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●インカレ代替大会全国学生ショートトラック競技会
~山名 W杯ショートトラック出場決定で課題挑戦~
~500m1000mに出場し堂々の優勝で二冠に輝く~

コロナの影響でインカレ代替大会となった2020全国学生ショートトラックスピードスケート競技会が10月18日、長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで行われた。W杯ショートトラックの出場が決定している山梨学院大の山名里奈(3年 有馬)は500m・1,000mを危なげなく滑り堂々の優勝で二冠に輝いた。コロナ禍で大会競技は1日に縮小され1人の選手が2種目エントリーと限定され500m・1,000m・1,500mが行われた。スタートダッシュを課題とする500m決勝は「1コースからのスタート、コーチとの秘策を実行してスタートダッシュを制して、そのままバテずにトップスピードに乗り隙なく滑り」ゴールし優勝。仕掛けるときのトップスピードに乗ることを課題とする1,000m決勝では「ぶっちぎりのゴール」で優勝をさらった。山名は「今大会は課題を含めて自分の思うレースができたと」微笑んだ。篠原祐剛コーチは「今回、練習成果の確認はできたが、W杯に向けてはまだまだ500mの瞬発力が足りない。ただ強化の方向性は間違っていないことが確認できた」と頷いた。レース結果は500m決勝A  1位 山梨学院大 山名里奈、2位 立教大 松山雛子、 3位 神奈川大 吉田凪歩。1000m決勝A 1位 山梨学院大 山名里奈、2位 立教大 松山雛子、3位 神奈川大 吉田凪歩。山梨学院大 山名里奈はさらなる課題克服に向け1月16日・17日開催の全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会に臨む。

【山名 W杯ショートトラック出場決定試合】
第31回全日本ショートトラックスピードスケート距離別選手権大会が10月3日・4日、長野県・帝産アイスケートトレーニングセンターで1,500m・500m・1,000mが行われた。山梨学院大 山名里奈(3年 有馬)はその3種目に出場し、初日1,500mで銀メダルを2日目1,000mで銅メダルを獲得し、北京で開催される2020/2021 ISUワールドカップショートトラックスピードスケート第4戦の日本代表選手に選考された。
▶︎1,500mで銀を1,000mで銅を獲得しW杯決定した山梨学院大 山名里奈(3年 有馬)は「初日の1,500mは予選から自分がやりたいレースができた」と振り返る。「自信を持って滑れて予選は最後、他の選手を離せた。準決は強豪の選手がいるので駆け引きをしながら」滑走した。「決勝戦は緊張していたが自分の中では落ち着いていた」とレースに集中。「2列目のアウトからのスタートだったので、ポジション取りがうまくいくかが不安だったが、すぐ前に出て2番手と良い位置取りができ」ほっとした。「残り7週の中盤ぐらいからレースが動き出し、弾かれて最後尾に下がった。これで吹っ切れて『後は行くしかない』と、外に出て加速をして残り2周ぐらいで4番手に上がったときに前の2人の選手がクラッシュし、2番手に入るときに一緒に外から抜いてきた選手と少し接触して転びかけたが耐えてラスト1周で2番手となりゴールした」と満面の笑み。「クラッシュもあったが周りを見てその場その場の状況判断がちゃんと出来ていた」と振り返る。「後がない1,000m『できる気がする』と不安もありつつすごく落ち着いていた」とポジティブに捉える自分がいた。「決勝、前列一番外の5コースからのスタート。前が早く引っ張り後尾にしかつけなかった」が焦りはなかった。「早いレースだったら後ろから一人一人抜いていく作戦だったが、ラスト半周で1人抜き4番手に、前の選手がゴール手前で競り合う中で選手妨害となり失格し、繰り上げ3位となった」と苦笑い。「課題が残るレースだった。ちゃんと狙ってポジションを取る。ここで抜きにいくという準備ができていなかった。加速するところが甘かった」と猛省。W杯決定したとき「実感がなかった」と「今回、緊張もして、焦っていたが、ずーっと落ち着いていた。何か自信があったのかな」と自問自答。「課題を持ち準備して、W杯は初めてなので自分にできることを全て出し切り、その景色を満喫したい」と抱負を述べた。
▶︎篠原祐剛コーチは「山名は1,500m・500m・1,000mの総合成績でW杯第4戦が決まる第31回全日本ショートトラックスピードスケート距離別選手権大会に出場し、1,500mで銀メダルを1,000mで銅メダルを獲得し、北京で開催される2020/2021 ISUワールドカップショートトラックスピードスケート第4戦の日本代表選手に選考された」と頷く。「山名は1,500mで勝負どころで接触のアクシデントに遭遇しながらもしっかり滑走して2位でフィニッシュした」と褒める。「1,000mは500mを失敗したのでここで頑張って表彰台に上がらないと日本代表にはなれない状況下で、予選からミスなく攻める姿勢を持って戦い3位となりW杯の出場権を獲得した」と大きく頷いた。「山名は500mを失敗し結果が出せなかった。世界を狙うためにはそれが課題となり克服しなければならない」とトーンを上げた。「山名は昨年度のISU四大陸ST選手権大会で日本代表選手となり経験を積んできた。今年度はW杯日本代表選手となり着実に力をつけているので、課題をクリアして世界に臆することなく果敢にチャレンジしてもらいたい」と熱い視線を送る。
▶︎1,500m 1位 神長汐音(全日空商事)、2位 山名里奈(山梨学院大学)3位 菊池萌水(KHネオケム株式会社)
▶︎1,000m 1位 菊池 純礼(富士急行)、2位 神長汐音(全日空商事)、3位 山名里奈(山梨学院大学)
◾️ショートトラック国際競技会派遣選手団◾️
ISU ワールドカップショートトラック 2020/2021第4戦北京大会(期日未定)派遣選手、神長汐音(全日空商事)・菊池純礼(富士急行)・山名里奈(山梨学院大学)・菊池悠希(ANA)・平井亜実(トヨタ自動車)・菊池萌水(KH ネオケム株式会社)。

