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●山梨県ケーキショー代替ケーキコンテスト開催
~ケーキコンテストで会長賞に堀内さん輝く~
~学生は取り組みスキルアップにつながった~

山梨学院短期大学地域連携研究センターは10月27日、同短期大学スイーツ館2階カフェテリアで2020年度山梨県ケーキショー代替ケーキコンテスト(マジパン仕上げ部門)の審査会と表彰式を行った。コンテストには同大の食物栄養科パティシエコース2学生の17作品が出品された。審査は山梨県洋菓子協会 小川義美会長と県内パティシエ2名の3名で行われた。厳選な審査の結果、山梨県洋菓子協会会長賞 堀内日和さん『モーリーファンタジー』、金賞 篠原明日香さん『Autumn Halloween』、銀賞 内田美涼さん『木の実いーっぱい!』、銅賞 杉山夏鈴さん『七十二候~季節の移ろい~』が輝いた。小川義美会長は「本年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、山梨県ケーキショーが中止になった。そのため『社会に通用する製菓衛生師育成のため、専門的技術の向上を図る機会』として、短期大学に代替ケーキコンテスト開催を要請した。出品の17作品はどれも力作ぞろいだった。その中で会長賞・金賞・銀賞・銅賞の4作品は、国内最大級の規模を誇る洋菓子技術コンテストのジャパン・ケーキショー東京に出品できる出来栄えだった」と述べた。食物栄養科 内藤傳二特任教授は「山梨県ケーキショーが中止になり『学生個人が企画・立案を行い製作実現する育成の場がなくなった』ことから、山梨県洋菓子協会からの要請をありがたく受け開催した。製作は、必ずパイピングを入れ高さ20センチ以下などの規定に従って、学生は8月から3か月かけて取り組みスキルアップにつながった」と述べた。表彰式では山梨県洋菓子協会賞のほかに、学内選考の学長賞が橋本知佳さん『森のすみか』に、食物栄養科賞が加々美はる菜さん『鶯に小野道風、猪鹿蝶』と杉山夏鈴さん『七十二候~季節の移ろい~』に授与された。

【2020年度ケーキコンテスト経緯】
▶︎山梨県洋菓子協会 小川義美会長は「山梨県洋菓子協会は、洋菓子技術の向上と洋菓子文化の啓蒙を目的とした団体。毎年秋に洋菓子の技術コンテストとして開催される『ジャパン・ケーキショー東京』には会員に向けて広く参加を呼びかけ、山梨県洋菓子協会からも積極的に参加している。「その大会に先駆けて6月『山梨ケーキショー』を開催し、技術の向上を図るとともに予選的役割を果たしている」と頷く。
▷ジャパンケーキショー東京は「国内最大級の規模を誇る洋菓子の技術コンテストで毎年秋に開催され、昨年は10月に3日間、東京都の台東館で4階から7階の展示室約6,000m²を会場に、第1部 デコレーションケーキ部門を含む第10部でコンテストが行われ、日本全国、アジアからの約2,000の作品が展示された。」と紹介。その大会が新型コロナウィルスの影響で中止となった」。山梨県ケーキショーも「新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止になった。そのため『社会に通用する製菓衛生師育成のため、専門的技術の向上を図る機会』として、短期大学に代替ケーキコンテスト開催を要請した」と述べた。
▶︎食物栄養科 内藤傳二特任教授は「例年6月に開催される山梨県ケーキショーが中止になり『学生個人が企画・立案を行い製作実現する育成の場がなくなった』ことから、山梨県洋菓子協会からの要請をありがたく受け開催した」と述べた。

【2020年度ケーキコンテスト結果発表】
▶︎山梨学院短期大学地域連携研究センターは10月27日、同短期大学スイーツ館2階カフェテリアで2020年度ケーキコンテスト(マジパン仕上げ部門)を行った。コンテストには同大の食物栄養科パティシエコース2学生の17作品が出品された。審査は山梨県洋菓子協会 小川義美会長と県内パティシエ2名の3名で、山梨県洋菓子協会の会長賞・金賞・銀賞・銅賞が、学内選考の学長賞及びパティシエコース1年生が投票で選んだ食物栄養科賞が厳選な審査の結果、次の通り選定された。
《山梨県洋菓子協会賞》
 [会長賞]
  『モーリーファンタジー』堀内日和さん(パティシエコース2年)
 [ 金  賞 ]
  『Autumn Halloween』篠原明日香さん(パティシエコース2年)
 [ 銀  賞 ]
  『木の実いーっぱい!』内田美涼さん(パティシエコース2年)
 [ 銅  賞 ]
  『七十二候~季節の移ろい~』杉山夏鈴さん(パティシエコース2年)
《 学 長 賞 》
  『森のすみか』橋本知佳さん(パティシエコース2年)
《食物栄養科賞》
  『鶯に小野道風、猪鹿蝶』加々美はる菜さん(パティシエコース2年)
  『七十二候~季節の移ろい~』杉山夏鈴さん(パティシエコース2年)

