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●2020関甲新秋季リーグ戦1部第1節1回戦
~山学大 タイブレーク10回サヨナラ喫す~
~主砲4  新井が同点打 逆転打 犠飛放つ~

山梨学院大は関甲新秋季リーグ戦1部開幕戦を9月5日、平成国際大学野球場で平成国際大と行い、タイブレーク10回裏6対7でサヨナラ負けを喫する。山学大は先発の二枚看板左腕 岩佐嵐が2回裏1対0と先行された6回表、相手先発の右腕から主砲4番 新井遼太が右前適時打で1対1。8回表には4番 新井が7回表から代わった右腕 黒澤颯斗(1年)から逆転となる右線犠飛を放ち2対1、続く5番 島村功記の左前適時打で3対1。その裏、リリーフ左腕 森井文哉が3対3の同点とされた。山学大はタイブレーク10回表に相手三塁手の悪送球で4対3、2番手右腕から4番 新井の左線適時二塁打と5番 島村の右越え適時三塁打で6対3と再びリード。その裏、山学大はリリーフ左腕 千葉稜河が右安打と四球で6対4。一死満塁で遊撃手がゴロを後逸し6対6の同点、さらに左腕 千葉が左前安打され6対7とサヨナラ負けした。須田喜照監督は「オープン戦では好投していたリリーフ投手陣が誤算だった。リリーフ陣の復調が鍵となる」と期待を寄せる。明日、山梨学院大は第2回戦を12時30分より同球場で平成国際大と戦う。
 
【試合前インタビュー】
▶︎山学大野球部 須田喜照監督は「関甲新は新型コロナウイルスなどの社会情勢を鑑み、秋季リーグよりリーグの再編成を行った。これまで6大学で実施してきたリーグに2部の1位と2位を加えた8大学で実施する。ファーストラウンドをディビジョンAとBとし、昨秋1部3位の山梨学院はAに振り分けられ、1部の白鷗大学(1位)、平成国際大学(5位)、2部の関東学園大学(1位)と戦う。AとBの1位と2位がチャンピオンシップラウンドに進み、この1位と2位が関東地区大学野球選手権大会に進める」と頷く。「2020年度秋季リーグ戦はファーストランドとセカンドラウンドともに2回戦(2試合)総当たりで勝率制となる。目の前の一戦に全力を尽くして勝つことが不可欠。左腕二枚看板の岩佐嵐、星野健太を軸に守り、主砲4番 新井遼太を中心とした打線で、まずは横浜市長杯争奪関東地区大学野球選手権大会出場を目標にし、その先にある大学野球選手権大会出場を目的としたい」と述べた。
 
【山梨学院大学 Vs 平成国際大学(1回戦)】
▶︎平成国際大学野球場のある埼玉県加須市の日本気象協会1時間天気10時00分の天気予報は、天気晴れ、気温31.0度、湿度76%、風向き東北東、風速1m/s。平成国際大学野球場は両翼98m、センター122m、内野が黒土、外野は人工芝、全面ラバーフェンス。試合開始10時00分、山梨学院大学(昨秋3位)と平成国際大学(昨秋5位)が整列して、主審のコールで第1節1回戦の試合が開始された。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 合計
山梨学院 0 0 0 0 0 1 0 2 0 3 6
平成国際 0 1 0 0 0 0 0 2 0 4x 7

▶︎1回表、先行の山学大は相手先発の右腕 清水陽介(4年)から、1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が1-2から二内野安打で出塁。2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が初球を投犠打を決め一死二塁、3番主将 知見寺代司 DH=指名打者が初球を一ゴロとし二死三塁としたが、続く主砲4番 新井遼太が1-2から投ゴロに倒れチェンジ。
▶︎1回裏、山学大は須田喜照監督がオープン戦の帝京大学戦で7回まで無安打無失点と好投した左腕二枚看板の岩佐嵐(3年 徳島商業)をマウンドに上げた。左腕 岩佐が1番打者を初球ニゴロに、2番打者を2-2から投ゴロに、3番打者をフルカウントから遊ゴロに打ち取りエースの風格で三者凡退に仕留める滑り出しを見せる。
▶︎2回表、山学大は先頭の5番 島村功記(4年 高岡商業)が0-1から遊飛、6番 宮下塁(4年 山梨学院)が1-1から一ゴロで二死無塁。続く7番 宮崎一樹(1年 山梨学院)がストレートの四球を選び二死一塁、宮崎が8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)の2球目に盗塁し二死二塁としたが、小谷田が2-2から空振り三振に倒れチェンジ。
