●2020関甲新秋季リーグ戦1部Regular Round
~島村2点の適時二塁打2対0先制守れず~
~明日最終戦は有終の美を飾ってほしい~
山梨学院大は関甲新秋季リーグ戦1部Regular Round第3節1回戦を10月18日、水戸市民球場で作新大と行い4対8で負け通算成績を3勝2敗とした。攻めては1回表に相手先発左腕から1番俊足 清水寛太が左前安打し2番 長尾康太郎の3球目に果敢に盗塁するが刺され一死無塁。2番 長尾の内野安打と暴投で2番 長尾が二塁に進塁。3番DH 知見寺代司が四球を選び出塁。二死後の一、二塁で5番 島村功記が初球を狙いすまし左越えでフェンスに到達する2点適時二塁打を放ち2番 長尾と3番 知見寺が生還し2対0と先制した。その裏、左腕 岩佐が1番に左前安打とパスボール、2番の犠打で一死三塁。3番を遊ゴロに打ち取るも1番が生還し2対1。三回裏、左腕 岩佐が2番・3番・4番打者に連打を許し2対2の同点とされる。4回裏、8番に中前安打、9番に四球を与え、2番に左2点適時二塁打を許し2対4と逆転された。山学大は6回表、3番 知見寺と4番新井 遼太の連続安打で無死一、二塁。5番 島村の犠打で一死二、三塁。6番 藤田直仁の左への2点適時二塁打で4対4の同点とした。山学大は5回からリリーフ陣4人投入したが7回1失点と8回に3失点と踏ん張れずに4対8で敗れた。須田喜照監督は「勝利を目指しつつ4年生の集大成と来季活躍してもらいたい投手などにチャレンジしてもらっている。明日は最終戦で3年生は引退となる。全員野球で有終の美を飾ってほしい」と述べた。
【試合前インタビュー】
▶︎須田喜照監督は「常磐大に2連勝したことで、2部自動降格は免れたので、あとは第3節の作新大戦は4年生最後の戦いとなるので2連勝し花を添えたい」と全員野球で臨む。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 合計 | |
山梨学院 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 4 |
作新学院 | 1 | 0 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 3 | × | 8 |
【 山梨学院大学 Vs 作新学院大学(1回戦)】
水戸市民球場は両翼100m、センター122m、内外野はクレー舗装、外野天然芝。収容観客数2万人。野球場のある茨城県水戸市の日本気象協会1時間天気10時00分の天気予報は、曇り、気温 17.3度、風向 北、風速 3m/s。両校の選手がホームプレートを挟み整列し主審のコールで9時58分、Regular Roundの山梨学院大学(A3位) 対 作新学院大学(B3位)の1回戦が開始された。
▶︎1回表、先攻の山学大は相手先発左腕 加藤大河(2年)から1番俊足 清水寛太(4年 甲府工業)が左前安打し2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)の3球目に果敢に盗塁するが刺され一死無塁。2番 長尾の内野安打と暴投で2番 長尾が二塁に進塁。3番DH主将 知見寺代司(4年 山梨学院)が四球を選び出塁。二死後の一、二塁で5番 島村功記(3年 高岡商業)が初球を狙いすまし左越えでフェンスに到達する2点適時二塁打を放ち2番 長尾と3番 知見寺が生還し2対0と先制。後続が倒れ二塁残塁でチェンジとする。
▶︎1回裏、山学大は須田喜照監督が二枚看板左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)を先発でマウンドに上げた。初先発の左腕 岩佐が1番打者に1-1から左前安打され無死一塁。2番打者の初球に捕パスボール(2E)で無死二塁。2番打者の1-0から犠打を許し一死三塁。3番打者を2-2から遊ゴロに打ち取るも、その間に三塁走者の生還を許し2対1。左腕 岩佐が9番打者を打ち取りチェンジとする。
▶︎2回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の6番打者を2-2から遊飛に、7番打者にフルカウントから左前安打を与え一死一塁。8番打者に2-2から見逃し三振に打ち取り二死一塁。続く9番打者を初球で右飛に仕留め一塁残塁としチェンジとする。
▶︎3回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の1番打者を1-2から空振り三振に、2番打者に1-2から左前安打を与え一死一塁。続く3番打者に1-1から中前安打を許し一死一、二塁。4番打者に初球を中前適時され2対2の同点とされた。左腕 岩佐が、5番打者を2-2から見逃し三振に、6番打者を1-2から投ゴロに打ち取り一、二塁残塁としてチェンジとする。
▶︎4回裏、山学大は左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)が先頭の7番打者を1-1から遊直に、8番打者の初球に中前安打を与え一死一塁、9番打者にストレートの四球を与え一死一、二塁。1番打者に2-2から空振り三振に打ち取り二死一、二塁。2番打者に2-2から左適時二塁打を許し2対4と逆転される。左腕 岩佐が3番打者を遊ゴロに打ち取りチェンジとする。
