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●文部科学大臣杯全日本大学グレコローマン選手権
~主将横山・山田・アルメンタイ・大津が牽引~
~小幡監督「学校対抗で十分チャンスはある」~

山梨学院大学レスリング部は10月15日・16日の両日、東京・駒沢体育館で行われる2020年文部科学大臣杯全日本大学グレコローマン選手権に出場する。今年初の大学公式戦に向けて、小幡邦彦監督は「昨年同様、グレコ専門の選手はいないがフリースタイルの選手で挑む。グレコは上半身のみの攻防で戦う競技。全身を攻防とすることができるフリースタイルと違うが、昨年『フリースタイルの延長で戦う』を掲げ、優勝2人・準優勝1人・3位2人と選手が結果を残し、直前のけがで1名少ない中で学校対抗で日体大に次ぐ準優勝」に輝いた。登録選手は「60kg級 佐々木翼、63kg級 青柳善の輪、67kg級 西谷海音、77kg級 横山凛太朗、82kg級 谷崎大造、87kg級 山田修太郎、97kg級 大津拓馬、130kg級 アルメンタイ・バグダウレット」と1大学10階級中8階級まで。「昨年優勝の山田とアルメンタイは1階級上げての出場。3位の横山は主将となりチームを牽引する。初参戦の天皇杯優勝の大津も上位を目指す。学校対抗で十分チャンスはある」と述べた。横山主将は「新型コロナの影響で公式戦がなく目標がなかったが、みんなこの試合を目標にコロナ対策をしながら頑張っている。優勝を狙う」と明言。この日の練習は、グレコに出場する選手は通常の練習に加えスパーリングでグレコの練習を行った。
 
【全日本大学グレコローマン選手権】
▶︎小幡邦彦監督は開催について「新型コロナの影響でグレコローマン選手権が今年初の公式戦となった。大会は10月15日・16日の両日、東京・駒沢体育館で行われる。新型コロナウィルス感染防止対策として、無観客で事前に申請された選手・監督・コーチ以外は会場に入れない」と頷いた。
▶︎競技内容は「階級は55kg、60kg、63kg、67kg、72kg、77kg、82kg、87kg、97kg、130kgの10階級のうち、1大学が8階級までエントリーできる。ただし、オリンピック階級以外の55kg、63kg、72kg、82kgのエントリーは2階級まで」とする。
▶︎ルールは「原則UWWルールで一部学生レスリング連盟ルールを適用」する。「個人戦の順位をポイントに換算し学校対抗(団体)順位を競う。順位ポイントは1位12点、2位9点、3位6点(2人)、 5位3.5点(2人)、7位2点、8位1点」で、「得点が同じ場合の順位決定方法は、上位入賞者の多い大学を上位とする。1位入賞者が同数の場合は、2位入賞者の多い大学を上位とする。1位と2位が同じ場合は、その大学参加者のフォール数が多い大学を上位とする。それも同じ場合は、その大学の参加者の技術ポイントの多い大学を上位とする」と説明。
▶︎大会日程は「10月15日(木)55kg級、60kg級、72kg級、77kg級、97kg級。10月16日(金)63kg級、67kg級、82kg級、87kg級、130kg級。その日ごとに1回戦から敗者復活戦、ファイナルまで」行われる。
▶︎各賞は「団体賞は学校対抗(団体)1位に文部科学大臣杯。個人賞は最優秀選手賞、敢闘賞、最優秀監督賞が授与される」と説明。

【山梨学院大学登録選手】
文部科学大臣杯全日本大学グレコローマン選手権
【1日目(15日)】
55kg級 エントリーなし
60kg級 佐々木翼(3年 飛龍)
72kg級 エントリーなし
77kg級 横山凛太朗(4年 いなべ総合学園)
97kg級 大津拓馬(3年 島原)
【2日目(16日)】
63kg級 青柳善の輪(1年 埼玉栄)
67kg級 西谷海音(4年 高松農業)
82kg級 谷崎大造(1年 岐南工業)
87kg級 山田修太郎(3年 秋田商)
130kg級 アルメンタイ・バグダウレット(4年 アスタナ)