▶︎2回裏、左腕二枚看板の岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の4番打者を2-2から空振り三振、5番打者にフルカウントから四球を与え一死一塁。6番打者に1-2から左前安打を許し一死一、二塁。続く7番打者に0-1から中前適時打を許し0対1と先制された。一死一、二塁、岩佐が8番打者を0-2から一邪飛に、9番打者を0-2から空振り三振に仕留めチェンジ。
▶︎3回表、山学大は先頭の9番 髙橋泰雅(3年 城西大学附属城西)がフルカウントから空振り三振。1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が0-2から中前安打で出塁。一死一塁、2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が2-2からランエンドヒットで空振り三振、清水が二塁タッチアウト(2-6)でチェンジ。
▶︎3回裏、左腕二枚看板の岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の1番打者を0-2から空振り三振に、2番打者を1-2から空振り三振に、3番打者をフルカウントの9球目に空振り三振に仕留め三者凡退。
▶︎4回表、山学大は先頭の3番主将 知見寺代司 DH(4年 山梨学院)が2-1から中飛、4番 新井遼太(4年 東海大学附属相模)が初球を遊飛、5番 島村功記(3年 高岡商業)が0-1から遊ゴロに倒れ三者凡退。
▶︎4回裏、左腕二枚看板の岩佐嵐(2年 徳島商業)が先頭の4番打者を初球で捕邪飛に、5番打者を2-2から空振り三振に、6番打者を1-1から遊ごろに仕留め三者凡退。
▶︎5回表、山学大は先頭の6番 宮下塁(4年 山梨学院)が初球を遊ゴロに、7番 宮崎一樹(1年 山梨学院)が1-2から空振り三振に倒れ無塁二死。8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)が1-1から中前安打で二死一塁、9番 髙橋泰雅(3年 城西大学附属城西)が2-0からニゴロを打ち小谷田が二塁封殺でチェンジ。
▶︎5回裏、左腕二枚看板の岩佐嵐(2年 徳島商業)が先頭の7番打者を2-1からニゴロに、8番打者にフルカウントから左前安打を与え一死一塁。9番打者に1-1から投犠打を許し二死二塁。1番打者を初球で右邪飛に打ち取りチェンジ。
▶︎6回表、山学大は先頭の1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)がフルカウントから遊直。2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)がフルカウントから四球を選び一死一塁。3番主将 知見寺代司 DH(4年 山梨学院)の2球目に盗塁し一死二塁。1-1からランエンドヒットで遊ゴロを打ち二死三塁とし、4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)が初球を右前適時打し1対1の同点。5番 島村功記(3年 高岡商業)の四球め捕手捕逸で新井が進塁し二死二塁、島村が2-2から死球を受け二死一、二塁としたが、続く6番 宮下塁(4年 山梨学院)が1-2から空振り三振で勝ち越しのチャンスを逸した。
▶︎6回裏、左腕二枚看板の岩佐嵐(2年 徳島商業)が先頭の2番打者を1-2からの5球めで死球を与え無死一塁、3番打者に3-0から右前安打を許し無死一、二塁。続く4番打者を2-2から二飛に、5番打者の代打を1-2から空振り三振し二死一、二塁。続く6番打者にストレートの四球を与え二死満塁としたが、7番打者をフルカウントから投邪飛に打ち取りチェンジ。
▶︎7回表、平国大が先発の右腕 清水陽介(4年)に代えて右腕 黒澤颯斗(1年)に交代。先頭の7番 宮崎一樹(1年 山梨学院)が3-1から四球を選び出塁し無死一塁、8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)が1-0から犠飛を投飛とし一死一塁、9番 髙橋泰雅(3年 城西大学附属城西)が0-1から二ゴロの併殺(4-6-3)でチェンジ。
