●駅伝・サッカー・ホッケー全国大会出場壮行会
~「強豪校とコロナに立ち向かう精神」花と千羽鶴送る~
~「力を出し切ることを目標に頑張る」などと決意表明~
山梨学院高校生徒会は12月16日、同校ルネサンスホールで男子・女子駅伝部、サッカー部、ホッケー部の全国大会出場壮行会をコロナ禍で縮小して行った。10年連続20回目出場男子駅伝部、12年連続20回目出場女子駅伝部、3年ぶり7回目サッカー部、10年連続12回目出場ホッケー部の主将・副主将と監督など20名が出席。山内紀幸校長が「本来なら全校あげて壮行会を催す予定でしたが、第3波といわれるコロナ禍の中にあって、このような形式になってしまいました。皆さんの活躍、皆さんの力一杯なプレーで、山梨県民や全国の皆さんを励ますような活躍を心から祈っています」とあいさつ。松土千奈生徒会長は「全国大会では強豪校にも、そして新型コロナウイルスにも立ち向かう精神を忘れることなく全力を尽くして、自粛や中止が続いた山梨学院生に明るい話題を届けてください。応援に行けませんが、私たちもテレビの前などで応援を送り続けます」と激励。全校生徒の思いが込められた花束と千羽鶴が、生徒会・応援団・吹奏楽部・チアリーダー部の代表から、各部の代表の主将と副主将に贈られた。鬼頭このみ主将は「今年はコロナ禍の影響で、例年に比べて練習がうまくいかないときもありましたが、今年も全国の舞台に立つことができました。大会を開催してくださることに感謝し、この大会を3年間の集大成の場とします」と述べた。またそれぞれの主将も決意表明を行った。大会は男子・女子駅伝が12月20日京都市 たけびしスタジアム京都発着で、サッカー部が12月31日から1月11日まで埼玉スタジアム2002などで、ホッケーが12月23日から27日まで岐阜県 川崎重工ホッケースタジアムなどで行われる。
⬛︎駅伝・サッカー・ホッケー全国大会出場壮行会⬛︎
▶︎壮行会は10年連続20回目出場の男子駅伝部 橘田翔主将・箱崎孝久監督、12年連続20回目出場の女子駅伝部 鬼頭このみ主将・依田崇弘監督、3年ぶり7回目のサッカー部 熊倉匠主将・長谷川大監督、10年連続12回目出場のホッケー部 大阪暢之主将・飯田裕一郎監督が、また山内紀幸校長・吉田正副校長・相馬弘スポーツセンター長・鳥居英之生徒会主任など20名が出席して行われた。
▶︎司会 高橋茉弥生徒会役員(2年)が「只今より2020年度、男子・女子駅伝部、サッカー部、ホッケー部の全国大会出場壮行会を始めます」と開会。
▶︎山内紀幸校長は「男子第71回・女子第32回全国高等学校駅伝競走大会、第99回全国高校サッカー選手権大会、第52回全国高等学校ホッケー選手権大会、出場おめでとうございます。本来なら全校あげて壮行会を催す予定でしたが、第3波といわれるコロナ禍の中にあって、このような形式になってしまったことを申し訳なく思います。今、全国が先行きが見えない状態になってきていますが、皆さんの活躍、そして皆さんの力一杯なプレーで、山梨県民や全国の皆さんを励ますような活躍を心から祈っています。会場には応援に行けませんが、全校あげてみなさんの健闘をこの地で祈っています。それを胸に秘めて頑張ってください。健闘を祈ります」とあいさつ。
▶︎生徒会 松土千奈会長(3年)は「今年度は新型コロナウイルスの関係でいつも通りの壮行会ができずに、このような縮小した形になってしまいましたが、全校生徒の応援しいてる気持ちは全く変わりはありません。全国大会は言うまでもなく強豪校が待ち受けています。そうした強豪校にも、そして新型コロナウイルスにも立ち向かう精神を忘れることなく、大会では全力を尽くして頑張ってきてください。ここまで、日々の辛い練習を耐え抜き、様々な困難を乗り越え、努力を積み重ねてきた皆さんなら、必ず力を発揮できるはずです。そして自粛や中止が続いた山梨学院生に明るい話題を届けてください。大会の規定により応援に行くことができませんがテレビの前などで応援を送り続けます」と激励。
