山梨学院パブリシティセンター

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権大会
~箱根に向けて貴重な経験を積んだ~
~瀬戸が区間新 ポール3位 森山復調~

秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月1日、熱田神宮~伊勢神宮8区間の106.8kmで、シード校8校と全国8地区の代表校17大学の25校が参加して行われた。熱田神宮西門前に25校の1区の選手が整列。山梨学院大は沿道の2列目右から2番目にスピードランナー瀬戸祐希がスタンバイ。午前8時5分、号砲とともに一斉スタート。札幌学院大のグレが速いペースで集団を引っ張る。7キロ地点で瀬戸がグレを吸収し横列の真ん中で集団を引っ張る。1キロで瀬戸がトップ集団の後方へ下がるも、区間新記録8位のトップさ16秒の好走で流れをつくる。2区 松倉唯斗が区間12位で4校に抜かれ12位へ、3区 橘田大河も区間22位として7校に抜かれ19位に後退。ルーキー4区 新本駿が悪い流れを断ち切る4校を抜く区間10位の好走をみせ15位に浮上。5区 坪井海門が区間14位の走りで15位。6区 齋藤有栄が区間18位で16位に、7区 ポールが区間3位の快走で前の大学との差を詰める16位、そしてアンカー8区エース主将 森山真伍が3校抜く区間8位と激走し、チーム5時間20分03秒の13位として伊勢神宮内宮宇治橋前のゴールにたすきを運んだ。飯島理彰監督が「4年ぶりのシード権に照準を合わせていたが13位と叶わなかった。1区 瀬戸が区間8位と好スタート。2区・3区で流れが悪くなったがルーキーの新本が良く4校を抜き流れを戻した。7区ポールが区間3位で前を詰め、アンカー8区のエース主将 森山が復調の走りで3校を抜く13位とした。選手は箱根に向けて、メジャーな駅伝で貴重な経験を積めたことは大きい」と箱根を睨んだ。

【秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝大会】
秩父宮賜杯 第52回全日本大学駅伝対校選手権大会が11月1日、熱田神宮~伊勢神宮8区間の106.8kmで、シード校の東海大学・青山学院大学・駒澤大学・東京国際大学・東洋大学・早稲田大学・國學院大學・帝京大学以上8校。各地区代表校全国8地区の代表校<北海道>札幌学院大学、<東北>東北大学、<関東>日本大学・中央学院大学・明治大学・順天堂大学・山梨学院大学・日本体育大学・城西大学、<北信越>信州大学、<東海>皇學館大学、<関西>立命館大学・関西学院大学・京都産業大学。びわこ学院大学、<中国四国>広島経済大学、<九州>日本文理大学以上17大学の25校が参加して行われた。
▷2区から6区までの各区中間点付近と7区5.8km地点、12.4km地点、8区の5㎞地点、12.2㎞地点の計9個所に給水所を設置し、スポーツドリンク、ミネラルウォーターを備える。
▷主催者発表による各地域の気象状況は、8時名古屋 天候晴れ 気温11°C  湿度67% 風向北 風速2m、9時四日市 天候晴れ 気温13°C 湿度67% 風向北 風速2m、10時鈴鹿 天候 晴れ 気温16°C 湿度52% 風向北東 風速1m、11時津 天候曇り 気温17°C 湿度56% 風向東北東 風速2m、12時松坂 天候曇り 気温18°C 湿度62% 風向北東 風速1m、13時伊勢 天候晴れ 気温18°C 湿度64% 風向北北東 風速1mとなったてる。

【全日本大学駅伝前インタビュー】
飯島理彰監督は「4年ぶりのシード権に照準を合わせたい。1区で流れをつくって、2区から6区までしっかりシード校と30秒以内でたすきをつないで、7区とアンカー8区で逆転してシード権を奪取したい」と述べた。

【全日本大学駅伝対校レース】
熱田神宮西門前に25校の1区の選手が整列。山梨学院大は沿道の2列目右から2番目にスピードランナー瀬戸祐希(4年 興國)スタンバイ。午前8時5分、号砲とともに一斉スタート。

▶︎【1区9.5km】瀬戸祐希(4年 興國)8位区間新記録27分23秒[山梨学院 8位 27分23秒]
山梨学院大は1区 瀬戸祐希(4年 興國)が熱田神宮西門前から札幌学院大のグレが速いペースで集団を引っ張る。7キロ地点で後方集団の瀬戸がグレを吸収し横列の真ん中で集団を引っ張る。1キロで瀬戸がトップ集団の後方へ下がるも、区間新記録8位の好走でトップ差16秒としっかり流れをつくり、名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)で待つ、2区 松倉唯斗(3年 明成)に8位でたすきを手渡した。
⬛︎1位順位は 順天堂大(区間新記録)、2位 城西大(区間新記録)、3位 駒澤大(区間新記録)、4位 國學院大(区間新記録)、5位 明治大(区間新記録)、6位 早稲田大(区間新記録)、7位 東海大(区間新記録)、8位 山梨学院大(区間新記録)《以上、シード権》、9位 東洋大(区間タイ記録)。