▶︎7回裏、須田監督が審判に高橋が一塁への走塁で怪我をしたため安川快飛遊撃手(1年 富山国際大学附属)に交代を申告。左腕二枚看板の岩佐嵐(2年 徳島商業)が先頭の8番打者を2-1から死球を与え無死一塁、9番打者を0-2から空振り三振に切り取り一死一塁、続く1番打者に3-1から四球を与え一死一、二塁とした。ここで須田監督が左腕二枚看板の岩佐に代えて、オープン戦の帝京大学戦で7回から岩佐嵐(3年 徳島商業)をリリーフし2回を無失点無安打と好投したリリーフ左腕 森井文哉(4年 松本工業)をマウンドに送った。抑えの左腕 森井は2番打者にフルカウントから四球を与え一死満塁。抑えの森井が3番 代打を2-2から空振り三振に、4番打者を2-2から見逃し三振に仕留めチェンジ。
▶︎8回表、山学大は先頭の1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が、1-2から左前安打で無死一塁。2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が初球を投ゴロこれが相手投手の悪送球を誘い無死一、二塁とした。続く3番主将 知見寺代司 DH(4年 山梨学院)が2-0から一ゴロを打ちこれが三塁手のハンブルを誘い無死満塁。続く4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)が0-1から右線犠飛で清水が生還し2対1。一死一、三塁で続く5番 島村功記(3年 高岡商業)が2-2から左前適時打を放ち長尾が生還し3対1。一死一、二塁で6番 宮下塁(4年 山梨学院)が右前安打で知見寺が二塁から本塁を突くがタッチアウト(9-2)。二死一、二塁で7番 宮崎一樹(1年 山梨学院)が0-2からニゴロで二塁封殺(4-6)されチェンジ。
▶︎8番裏 抑えの左腕 森井文哉(4年 松本工業)が先頭の5番打者に3-1から四球を与え無死一塁。6番打者を2-2から一ゴロにし二塁封殺(3-6)で一死一塁。7番打者の1-2の4球めに一塁牽制するも一塁走者に進塁を許し一死二塁。7番打者2-2から三邪飛に討ち取り二死二塁。8番打者に0-1から死球を与え二死一、二塁。9番打者0-2からの3球目にワイルドピッチで二死二三塁。9番打者に2-2から左越え適時二塁打を許し3対3の同点とされたところで、須田監督が抑え左腕 千葉稜河(4年 山梨学院)に交代した。二死二塁で千葉が1番打者をフルカウントから中飛に打ち取り火消し役を務めチェンジとした。
▶︎9回表、山学大は先頭の8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)が初球を三ゴロ、7回裏に交代した9番 安川快飛(1年 富山国際大学附属)が2-2から空振り三振、1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が2-2から遊飛に倒れ三者凡退。
▶︎9回裏、抑え左腕 千葉稜河(4年 山梨学院)が先頭の2番打者を0-2から一ゴロに、3番打者を1-2から空振り三振に、4番打者にフルカウントから四球を与え二死一塁としたが、続く5番打者を0-2から右飛に打ち取りチェンジ。
▶︎10回表、山学大はタイブレーク無死一、二塁。二塁走者9番 安川快飛(1年 富山国際大学附属)、一塁走者1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)。先頭の2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が三ゴロを打ち三塁手の悪送球で二塁から安川が生還し4対3。無死一、三塁とし3番主将 知見寺代司 DH(4年 山梨学院)が初球を投ゴロで二塁併殺(1-6-3)で二死三塁。4番 新井遼太 が2-2から左線適時二塁打を放ち清水が生還し5対3。二死二塁、5番 島村功記(3年 高岡商業)が右越え適時三塁打を放ち新井が生還し6対3。二死三塁、6番 宮下塁(4年 山梨学院)が初球遊ゴロでチェンジ。
▶︎10回裏、タイブレーク無死一、二塁。須田監督が左翼手の島村功記(3年 高岡商業)を松尾孝太に交代し守備を固める。リリーフ左腕 千葉稜河(4年 山梨学院)が先頭の6番打者に初球を右安打され無死満塁、7番打者に3-1から四球を与え押出しで6対4。無死満塁、8番打者に1-2から左飛で一死満塁。9番打者を遊ゴロに打ち取るも遊撃手が後逸し三塁走者と二塁走者が生還し6対6の同点。1番打者の3球目一塁走者が盗塁し一死二、三塁。1番打者に2-2から左前安打を許し6対7でサヨナラ負けを喫した。
 