【コンテスト終了後インタビュー】
▶︎山梨県洋菓子協会の会長賞を獲得した堀内日和さんは「周りの人たちの作品がすごいと思っていたので驚きが隠せない」と満面の笑み。作品テーマは「『モーリーファンタジー』で森の夢(空想)とファミリー向けアミューズメント施設モーリーファンタジーを重ね合わせた世界を表現した」と大きく頷く。「土台の方を植物でいっぱいまとめていて、土台の上に躍動感あふれる動物や人間たちの姿をいっぱい散りばめた」と声が弾む。「小さい頃から母が誕生日の時に必ずケーキを作ってくれた。いつしか一緒作るようになり、高校2年生の時の進路で洋菓子のプロになりたいと確信してパティシエになることを決心した」と振り返る。今回「パティシエコースで学んだことが評価されて素直に嬉しい」と頷く。「すでにパティシエとして就職が内定しているので、この受賞が励みになる」と述べた。
▶︎山梨県洋菓子協会の金賞を獲得した篠原明日香さんは「名前が発表されたとはすごくびっくりした」と満面の笑み。テーマは「ハロウィンと秋『Autumn Halloween』にした」と頷く。「開催時期が秋なので、かぼちゃはハロウィンのランタン、柿・さつまいもは秋が旬なので、左側をハロウィンで右側を秋にして試作したらうまくいった」と笑顔。「キャラクターにハロウィンなので魔女にしょう思ったがありふれているのでミイラにしたが、白いマジパンを伸ばしてそのミイラの頭から巻きつけていくのに苦労した。後はきのこなどを作った」と苦笑い。「出来上がりを正面から見たときに『あ、これ良いな』と思った」と満足した。「小さいときにケーキ屋さんのショーケースに並べられているケーキを見て『すごいきれいだな』と感動してパティシエになると決めた。金賞を取れてうれしい」と述べた。
▶︎山梨県洋菓子協会 小川義美会長は「例年、山梨県ケーキショーの前に協会が製作講習会などを行っていたが、今年はコロナ禍で中止になった。そうした中で『今回の作品はどうなるだろう』と心配していたが、出品の17作品を見てどれも自分のものになっていて力作ぞろいで安心した」と大きく頷いた。「作品には一つひとつ夢があって自分たちの世界がきちんとアピールできていた」と評価。「その中で会長賞・金賞・銀賞・銅賞の4作品は、国内最大級の規模を誇る洋菓子の技術コンテスト『ジャパン・ケーキショー東京』に出品できる出来栄えだった」と頷き、パティシエコースの学生は「将来、菓子業界でパティシエとして活躍することと思いますが、お客様の笑顔を浮かべながら作る人に、一人一人が成長してもらいたい」と述べた。
▶︎食物栄養科 関戸元恵特任講師は「学生たちはアーモンド粉末と砂糖を混ぜ合わせたお菓子のマジパンケーキ作りに8月から取り掛かり約3ヶ月間かけて作品を完成させた」と頷く。「製作はマジパン仕上げ部門の規定に基づき、スポンジケーキを硬く焼き上げる成形、アーモンドと砂糖をすり潰してペースト状にしたもので、食用着色料で色を付けて、人物や動物・植物・建物などのパーツ作りを繰り返し学び、ケーキの土台にマジパンを表面にカバーリングしキャラクターやケーキのサイドを飾り完成させた」と褒める。「学生はこのコンテストに向けて努力し、3か月間かけて企画・立案・独創性を培った。年々、先輩の作品やジャパン・ケーキショー東京の作品写真を見るなどしてクオリティーが高くなってきている」と述べた。
▶︎食物栄養科 内藤傳二特任教授は「コロナ禍で学生たちは4月15日から、ラーニング・マネジメント・システムのWeb Class(ウエブクラス)を使用して、学事日程と授業時間割に従って遠隔授業を行なっていた。例年6月開催予定の山梨県ケーキショーが中止になり、学生たちは作品の発表の場であり力試しの場を失いモチベーションが下がっていた」と振り返る。そんな折に「協会から短期大学に代替ケーキコンテスト開催の要請があり、『学生個人が企画・立案を行い製作実現する育成の場がなくなった』ことから、山梨県洋菓子協会からの要請をありがたく受け開催した」と明かす。「製作は、必ずパイピングを入れ高さ20センチ以下などの規定に従って、学生は8月から3か月かけて取り組みスキルアップにつながった」と述べた。

文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.10.28