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●大学生サイバーパトロールチームの結成及び委嘱式
~初の甲府警察署サイバーパトロール・モニター委嘱~
~サイバー空間の違法情報や有害情報発見報告・啓発~

甲府警察署は大学生サイバーパトロールチームの結成及び委嘱式を10月14日、甲府警察署において山梨学院大学 ディターレントクラブ代表 森田陽さんと松永瞬吾さんが出席し行われた。甲府警察署 岩柳治人署長が「SNSを介した大学生による給付金詐欺等が発生している現況下、インターネットやSNSに対する知識や行動力、情報発信力のある大学生を甲府警察署サイバーパトロール・モニターに委嘱しチームを結成した」と挨拶し、代表 森田さんと松永さんに委嘱状を手渡した。委嘱人数は10人で委嘱期間は2020年10月1日から2021年3月末まで。コロナ禍で縮小された委嘱式に出席した代表 森田陽さんは「委嘱していただき大変嬉しく思う。大学周辺地域における自主防犯パトロールに加え、インターネット上のいじめやフィッシングなどの抑止に努めたい。将来は啓発活動も視野に入れていきたい」と気を引き締めていた。甲府警察署生活安全課長の田口優治 山梨県警部は「今回、甲府警察署として初のサイバーパトロール・モニター委嘱となる。学生にはその一歩として期待したい。学生目線で普段のインターネットの利用の中で違法情報や有害情報を発見した場合に、甲府署の専用メールなどで通報してもらうなどお願いした。市民が安全・安心にサイバー空間を利用できる環境づくりの推進に貢献してもらいたい」と述べた。

【結成及び委嘱式】
▶︎甲府警察署は大学生サイバーパトロールチームの結成及び委嘱式を10月14日、甲府警察署において、甲府警察署から岩柳治人署長、刑事官 藤田健 山梨県警視、生活安全課長 田口優治 山梨県警部が、山梨学院大学 ディターレントクラブからは代表 森田陽さん(4年)と松永瞬吾さん(2年)が出席して行われた。コロナ禍のため入り口で検温やアルコール消毒、マスク着用、さらに三密を避けため出席者を削減するなど縮小して式を挙行した。
▶︎甲府警察署 岩柳治人署長が「新型コロナウイルス感染症の拡大の影響により、これに伴い対人接触を回避する傾向が強まり、インターネットでのテレワークやリモート会議あるいはオンライン授業といったコミュニケーションのオンライン化が一気に進んでおり、これまでにましてサイバー空間に対する関心が高まっています。また一方でSNSなどを介して、いわゆる闇サイト事件や大学生による給付金詐欺等が多数発生している厳しい現況下にあります。これらインターネットやSNSに対し精通され、また行動力、情報発信力を兼ね備えている大学生を甲府警察署サイバーパトロール・モニターに委嘱するとともに、大学生サイバーパトロールチームを結成いたします。同サイバーパトロールチームには、インターネット上の違法情報や有害情報等の発見活動を行っていただくほか、インターネット犯罪の被害防止のための啓発活動にも取り組んでいただき、皆様のお力も借りて甲府警察署はサイバー空間における市民生活の安全をしっかり確保してまいります」と挨拶。
▶︎岩柳治人署長が代表 森田さんと松永さんに「あなたを甲府警察署サイバーパトロール・モニターに委嘱します。委嘱期間は令和2年10月14日から令和3年3月31日までとします」とそれぞれに委嘱状を手渡した。委嘱人数は山梨学院大学 ディターレントクラブ10人。
▶︎松永瞬吾さん、森田陽さんが委嘱状を持ち、岩柳治人署長と並び記念撮影を行い大学生サイバーパトロールチームの結成及び委嘱式が終了した。

【結成及び委嘱式終了後インタビュー】
▶︎山学大のディターレントクラブ代表 森田陽さんは「委嘱していただき大変嬉しく思う。大学周辺地域における自主防犯パトロールに加え、インターネット上のいじめやフィッシングなどの抑止に努めたい。将来は啓発活動も視野に入れていきたい」と気を引き締めていた。ディターレントクラブについて「2004年に込山芳行ゼミナールが創部した。それ以来、地域の防犯パトロールや犯罪抑止活動を通して、安心・安全なまちづくりに貢献することを目的に活動を行っている」と目を輝かせる。具体的な活動内容は「大学周辺地域地域における自主防犯パトロールや挨拶運動・清掃活動。山梨県警察との合同防犯パトロールや甲府警察署主催の二輪車盗難防止対策『見守りロック作戦』における啓発活動。甲府警察署主催『地域安全・安心フェスタin甲府』における啓発活動。山梨県警察・甲府市消防団との『甲府市中心街合同パトロール』における活動。次世代防犯ボランティアリーダーズ研修会に山梨県代表として参加・講習受講など」と熱く語る。主な表彰は「関東管区警察局⻑特別功労賞。山梨県警察甲府警察署感謝状。安全・安心まちづくり山梨県⺠大会防犯協力優良団体表彰など」と実績を明かす。「今年はコロナ禍で新入生と接触機会がなく、深刻なことは部員が10名と不足している」と明かし、「これを機会に新入生や2・3年生にディターレントクラブの存在を知ってもらい仲間に加わってもらいたい」と頭を下げる。「今日、委嘱式終了後の16時から18時で甲府警察署と連携し、酒折・善光寺・和戸・城東地区等を徒歩で防犯パトロールを実施する」と声が弾んだ。
▶︎甲府警察署生活安全課長の田口優治 山梨県警部は「今回、甲府警察署として初のサイバーパトロール・モニター委嘱となる。学生にはその一歩として期待したい。学生目線で普段のインターネットの利用の中で違法情報や有害情報を発見した場合に、甲府署の専用メールなどで通報してもらうなどお願いした。市民が安全・安心にサイバー空間を利用できる環境づくりの推進に貢献してもらいたい」と期待を込める。学生に望む啓発活動は「学生目線で市民の皆さんが、サイバー空間で楽しく安全・安心に過ごしてもらうために、①ツイッターやブログなどでは書き込んだ内容で炎上しケンカにならないように相手に対して思いやりの気持ちを忘れないように心がけてもらうこと。②コンピューターウイルスは知らず知らずに他人にもウイルスを撒き散らし迷惑をかけてしまうこと。③フィッシング詐欺、闇サイトなどの被害にあう可能性も潜んでいいること。④他人のものを利用する場合に著作権や肖像権を侵さないように注意することなどを、市民や学生にやさしくわかりやすく啓発してもらいたい」と期待する。甲府署は「これを契機に、市民が安全・安心にサイバー空間を利用できる環境づくりを推進するために、他大学や甲府市民の中からもサイバーパトロール・モニターの委嘱を検討し、警察と市民が一体となったサイバー犯罪対策を推進したいと考えている」と述べた。

文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.10.21