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●2020関甲新秋季リーグ戦1部Regular Round第1節
~1番 清水が先制 右越え2点本塁打など放ち勝利~
~左腕 岩佐 調子が悪いなりに勝ち切るのがエース~

山梨学院大は関甲新秋季リーグ戦1部Regular Round開幕戦第1節1回戦を10月3日上武大学野球場で関東学園大と行い7対2で勝利した。山学大は3回表一死一塁、1番俊足 清水寛太が「高めの真ん中カーブ」を振り抜き「感触はあった」と右越え2点本塁打を放ち2対0と先制。山学大は4回裏、二枚看板左腕 岩佐嵐が「調整がうまくいかなかった」と4番打者と6番打者に適時打され2対2の同点とされる。その5回表の一死二塁、1番 清水の右適時打で3対2と再びリード。7回表には1番 清水の左適時打で4対2、さらに死球押し出しで5対2。8回表には7番 島村功記の左越え本塁打で6対2と突き放し、9回表にも1点追加。山学大は、8回裏からリリーフした左腕森井文哉が確り相手打線を抑え7対2で初戦を白星で飾った。清水寛太は右越え2ランを「初戦だったので先制点を取れるようにと、高めの真ん中カーブをつなげようと振り抜き『これは入った』と感触があった」と喜び振り返った。須田喜照監督は「清水が先制2ランを打ったことが大きかった」と絶賛。「岩佐が調子が悪いなりに勝ち切るのがエースの役割と能力」と褒めた。新ラウンドを攻撃陣のつなぐ野球で良いスタートが切れた。明日も今日のように打線が先制して引っ張っていく野球をして勝利したい」と述べた。
 
 
【 山梨学院大学 Vs 関東学園大学(1回戦)】
▶︎須田喜照監督はインタビューで「チームは4勝2敗として白鷗大・平成国際大と同率1位となった。同率の場合は得失点差で順位が決まるため1位 平国大、2位 白鷗大、3位 山学大となり、その結果チャンピオンシップラウンド進出を逃し、レギュラーラウンドで関東学園大・常磐大・作新学院大と2試合ずつを行うこととなった」と振り返る。「四年生は大学野球が最後となる。3年生以下は来年に向けての大切な試合になるので精一杯戦いたい」と頷き、「このレギュラーラウンドで最下位になると2部に自動降格となるので気は抜けない」と気持ちを引き締めて臨む。上武大学野球場は両翼95m、センター120m、全面人口芝、収容人数 約200人。野球場のある群馬県伊勢崎市の日本気象協会1時間天気12時00分の天気予報は、曇り、気温 25.4度、風向 南東、風速 2m/s。両校の選手がホームプレートを挟み整列し主審のコールで13時45分、Regular Roundの山梨学院大学(A3位) 対 関東学園大学(A4位)の1回戦が開始された。

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山梨学院 0 0 2 0 1 0 2 1 1 7
関東学園 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2