【試合終了電話インタビュー】
▶︎先発で6回1/3の1対1で降板した左腕二枚看板の岩佐嵐(2年 徳島商業)は「立ち上がりは悪くなかった」と頷く。「6回裏からじわじわと疲労が溜まってきた。3番打者にライト前に打たれたときに『自分が思っている以上に甘いコースに入っているな』と」実感した。さらに「下半身から伝わってくる力が少なくなってきて、ボールの抑えが効かなくなりボウルが狙ったところより高めに浮き始め、抜け球も出てきて『まずいな』と思い始めた」と振り返る。7回裏には先頭の8番打者に死球、9番打者を空振り三振にしたが、1番打者に四球を与え須田監督に投手交代を告げられ降板したが、「監督が信頼してくれて7回裏も投げさせてくれたので、その期待に応えようとしたが応えられなかった。『自分はまだまだだな』と思い知らされた」と神妙。「それと同時に開幕戦だったので、最低でも7回ぐらいまでは投げたかったのが本心」と悔しさをにじませた。総じて「厳しいところを突いていくのがスタイルなのでデッドボールはまだしも、フォアボール3は多い」と猛省。「次戦まで確り反省するところは反省してチームに貢献したい」と述べた。
▶︎同点打、逆転打、犠飛を放った4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)は1対0と先行された6回表「二死三塁で打席が回ってきたので『なんとか一本』と打席に立ち、初球のインコース寄りのまっすぐの球を打ち返したがちょっと詰まっていたので『落ちてくれ』と思い走った」と4番としての気迫で右前適時打し1対1の同点とした。8回表「ノーアウトで無死満塁、大きいのを狙うと大振りになるので、つなぐ野球でまずは1点と三塁ランナーを返すことだけを考えて」打席に向かった。0-1から「外の高めのまっすぐを打ち右線へ深い犠飛」を放ち2対1と逆転した。タイブレークの10回表、二死三塁「4対3と1点リードしていたがタイブレークなので追加点が欲しかった」と振り返る。「2-2から低めのスライダーを打ち三塁手にボールをとられるかと思ったが抜けてくれてよかった」と左線適時二塁打で5対3とした。開幕前のインタビューで「自分の打席になったら一球一球に集中してチャンスで一本、先頭打者なら長打などでチャンスをつくってチームに貢献したい。『AGGRESSIVE BASEBALL』で常に前向きに、そして攻撃的に展開していきたい」と述べた通りの言行一致の大活躍をみせた。明日は「就職活動で出場できない」と複雑な心境を述べた。
▶︎主将 知見寺代司(4年 山梨学院)は「序盤でピッチャーは粘ってくれていたが、自分たち攻撃陣が機能できずに苦しい展開に持っていってしまった」と声を絞り出したた。「チャンスが何回かあった。その中の複数回のチャンスを押しきれずに得点できなかったことが終盤のリリーフ陣に負担を与えてしまった」と、そのうえ「守りにも負担を与えてしまった」と、勝てた試合を「タイブレークに持ち込んだことが全て」と振り返った。明日の平成国際戦2回戦は「今日は今日で、明日は気持ちを切り替えて自分たちの野球、投手を中心に最小失点で守り抜いて、チャンスを確りものにしていく野球で勝利したい」と力強く述べた。
▶︎須田喜照監督は「平成国際に先制されたが岩佐が粘り強く投げて、6回表に追いつき、8回表に3対1と逆転。そこから逃げ切り体制でいつも通りの展開でリリーフが抑えて勝利するという企て通りいくはずだった」と頷く。「しかし、抑えきれずに3対3の同点とされタイブレークとされた。タイブレークでは6対3と再び勝ち越したが、その裏にサヨナラ打された。オープン戦では好投していたリリーフ投手陣が誤算だった」と振り返る。「打線はオープン戦通りの活躍をしてくれた」と褒めた。「うちの野球は投手陣が抑えて勝っていくチームなのでリリーフ陣の復調が鍵となる」と期待を寄せる。「明日の平成国際2回戦で勝って1勝1敗にして、第2節の関東学園大学戦につなげたい」と述べた。
◾️NNS日本ネットワークサービス111chで9月9水曜日『情報maxはやべん』午前11:00~、『はやべん おかわり』午後8:00~の中の『街かどトピックス』で放映予定。
 
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.9.7