▶︎5回裏、山学大は須田喜照監督が左腕 岩佐嵐(3年 徳島商業)からリリーフ右腕 中込陽翔(1年 山梨学院)をマウンドに送った。右腕 中込が先頭の4番打者を2-2から一飛に、5番打者を1-1から二ゴロに、6番打者を0-1からニゴロに仕留め三者凡退でチェンジとする。
▶︎6回表、山学大は先頭の3番DH=指名打者 知見寺代司(4年 山梨学院)が1-1から右前安打で無死一塁。続く4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)が初球から右前安打し無死一、二塁。5番 島村功記(3年 高岡商業)2-1から投犠打を決め一死二、三塁。6番 藤田直仁(3年 川島)か1-0から左への2点適時二塁打を放ち4対4の同点。7番代打 菅原元気(3年 神港学園)がフルカウントから四球を選び一死一、二塁。ここで相手投手が左腕 加藤大河(2年)からリリーフ右腕 山田和樹(4年)に交代。8番 小谷田崇志(3年 帝京第三)が0-1から投犠打を決め二死二、三塁。9番 別府豊が3-1から四球を選び二死満塁とするが後続が倒れ3者残塁としてチェンジとする。
▶︎6回裏、山学大はリリーフ右腕 中込陽翔(1年 山梨学院)が先頭の7番打者を1-2から空振り三振に、8番打者を初球から三ゴロに、9番打者をフルカウントから四球を与え二死一塁、1番打者を0-1から右飛に打ち取り一塁残塁としてチェンジとする。
▶︎7回裏、山学大は須田喜照監督がリリーフ中込陽翔(1年 山梨学院)からリリーフ右腕 前田大成(3年 徳島北)に交代。リリーフ右腕 前田が先頭の2番打者を2-2から死球を与え無死一塁に、3番打者に0-1から中前安打を許し無死一、二塁。4番打者を初球で中飛に打ち取るも二塁走者に進塁を許し一死一、三塁。ここで須田喜照監督がリリーフ右腕 前田からリリーフ左腕 千葉稜河(4年 山梨学院)に交代。リリーフ左腕 千葉が5番打者に初球を右への適時二塁打を与え4対5と勝ち越される。一死二、三塁、6番打者を初球で中飛に打ち取り二死二、三塁。7番打者を1-2から中飛に打ち取り、二、三塁残塁としてチェンジとする。
▶︎8回裏、山学大は須田喜照監督がリリーフ左腕 千葉稜河(4年 山梨学院)からリリーフ左腕 森井文哉(4年 松本工業)に交代。リリーフ左腕 森井が先頭の8番打者を1-1から遊内野安打を与え無死一塁、9番打者に2-0から死球を与え無死一、二塁。1 番打者を2-2から一邪飛に打ち取り一死一、二塁。2番打者にストレートの四球を与え一死満塁。3番打者に3-1から四球を与え押し出しで4対6。4番打者に1-1右前適時打を許し4対7。一死満塁、5番打者の0-2から遊飛に打ち取り二死満塁。6打者の初球暴投でそれぞれ走者が進塁し、三塁走者が生還して4対8。6番打者をフルカウントからニゴロに打ち取り二、三塁残塁としてチェンジとする。
▶︎9回表、山学大は先頭のここで相手投手がリリーフ右腕 山田和樹(4年)からリリーフ左腕 柳田凌斗(4年)に交代。リリーフ左腕 柳田から2番 長尾康太郎(3年 千葉英和)が1-0から三邪飛に、3番DH 知見寺代司(4年 山梨学院)が初球から遊ゴロに、4番主砲 新井遼太(4年 東海大学附属相模)が1-1から右飛を打ち上げチェンジとし4対8で敗れた。山梨学院大は通算成績を3勝2敗とした。
【試合終了インタビュー】
▶︎先制の左越え2点適時二塁打を放った5番 島村功記(3年 高岡商業)は「二死一、二塁とチャンスで打席が回ってきたので、力まずに気楽に打席に立った。甘くストライクを取りにきた『インコース真ん中のカーブ』をコンパクトに打ち芯を食っていたので、『これはレフトの頭を超えるな』と思い走った。先制の2点が入り良かった」と振り返った。「今、調子は良くないがその分コンパクトに振れている」と好打者が頷いた。「明日は4年生最後の試合なので、4年のみなさんが悔いを残さずに終われるように、自分たちが出来る限りのサポートをして勝利で終わりたい」と大きく頷いた。
▶︎4打数2得点2安打1四球の3番DH 主将 知見寺代司(4年 山梨学院)はは「序盤、中盤のチャンスを生かしきれなかった。投手陣に負担をかけてしまった。取れるところで、思うように点が取れなく流れを引き寄せられなく、7回と8回の失点につながっている」と頷く。「明日はこのリーグ戦最後なので、4年生は最後勝ちで終われるように、1・2・3級生は次の戦いにつながるようにしっかり戦いたい」と述べた。
▶︎須田喜照監督は「今日は岩佐が4回4失点と良くなかった」と淡々。「二枚看板の岩佐と星野に続く投手がいないので、来年を見据えて前田(3年)と中込(1年)を経験で登坂させると最初から決めていた。中込は2イニング完璧に抑えてくれて良かった」と褒めた。8裏に「リリーフ森井が4対5の1点差で3失点と森井らしくなかった」と言葉を呑んだ。「攻撃陣は初回に島田の先制のタイムリーヒットで2対0、6回に2点と得点してくれたが、先発左腕 岩佐が4回で2失点、リリーフ陣の右右腕 前田大成1/3失点1、左腕 森井文哉1回失点3と4対8で敗れた。投手陣が踏ん張れていない」と頷き、「勝利を目指しつつ4年生の集大成と来季活躍してもらいたい投手などにチャレンジしてもらっている」と大きく頷く。「明日は最終戦で4年生は引退となる。全員野球で有終の美を飾ってほしい」と述べた。
文(H.K) 、カメラ(小池裕太) 2020.10.24