▶︎全校生徒の思いが込められた花束と千羽鶴が、各代表者からそれぞれ各部の代表者に手渡されると、それぞれがしっかり受け取り会釈で謝意を表した。
▷生徒会 松土千奈会長(2年)から男子駅伝部 橘田翔主将(3年)に花束が、チアリーダー部 窪田舜里副部長から千羽鶴が男子駅伝部 小松田有将副主将(3年)に手渡された。
▷チアリーダ部 土橋マリア(3年)から女子駅伝部 鬼頭このみ主将(3年)に花束が、チアリーダー部 笠井咲愛副部長から千羽鶴が女子駅伝部 渡辺萌梨副主将(3年)に手渡された。
▷応援団 芦川奈々恵団長(3年)からサッカー部 熊倉匠主将(3年)に花束が、応援団 田中信冴副部長から千羽鶴がサッカー部 鈴木剛副主将(3年)に手渡された。
▷吹奏楽部 田中美羽部長(3年)からホッケー部 大坂暢之主将(3年)に花束が、吹奏楽部 芳賀郁音副部長から千羽鶴がホッケー部 川村柊介副主将(3年)に手渡された。
▶︎各主将が全校生徒から贈呈された花束を大切に抱えながら謝辞と決意表明を述べた。
▷男子駅伝部を代表して橘田翔主将(3年)は「ありがとうございました。今年のチームは1年生が多く、みんなで助け合い、声を掛け合いチーム一丸となって頑張ってきました。全国高校駅伝では自分たちの力を出し切ることを目標に頑張ってきます」と決意表明した。
▷女子駅伝部を代表して鬼頭このみ主将(3年)は「ありがとうございました。今年はコロナ禍の影響で、例年に比べて練習がうまくいかないときもありましたが指導者や応援してくださる方々の支えがあって、今年も全国の舞台に立つことができます。大会を開催してくださることに感謝し、この大会を3年間の集大成の場とします」と決意表明した。
▷サッカー部を代表して熊倉匠主将(3年)は「ありがとうございました。私たちサッカー部は全国優勝を目指し頑張ります。応援をよろしくお願いいたします」と決意を表明した。
▷ホッケー部を代表して大坂暢之主将(3年)は「ありがとうございました。私たちはコロナ禍で基本練習をしっかりやってきました。私たちにとってこれが最初の全国大会で、これが最後の全国大会になります。ベスト4を目指して頑張ります」と決意表明した。
▶︎司会 高橋茉弥 生徒会役員(2年)が「これを持ちまして、2020年度全国大会出場壮行会を終わります」と閉会。
⬛︎壮行会終了後電話インタビュー⬛︎
▶︎芦川奈々恵応援団長(3年)は「今年度はコロナ禍の中で甲子園交流試合や、夏・秋の高校野球山梨大会、サッカー選手権山梨大会で全校応援ができませんでした。コロナが収まり、早くみんなで応援ができたらと期待していましたが、現実は第3波のコロナ禍にあってその思いは叶いませんでした」と頷く。「今回、縮小した壮行会となりましたが、応援団伝統の袴(はかま)で出席ができて、その上に全校生徒を代表してサッカー部主将に『頑張ってきてください』と言葉を添え花束を手渡すことができて良かった」と声が弾む。「この壮行会でエールなどの声出しはできませんでしたが、伝統の袴姿が全校生徒の応援の声をしっかり届けてくれたと思います」と大きく頷いた。「コロナ禍で全体練習や合同練習、声出しなどができなくて、個人で工夫して練習を積んで、6月の『芙蓉祭』(学園祭)に、今年初めて正式な場で袴を着用し、チアリーダー部と吹奏楽部との応援発表会に力の限り臨んだ」と振り返る。ただ「クラブ応援の着用は今日の壮行会が初めてで最後」と気持ちを押し殺す。しばらくして「選手たちには、今までの練習の成果を発揮し、山学らしいプレーを出し切って、悔いのない大会にしてもらいたい」とエールを送った。
文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.12.16