 ※1大学が8階級までエントリー可。但し、オリンピック階級以外の55kg、63kg、72kg、82kgのエントリーは2階級まで。
 
【選手インタビュー】
▶︎2階級制覇で2年連続優勝を目指す87kg級 山田修太郎(3年 秋田商)は「久しぶりの試合なので、わくわくしている」と開口一番。「高校の時はグレコとフリーを両方おこなっていた。昨年の成績は82kg級に出場して優勝している」と明かし、今年は「87kg級に出場する。現在の体重は86kg、相手が誰がきても自分の持っている力を全て出し切り勝ち切りたい」と歯切れが良い。新型コロナ対策で思うように練習ができなかったが「新しい技やスタイルに挑戦したり、自分の強みを確認しながら練習していた」とその間も前向きに取り組んだ。本番では「体調をととのえ気持ちを高めていって、試合で良いパフォーマンスができるように頑張りたい」と胸を弾ませた。
▶︎2階級制覇で3年連続優勝を目指す130kg級 アルメンタイ・バグダウレット(4年 アスタナ)は「今回は130kg級に出場する。現在のウエイトは106kg」と笑顔で首をすくめる。グレコの経験は「97kg級で2018年と2019年に出場して優勝している」と笑顔。「タックルが得意、フリーは足にタックルするが、グレコは胴にタックルしていく」とジェスチャーをまじえて説明。「久しぶりにグレコの練習をして、最初はダメだったが、もう慣れたので問題ない。良い」と満面笑み。「チームのために頑張ります」と頷き、「もう大丈夫。good ready 準備ができている」と微笑んで大きく頷いた。
▶︎主将 横山凛太朗(4年 いなべ総合学園)は「新型コロナの影響で公式戦がなく目標がなかったが、みんなこの試合を目標にして頑張っている」と頷く。「グレコ専門の選手はいないがレスリングに変わりはないので、フリーでもグレコに使える技があるので不利にはならない。昨年、2位になっている。十分戦える」と大きく頷き、「新型コロナ禍でも、他の大学には負けないように一人一人がやるべきことをやってきた。今も手洗い・消毒・換気などを徹底しながら練習を頑張っている」と振り返る。「解禁になってから期間は十分ではないが、集中して実戦形式練習も積んできているので、試合ではそれを武器にして、全員が優勝を目指して戦い、学校対抗でも優勝を狙う」と静かに闘志を燃やす。
 
【監督インタビュー】
▶︎小幡邦彦監督は練習について「特別のことはしていない。グレコに出場する選手は通常の練習に加えスパーリングなどでグレコの練習をしている」と頷く。今日の練習は「いつも通り樹徳館レスリング場でBGMの流れる中で、練習によるけがの防止や身体の準備、それに競技能力を引き出すためにシャドーなどのウォーミングアップを念入りに行い、タックルなどの打ち込み。短いスパーリングを1人が1分間×6回、相手を6人変えて1試合分の6分間行った。そしてグラウンド(寝技)の練習、実戦形式でのスパーリング。その後に筋トレでロープ登りして、クーリングダウンして終了した」と明かした。
▶︎登録選手は「昨年同様、グレコ専門の選手はいないがフリースタイルの選手で挑む。グレコは上半身のみの攻防で戦う競技。全身を攻防とすることができるフリースタイルと違うが、昨年『フリースタイルの延長で戦う』を掲げ、優勝2人・準優勝1人・3位2人と選手が結果を残し、直前のけがで1名少ない中で学校対抗で日体大に次ぐ準優勝」に輝いた。登録選手は「60kg級 佐々木翼、63kg級 青柳善の輪、67kg級 西谷海音、77kg級 横山凛太朗、82kg級 谷崎大造、87kg級 山田修太郎、97kg級 大津拓馬、130kg級 アルメンタイ・バグダウレット」の8階級8人。
▶︎大会について「昨年優勝の82kg級 山田と97kg級 アルメンタイは1階級上げての出場で、3位の横山は主将となりチームを牽引する。67kg級 西谷は最上級生となり、初参戦の令和元年天皇杯全日本選手権大会で優勝の大津、佐々木、青柳、谷崎も上位を目指す。学校対抗で十分チャンスはある」と抱負を述べた。
 
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.10.2