▶︎【2区11.1km】松倉唯斗(3年 明成)12位59:44[山梨学院 12位]
山梨学院大は2区 松倉唯斗(3年 明成)が名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)で1区 瀬戸祐希(4年 興國)からトップ差16秒でたすきを受け取り走る。松倉が東海大学を抜くものの皇學館大、日本体育大、 東洋大、東京国際大の4校に抜かれ、区間12 位32分21秒でトップ差57秒として、桑名市長島町(長島スポーツランド前)で待つ、3区 橘田大河(2年 山梨学院)に12位でたすきを渡した。
⬛︎2区順位は1位 城西大、2位 明治大、3位 早稲田大、4位 皇學館大、5位 國學院大、6位 日本体育大、7位 東洋大、8位 東京国際大《以上、シード権》 、9位 駒澤大、10位 順天堂大、11位 帝京大、12位 山梨学院大。

▶︎【3区11.9km】橘田大河(2年 山梨学院)22位36:31[山梨学院 19位1:36:15] 
山梨学院大は3区 橘田大河(2年 山梨学院)が桑名市長島町(長島スポーツランド前)で2区 松倉唯斗(3年 明成)からトップ差57秒でたすきを受け取り走る。橘田が青山学院大、東海大、立命館大、中央学院大、日本大、関西学院大、京都産業大の7校に抜かれ、区間22位36分31秒でトップ差3分24秒として、四日市市羽津(霞ケ浦緑地前)で待つ、4区 新本駿(1年 報徳学園)に19位でたすきを託した。
⬛︎3区順位は1位 早稲田大、2位 明治大、3位 城西大、4位 國學院大、5位 帝京大、6位 青山学院大、7位 東洋大、8位 駒澤大《以上、シード権》、9位 日本体育大、10位 順天堂大、11位 東海大、12位 立命館大、13位 中央学院大、14位 東京国際大、15位 皇學館大、16位 日本大、17位 関西学院大、18位 京都産業大、19位 山梨学院大。

▶︎【4区11.8km】新本駿(1年 報徳学園)10位34:49[山梨学院 15位2:11:04]
山梨学院大はルーキー4区 新本駿(1年 報徳学園)が四日市市羽津(霞ケ浦緑地前)で3区 橘田大河(2年 山梨学院)からトップ差3分24秒でたすきを受け取り走る。新本が皇學館大、日本大、関西学院大、京都産業大の4校を抜き区間10位34分49秒のトップ差4分50秒として、悪い流れを断ち切る力走をみせ鈴鹿市林崎町(ファミリマート鈴鹿林崎町店前)で待つ、5区 坪井海門(3年 明成)に15位でたすきを渡した。
⬛︎4区順位は1位 早稲田大、2位 明治大、3位 順天堂大、4位 青山学院大、5位 東洋大、6位 東海大、7位 駒澤大、8位 國學院大《以上、シード権》、9位 城西大、10位 日本体育大、11位 帝京大、12位 東京国際大、13位 立命館大、14位 中央学院大、15位 山梨学院大。

▶︎【5区12.4km】坪井海門(3年 明成)15位37分18分[山梨学院 15位2:48:22]
山梨学院大は坪井海門(3年 明成)が鈴鹿市林崎町(ファミリマート鈴鹿林崎町店前)で新本駿(1年 報徳学園)からトップ差4分50秒でたすきを受け取り走る。坪井が力走し区間14位37分18秒のトップ差5分14秒として、津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)で待つ、齋藤有栄(4年 白鷗大足利)に15位でたすきを手渡した。
⬛︎5区順位は1位 早稲田大、2位 青山学院大、3位 駒澤大、4位 東洋大、5位 明治大、6位 順天堂大、7位 東海大、8位 國學院大《以上、シード権》、9位 帝京大、10位 日本体育大、11位 東京国際大、12位 城西大、13位 立命館大、14位 中央学院大、15位 山梨学院大。

▶︎【6区12.8km】齋藤有栄(4年 白鷗大足利)18位40分18分[山梨学院 15位2:48:22]
山梨学院大は齋藤有栄(4年 白鷗大足利)が津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)で坪井海門(3年 明成)からトップ差5分14秒でたすきを受け取り走る。齋藤が力走するも途中で日大に抜かれ区間18位40分17秒のトップ差7分26秒として、津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)で待つ、ポール オニエゴ(3年 モゴンガ)に16位でたすきを渡した。
⬛︎6区順位は1位 東海大、2位 明治大、3位 早稲田大、4位 駒澤大、5位 東洋大、6位 青山学院大、7位 順天堂大、8位 帝京大《以上、シード権》、9位 國學院大、10位 日本体育大、11位 東京国際大、12位 立命館大、13位 日本大、14位 中央学院大、15位 城西大、16位 山梨学院大。

