短期大学との協定により、西桂町のスポーツや健康の分野を始め、町の活性化が大きく図られるものと期待をいたしております」と挨拶。
▷山梨学院大学 古屋光司学長は「高等教育機関が如何に地域に貢献していくか、地方大学において重要な使命の一つになっています。既にいくつかの自治体と包括連携を進めております。今回は具体的連携のシーズがあって、さらに幅広い分野での連携を深めていくために、大学は設置する学部学科の専門分野のリソースを生かそうという意識を持ち、如何に具体的に地域発展に貢献できるかという機会としたい。さらに、学生がボランティアとして参加することにとどまらず、地域社会にある課題を学生自らが主体的に考えて参画できる機会を与えていただくなど、お互いのリソースを生かして地域の発展・貢献に具体的なものを成果として、社会に報告できるように進めていければ幸いです」と挨拶。
▷羽畑祐吾食物栄養科長は「短大学長が所用のため羽畑が代わってご挨拶申し上げます。短期大学は地域貢献を一つ念頭に置き地方自治体と連携事業を行っています。西桂町の連携に関しては、地域特産品のレシピ開発を行い、西桂町のお力をお借りして地元企業と連携で商品化できたら良いと考えます。また、栄養士の養成学科として栄養指導による健康増進というこについても取り組みたい。昨今、幼児から生活習慣病予防の問題、それから高齢者のフレイルでの健康問題も関心が高くなっています。予防には個人の意識でかなり対策が進みます。ただ、正しい知識がなければその対策も進むことはできません。食物栄養科として食生活の改善を正しい知識で取り組み健康増進に寄与したいと思います」と挨拶。
▶︎調印式後、西桂町 小林千尋町長を真ん中に、向かって左に山梨学院大学 古屋光司学長、右に羽畑祐吾食物栄養科長が協定書を持ち、小林町長と手を繋ぎ記念撮影を行った。
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.1.27