▶︎1回表、先攻の山学大は一死後、相手エース左腕 早川和磨(3年)から2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が1-2から中前安打し一死一塁、3番指名打者=DH主将 知見寺代司(4年 山梨学院)の2球目に盗塁し一死二塁。さらに3番DH主将 知見寺の中飛で二死三塁としたが後続が倒れチェンジ。
▶︎1回裏、山学大は須田喜照監督が2試合連続完封の二枚看板左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)を先発でマウンドにあげた。左腕 岩佐が1番打者に初球から左安打を与え無死一塁。2番打者を1-0から遊直で一死、遊撃手が飛び出した一塁走者を刺そうと悪送球(6E-3)して一死二塁。3番打者に1-2から右飛され二死三塁。4番打者1-1から右飛に打ち取りチェンジとする。
▶︎2回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の5番打者を1-0から左飛に、6番打者を1-2から遊直に、7番打者を初球で一飛に打ち取り三者凡退とする。
▶︎3回表、山学大は一死後に9番 宮崎一樹(1年 山梨学院)が1-2から中前安打で出塁し一死一塁。続く1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が1-1から「高めの真ん中カーブ」を振り抜き右越え2点本塁打を放ち2-0と先制するが後続が倒れチェンジ。
▶︎3回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の8番打者を2-2から空振り三振に、9番打者に1-2から死球を与え一死一塁。1番打者を1-1から二直に打ち取り二死、飛び出した一塁走者を二塁手から一塁手に転送しチェンジとする。
▶︎4回表、山学大は二死後に6番 宮下塁(4年 山梨学院)が1-0から右前安打し二死一塁としたが後続が倒れチェンジ。
▶︎4回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の2番打者にストレートの四球を与え無死一塁。3番打者を2-0から三ゴロに打ち取り二塁封殺(5-4)で一死一塁。4番打者に2-2から中前適時二塁打され2対1一死二塁。5番打者を0-2から空振り三振に打ち取り二死二塁。6番打者に1-2から左適時二塁打され2対2の同点。7番打者にストレートの四球を与え二死一、二塁。8番打者を2-0から空振り三振に仕留めチェンジとする。
▶︎5回表、山学大は先頭の8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)が2-2から左前安打で無死一塁。9番 宮崎一樹(1年 山梨学院)の送りバントで一死二塁。1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が1-0から「真ん中低め真っすぐ」を捉え右適時打を放ち3対2と再びリードする。2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)がフルカウントから四球を選び一死一二塁としたが後続が倒れチェンジ。
▶︎5回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の9番打者を1-0から三ゴロに、1番打者を2-2から右飛に、2番打者に1-2から二内野安打を許し二死一塁。3番打者に0-1から三内野安打で二死一、二塁。4番打者を2-2から左飛に打ち取りチェンジとする。
▶︎6回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の5番打者を
2-2から見逃し三振に、6番打者を1-2から一飛に、7番打者にフルカウントから二内野安打を許し二死一塁。8番代打にストレートの四球を与え二死一、二塁。9番代打を2-2から空振り三振に仕留めチェンジとする。
▶︎7回表、山学大は先頭の8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)がフルカウントから四球を選び出塁。9番 宮崎一樹(1年 山梨学院)が1-1から左前安打し無死一、二塁。1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が初球に送りバントファウルし、1-1から「ややインコース寄り高めの真っすぐ」を叩き左適時打し4対2。無死一、二塁で2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が初球を三へのバント内野安打で出塁し無死満塁。一死後、4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)が初球に死球を受け押し出しで5対2とし後続が倒れチェンジ。
▶︎7回裏、左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の1番打者に0-1から死球を与え無死一塁。2番打者を初球で三直に打ち取り一死一塁。3番打者をフルカウントから見逃し三振に打ち取るも一塁走者が盗塁し二死二塁。4番打者に3-1から死球を与え二死一、二塁。続く5番打者に0-1から死球を与え二死満塁。6番打者を2-0から一邪飛に仕留め三者残塁チェンジとする。
▶︎8回表、山学大は先頭の7番 島村功記(3年 高岡商業)が1-0から「インコース真ん中の真っすぐ」を捉え左越え本塁打を放ち6対2とした。たまらずエース左腕 早川和磨(3年)からリリーフ右腕 関口翔太(2年)に交代。この交代したリリーフ投手に後続打者が打ち取られチェンジ。
▶︎8回裏、須田喜照監督が左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)に代えて、リリーフ左腕 森井文哉(4年 松本工業)をマウンドに送った。左腕 森井が先頭の7番打者0-2から遊ゴロに、8番打者を0-2から空振り三振に、9番打者を1-2から空振り三振に仕留め三者凡退とした。
▶︎9回表、山学大はリリーフ右腕 関口翔太(2年)から交代したリリーフ左腕 植田大雅(3年)から先頭の2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が初球に死球を受け出塁、3番DH主将 知見寺代司(4年 山梨学院)が初球に犠打を決め一死二塁、4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)の初球に暴投で一死三塁。4番主砲 新井のフルカウントからの球が暴投となり2番 長尾が生還し7対2、新井は四球で一死一塁。5番 藤田直仁(3年 川島)が1-0から左前安打し一死一、二塁としたが後続が倒れチェンジ。
▶︎9回裏、リリーフ左腕 森井文哉(4年 松本工業)が先頭の1番打者をフルカウントから投ゴロに、2番打者を0-2から一直に、3番打者を1-0から一ゴロに仕留め三者凡退でゲームセットとした。
 