▶︎【7区17.6km】ポール オニエゴ(3年 モゴンガ)[山梨学院 19位1:36:15]
山梨学院大はポール オニエゴ(3年 モゴンガ)が津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)で齋藤有栄(4年 白鷗大足利)からトップ差7分26秒でたすきを受け取り走る。ポールが前を走る15位 城西1分57秒差、14位 中央学院大2分06秒差、13位 日大2分19秒差、12位 立命館大2分57秒差を追走する。ポールが激走し区間3位51分57秒で15位で城西大15秒差、14位 中央学院27秒差、13位 立命館大48秒差とタイム差を大幅に縮めトップ差7分43秒として、松阪市豊原町(JA松阪前)で待つ、主将 森山真伍(4年 樹徳)に15位でたすきを渡した。
⬛︎7区順位は1位 青山学院大、2位 東海大、3位 駒澤大、4位 明治大、5位 早稲田、6位 順天堂大、7位 東洋大、8位 帝京大《以上、シード権》、9位 國學院大、10位 日本体育大、11位 日本大、12位 東京国際大、13位 立命館、14位 中央学院大、15位城西大、16位 山梨学院大。

▶︎【8区19.7km】主将 森山真伍(4年 樹徳)[山梨学院 13位5:20:03] 
山梨学院大はエース主将 森山真伍(4年 樹徳)が松阪市豊原町(JA松阪前)でポール オニエゴ(3年 モゴンガ)からトップ差7分43秒でたすきを受け取り走る。森山が前を走る15位 城西大15秒差、14位 中央学院27秒差、13位 立命館大48秒差、11位 日本大2分27秒を猛追する。森山が激走し、区間8位59分27秒で日本大2分06秒差、立命館大3分51秒差、城西大4分54秒差をつけ抜くなど、堂々とした走りでチーム5時間20分03秒の13位として、伊勢神宮内宮宇治橋前のゴールにたすきを運んだ。
⬛︎ゴール順位は1 位 駒澤大、2位 東海大、3位 明治大、4位 青山学院大、5位 早稲田大、6位、東洋大、7位 帝京大、8位 順天堂大(以上、シード権)、9位 國學院大、10位 東京国際大、 、12位 日本体育大、13位 山梨学院大、14位 日本大、15位 立命館大、16位 城西大、17位皇學館大、18位 関西学院大、19位 びわこ学院大、20位 広島経済大、21位 京都産業大、22位 信州大、23位 札幌学院大、24位 日本文理大、25位 東北大学。

【レース後インタビュー】
▶︎日本大2分27秒らを猛追し3校を抜く復調を見せた山梨学院大はエース主将 森山真伍(4年 樹徳)は「シード権を狙っていたので、シード権を獲得した大学とタイム差があるので悔しさはある」と言葉を呑む。「全日本駅伝を通して分かったことは『自分(選手)に本当の強さがなければ走れない』ことを学んだ」と悟る。個人としては「最後に順位を3つ上げて終われたのは良かった」と頷く。「個人成績もシード権獲得ラインが8位。それに照らせば区間8位と最低限の走りができた」と大きく頷く。「箱根予選から1週間程しかなかったが、箱根予選より自分の走りが良くなってきている。自分のベストまでもう少しなので、調整してベストコンディションを箱根本戦に合わせたい」と述べた。
▶︎飯島理彰駅伝監督は「4年ぶりのシード権に照準を合わせていたが13位と叶わなかった」と頷いた。「1区 瀬戸が区間8位と好スタート。2区・3区で流れが悪くなったがルーキーの新本が良く落ち着いて4校を抜き流れを戻した。しかし6区が走りに精彩を欠いた」と振り返る。「想定は30秒差で7区にたすきをつなぎ、7区ポールと8区森山でシード権以上を狙う算段だった」と悔しがる。「箱根に向けて課題が鮮明になった。その上に新たな収穫もあった」と大きく頷く。「1区 瀬戸の区間新記録、ルーキー新本の走り、ポールの3位で前を詰め、それを確実にものにしたアンカー8区 エース森山の復調で3校を抜く13位とした」と声が弾んだ。「いずれにせよ選手は箱根に向けて、メジャーな駅伝で貴重な経験を積めたことは大きい」と箱根を睨んだ。

文(H.K) 、(写真提供:陸上競技部駅伝・平川大雪) 2020.11.4