山梨学院パブリシティセンター

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●山梨学院幼稚園「たのしい音楽会」 
~青組は感染対策を徹底しオペレッタを上演~ 
~もも・赤・黄組はオンラインで成果を配信~ 

山梨学院幼稚園の「たのしい音楽会」が12月4日に行われ、子どもたちが1年間の学習の成果を披露した。例年は、もも組から青組までの全園児が山梨学院メモリアルホールに一堂に会し、ステージ発表などを行っていたが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、最年長の青組のみの実施となった。もも組・赤組・黄組は、合唱や楽器演奏等の動画をオンラインで同日配信し、保護者に学習の成果を発表。会場開催となった青組のステージ発表では、グリム童話が原作のオペレッタ「くつやと小人」を上演した。例年はピアノ演奏や合唱に合わせて舞台が進行されるが、今年は合唱時の飛沫拡散に考慮し、事前に収録された合唱の音源や映像に合わせてダンスなどの表現活動を行った。青組59人は、山梨学院幼稚園の特色ある教育のひとつである“音感教室”で学んだ成果を活かしながら、全員が心を一つに、心温まるステージを作り上げ、観覧した保護者からは惜しみない拍手が送られた。 
 
「たのしい音楽会」は、園児たちが様々な表現活動を通して創造性を豊かにし、仲間と力を合わせて発表することで、達成感や充実感を味わうこと目的に開催される山梨学院幼稚園の伝統行事のひとつ。園児たちが1年をかけて学んできた学習の成果を発表する場にもなっている。今年は新型コロナウイルスの感染拡大により、入園式や親子遠足の中止、分散登園、運動会の開催方法の変更等様々な園活動で中止や実施形態の変更等が余儀なくされた。この「たのしい音楽会」も例年は全園児が一堂に会し開催しているが、今年は感染拡大防止を目的に、青組のみ会場でのステージ発表を行い、もも組・赤組・黄組は、事前に撮影した合唱や楽器演奏等の動画をオンラインで保護者に向けて配信した。例年とは異なる実施形態となったが、最年長の青組の子どもたちは7月の夏季合宿(一泊二日)、11月の修園旅行(多摩動物公園)など楽しみにしていたイベントが規模縮小や変更となっただけに、今回の幼稚園最後の音楽会でのオペレッタ上演を心待ちにしていた。 
 
会場のメモリアルホールの入口ロビーや渡り廊下には「くつやと小人」の世界観をイメージした絵画やペットボトルで作った小人の人形が来場者を出迎えた。会場開催にあたっては、来場者を各家庭2名に制限し、入口での消毒や健康確認票の提出、扉の開放、着席位置を間隔を空けた指定席にするなど感染対策を徹底させた。また、例年のオペレッタはピアノの演奏に合わせ、合唱なども交えながら進行していくが、合唱時の飛沫拡散を考慮し、事前にホールで収録した合唱の音源や映像に合わせて、フィジカルディスタンスを確保した上で、少人数のパートごとに分かれて、台詞やダンスなどの表現活動を披露した。 
 
山梨学院幼稚園では、特色ある教育活動のひとつとして年間を通じ週1回“音感教室”を年長の子どもたちを対象に実施している。教室では、山梨学院短大前保育科長の白川和治先生指導のもと、音楽の楽しさや歌詞に出てくる言葉の意味、日本語の美しさなどを学んでいる。子どもたちはこの日の発表を心待ちに一生懸命練習を重ね、並行して劇中に出てくるスライドの作画なども行った。発表会当日は青組59人全員が参加し、貧しい靴屋の老夫婦の哀愁漂う様子や小人たちのコミカルな動き、老夫婦と小人たちのお互いを思いやる心温まる交流の様子などを表情豊かに表現し、幼稚園生活最後のステージを作り上げた。観覧した保護者からは、目を輝かせながら自信に満ちた表情で熱演した子どもたちへ、惜しみない拍手が送られた。 
 
例年だと音楽会の終盤にサンタクロースが登場し、クリスマスプレゼントを贈り交流していたが、今年は三密を防止するためにこの日の午後、幼稚園の各クラスを訪問した。1年間コロナ禍に負けずに頑張った子どもたちに、少し早いクリスマスプレゼントが贈られ、子どもたちは歓声を上げ、手を振るなどして喜んでいた。 

文・カメラ(Y.Y)2020.12.4