●第92回選抜旗授与式並びに壮行会縮小挙行
~前例のない事態に対応できた学校が強い~
~仲間を信じて全力でプレーできたらいい~
山梨学院高校第92回選抜旗授与式並びに壮行会が3月10日、同校のルネサンスホールで行われた。選抜旗授与式並びに壮行会は新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、山梨県高等学校野球連盟 庄司和彦理事長・高野修会長、毎日新聞 去石信一 甲府支局長、山内紀幸校長・吉田健人野球部長の5人がマスク着用と手をアルコール消毒して列席し、選抜旗授与式と壮行会を合わせて縮小し挙行した。授与式では支局長から校長に手渡され、校長から野球部長に手渡された。支局長が「前例のない事態。明日、高野連の理事会があり、今後の方針が決まる。先が見えない、困難な状況に対応できた学校が強い」と挨拶。校長が「開催の可能性が1%でもあればと、自分たちにできることを粛々と進め、大会では仲間を信じて全力でプレーできたらいい」と挨拶。山梨県高野連会長が「明日、開催決定になった場合は、体調管理を確り行い優勝を目指して、山梨に明るいニュースを届けてほしい」と激励した。
◾️第92回選抜旗授与式並びに壮行会◾️
▷相馬弘ハイスクールスポーツセンター長が「本日は規模を縮小した形で開催いたします」とはじめの言葉を述べた。
▷選抜旗授与では、毎日新聞 去石信一 甲府支局長から山内紀幸校長に手渡され、校長から吉田健人野球部長に手渡された。
▷毎日新聞 去石信一甲府支局長が「前例のない事態で、気持ちもなかなか落ち着かず大変なこと。明日、高野連の理事会があり、そこでまた、今後の方針が決まる。なかなか、どうなるか先が見えない状態。多分、他の学校も同じ宙ぶらりんの状態で練習も大変だと思う。こうした困難な状況に対応できた学校が強い。いずれにしろ、準備だけは万全に頑張ってもらいたい」と挨拶。
▷山内紀幸校長が「本日はこの様な緊張事態のなかで縮小して開催したことをお詫び申し上げます。私たちとしては開催の可能性が1%でもあればと、自分たちにできることを粛々と進めてきた。『勝利とは己に勝つこと』という名言を、私たちは横断幕に掲げている。その横断幕はアルプススタンドで掲げることはできないが、大会では一人一人の選手・監督・部長が、生徒・保護者、県民の皆様と一体となり、仲間を信じて全力でプレーできたらいい」と挨拶。
▷山梨県高等学校野球連盟 高野修会長が「山梨学院は秋の関東大会では、キャプテンを中心に試合ごとにたくましく成長して、勝ち上がり甲子園切符を手にした。明日、開催決定になった場合は、体調管理を確り行い、日頃の練習の成果を遺憾なく発揮し、優勝を目指し、悔いのない戦いをして勝ち進め、山梨に明るいニュースを届けてほしい。頑張ってきてください」と激励。
▷相馬弘ハイスクールスポーツセンター長がおわりの言葉を述べ約10分間で終了した。
【終了後インタビュー】
▷吉田健人野球部長は「この様な大変な状況の中で、選手は『夢である甲子園にでたい』という、複雑な心境のなかにいる。選手は今、明日の決定を待って『本当にできるのかな』と不安のなかで準備をしている。開催してもらえるだけでありがたい気持ちで一杯。開催に向け準備でご尽力いただいている方々に報いるためにも、選手にはつねづね『感謝の気持ちを持って試合に向けて努力をすることが1番だ』と話している」と言葉を選びながら述べた。
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.3.10