【試合終了インタビュー】
▶︎7回2失点の二枚看板左腕 岩佐嵐(3年 山梨学院)は「今日はさんざんだった」と開口一番。「7回で四死球7と6安打で5イニングランナーを出し、守備陣と攻撃陣の流れをずたずたにした」と自ら猛省する。「試合まで1週間での登板だったが、ファーストラウンドからレギュラーラウンドで2週間空き体の調整がうまくいかなかった。体が緩みすぎた」と原因を探った。「体調の調整を含めて、練習で自分のフォームで悪い面が出るところなどを念入りにチェックして、次戦はベストコンディションでマウンドに上がりたい」と述べ、「今回はキャッチャーと野手に助けてもらったので、次は自分が助けられるように準備したい」と述べた。
▶︎5打数3安打4打点の1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)は3回表の右越え2ランを「ステージが変わって初戦だったので、『なんとかして塁に出てチームが先制点を取れるように』と打席に向かった」と胸中を明かす。1-1から「高めの真ん中カーブをつなげようと振り抜き『これは入った』と感触があった」と喜んだ。「同点とされた5回表2-2から真ん中低め真っすぐを捉え右適時打を放ち3対2と再びリードできて良かった」と頷く。7回表「バント失敗で監督からのサインが『打て』に変わった。この失敗をバットで返そうと集中して待ち、ややインコース寄り高めの真っすぐを叩き左適時打とし、4対2と流れを引き寄せられた」と振り返る。明日の2回戦も「いい形で打てているのでこの調子を維持して自分がチャンスをつくっていきたい」と静かに闘志を燃やす。
▶︎8回表ソロ一発で相手エースを降板させた7番 島村功記(3年 高岡商業)は「前の3打席で内容のないフライで打ち取られていたので、バットが下から出ていたので叩きつけるバッティングに修正して打席に向かった」と明かす。1-0から「インコース真ん中の真っすぐ、芯は食っていたので入ると思った」と左越え本塁打を放ち6対2。「これまでチームの足を引っ張っていたが、この一発で吹っ切れた」と、チームにとっても「自分にとっても価値のある一発だった」としみじみと振り返った。「明日も、上から叩くバッティングを意識して、今日のようにチームが先制し1点1点重ねる粘り強い攻撃で勝利できるように、明日は第1打席からつなぐバッティングを心がけて貢献したい」と述べた。
▶︎就職活動で白鷗戦2試合を欠場し再合流した主将 知見寺代司(4年 山梨学院)は「レギュラーラウンドで関東大会が無くなり、4年生はこのステージで大学野球が最後となり、後輩は来年につながる戦いとなる。全勝することと内容にもこだわって戦っていきたい」と大きく頷いた。攻撃面では「序盤・中盤・終盤と点が取れていたので良かった」。守備面では「今日、岩佐が調子が良くなかったが、調子が悪いなりに2失点と良くまとめてくれた。リリーフの森井はストライク先行で無失点と良かった」と振り返った。「明日も、やることは変わらず、最小失点で抑えて少ないチャンスをものにする山梨学院野球に心がけて戦う」と述べた。
▶︎須田喜照監督は「開幕戦、勝ってほっとしている」と頷く。「清水が先制2ランを打ったことが大きかった。2対2に追いつかれて清水のタイムリーで3対2。7回には清水のタイムリーと押し出しで5対2と流れを完全に引き寄せてくれた。今日は清水が流れを引き寄せ打線を引っ張ってくれた」と感謝した。「8回には島田のソロで相手のエースを攻略できた。新ラウンドを攻撃陣のつなぐ野球で良いスタートが切れた」と絶賛した。「岩佐は、7回2失点なのでまあまあ評価できる。本人的には調子は良くなかったと思うが、二枚看板の長男として調子が悪いなりに良くまとめてくれた。こうした中で勝ち切るのがエースの役割、これも投手には不可欠な能力」と、「リリーフ左腕 森井も良く投げてくれた」とともに褒めた。「主将の知見寺が就職活動から復帰し、クリーンナップの藤田直仁がオープン戦のけがから復帰してくれて打撃陣が出揃った」と明かす。「明日も今日のように打線が先制して引っ張っていく野球をして勝利したい」と述べた。
 
◾️山梨学院大は明日、関東学園大学と2回戦を行う。NNS日本ネットワークサービス111ch『情報maxはやべん』午前11:00~、『はやべん おかわり』午後8:00~の中の『街かどトピックス』で、山梨学院大学 対 関東学園大学カードの結果を10月8日木曜日に放映予定。
 
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.10.4