【インカレ代替大会全国学生ショートトラック競技会】
コロナの影響でインカレ代替大会となった2020全国学生ショートトラックスピードスケート競技会が10月18日、長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで行われ、W杯ショートトラックの出場が決定している山梨学院大の山名里奈(3年 有馬)は500m・1,000mを危なげなく滑り堂々の優勝で二冠に輝いた。
▶︎危なげなく滑り堂々の優勝で二冠に輝いた山名里奈(3年 有馬)は「今大会は課題を含めて自分の思うレースができたと」微笑んだ。今回の課題は「500mではトップスピードに乗るまでの時間と、スピードの中でのレースのポジションをとる」こと、「1,000mはレース展開が早いので、そのレイスの展開に遅れないようにする」ことを留意してレースに臨んだ。レースを行い「500mでは早い中でのポジション取りは少し克服できたが、まだインから抜くための準備ができていないとか、早い展開を読み切れなくて焦ってしまうところがあった。まだ改善の余地はある」と高みを目指す。「1,000mは、わりと自分の思うレースができた」と満面の笑み。これからは「トップの選手が集まる全日本の合宿に参加して、自分の得意のところも不得意のところも、まだまだ改善できると思うので、それをつかむきっかけになれば」と気期待を寄せる。「そこで修得し、次の第43回全日本選手権大会を目指す」と目を輝かせた。
▶︎篠原祐剛コーチは「コロナ禍でインカレの第93回日本学生氷上競技選手権大会のフィギュア・アイスホッケーが中止となり、ショートトラックスピードスケート競技もそれに追随して中止となった」と頷く。
「コロナ禍で大会競技は1人の選手が2種目エントリーと限定され500m・1,000m・1,500mが行われた。さらにエントリーの後に当初2日間から1日に縮小された。中止にならなくて良かった」と頷く。「山名はスタートダッシュを課題とする500m決勝は、1コースからのスタート、コーチとの秘策を実行してスタートダッシュを制して、そのままバテずにトップスピードに乗り隙なく滑り」ゴールし優勝。仕掛けるときのトップスピードに乗ることを課題とする1,000m決勝では「ぶっちぎりのゴール」で優勝をさらった。しかし「今回、練習成果の確認はできたが、W杯に向けてはまだまだ500mの瞬発力が足りない。それが1,000mでの仕掛けに影響している。ただ、強化の方向性は間違っていないことが確認できた」と頷いた。W杯の第5戦2021年2月19日~21日、第6戦2021年2月26日~28日にドイツで行われるが、既に決定している菊池純礼(富士急行)・神長汐音(全日空商事)・菊池悠希(ANA)・平井亜実(トヨタ自動車)以外の残りの選手団は、2021年1月16日・17日に行われる第43回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会の成績で決まる。山名にはこの大会でシュッ条件を勝ち取れるように、課題を克服して切符を手にしてもらいたい」と述べた。
◾️レース結果着順◾️
▶︎500m決勝A  1位 山梨学院大 山名里奈[45.799]、2位 立教大 松山雛子[45.880]、 3位 神奈川大学 吉田凪歩[46.311]、4位 阪南大学 佐々木那奈子[46.536]。
▶︎1000m決勝A 1位 山梨学院大 山名里奈[1:34.095]、2位 立教大 松山雛子[1:35.183]、3位 神奈川大学 吉田凪歩[1:34.418]、4位 阪南大学 島根くるみ[1:34.915]、5位 阪南大学 佐々木那奈子[1:37.423]。

◾️山名は講義が終わって、ホームリンクとしている山梨県甲府市の小瀬スポーツ公園アイスアリーナ室内リンク(山梨県所有)に仲間と三々五々集まる。リンクは30mx60mのショートトラックなどの対応リンク。面積リンク内1,800m²。収容人数観覧席882席。コロナウイルス感染症拡大防止による厳格な利用制限が行われる中で良き仲間とともに切磋琢磨して練習に励んでいる。山梨学院大 山名里奈はさらなる課題克服に向け、日本代表合宿の後、2021年1月16日・17日に行われる第43回全日本ショートトラックスピードスケート選手権大会に出場しW杯の第5戦・第6戦の残りの切符を狙う。

文(H.K) 、カメラ(藤原稔・H.K) 2020.10.30