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●全国高等学校選抜ホッケー大会男子
~山学後半 大坂らの怒涛の攻撃も阻まれる~
~1回戦好カード 第1Q丹生2点得点に敗退~

第52回全国高等学校選抜ホッケー大会男子1回戦が12月23日、岐阜県・川崎重工ホッケースタジアムで、準優勝2回の山梨学院高校(関東地区代表) 対 優勝2回準優勝3回の福井県立丹生高校(北信越地区代表)戦が行われ山梨学院が0対3で敗退した。好カードの第1Q(クオーター)、山学は立ち上がりフィールドゴールで先制点を許すと14分にはPC(ペナルティコーナー)で0対2とされる。第3Q、2点ビハインドの山学は開始早々PCを取得、8番 川村柊介がシュートするも決まらない。40分にPCを取得するが守られる。その2分後、主将9番 大坂暢之が14番 飯野明駿からのパスを中央サークル内側で受け「相手が右側に寄っていてつっこんできたので、体を左に反転させてかわし、リバースシュートを放った」とクリーンヒットしたがゴールポストの上を通過し千載一遇のチャンスを逸した。山学は第4Qに入っても攻撃の手を緩めることなく、53分フィールドから6番 上田涼がサークル内に打ち込み、主将9番 大坂がボールのコースを変え、フリーの2番 内藤恵太がプッシュシュートを放ったがゴールキーパー(GK)に好セーブされる。得点が欲しい山学は55分、飯田裕一郎監督が「パワープレイの戦術に打って出た。GKを下げフィールドを11人にして」相手陣地に攻め入りPCを取得し8番 川村がシュートを放ったが決まらない。試合終了間際の60分に相手に無人のゴールへボールを押し込まれた。山学は第3Qから怒涛の攻撃を加え続けたが相手の堅守に阻まれ0対3で敗退した。

【試合前インタビュー等】
▶︎主将9番FW 大坂暢之(3年)は12月16日の壮行会で「私たちはコロナ禍で基本練習をしっかりやってきました。私たちにとってこれが最初の全国大会で、これが最後の全国大会になります。ベスト4を目指して頑張ります」と決意表明した。大会前日22日に「今年のチームはコロナ禍で試合が少なかったので公式戦への恐怖はあるが、日頃レベルの高い大学生チームと練習試合を行えている。それが自信になっている」と頷く。「明日の対戦相手、丹生高校は全国常連校で昨年のインターハイの覇者。その時のメンバーが多く残っている。小学校の頃から面識のあるメンバー」と明かす。「昨年の大会はともに準々決勝止まりで、ベスト8同士の戦い」となる。「明日はチームスローガンの『勝ちにこだわる』」を掲げて、「大学生チームとの練習試合を生かしつつ、自分たちが練習してきたことを全て出し切って戦いたい」と力強く述べた。
▶︎飯田裕一郎監督は「相手の丹生高校は強豪校だが、通用しないとは思っていない。今年度はコロナ禍でランニングのトレーニングとストロークとレシーブを重視してやってきた。それに大学生(山梨学院大)と多くの練習試合ができ、攻守の切り替えやハードワークなどを学んだ」と頷き。「前線からボールを奪い取ったら、どんどん相手守備陣へプレスをかけ『前へ、前へ攻め』、相手陣地の近くでボールを奪って攻撃するショートカウンターで得点する攻撃戦術で果敢に挑みたい」と述べた。

【全国高校選抜ホッケー大会男子】
夏のインターハイ、秋の国体、冬の選抜、ホッケー大会の3大大会 第52回全国高等学校選抜ホッケー大会男子1回戦、昨年大会ベスト8同士の山梨学院高校 対 福井県立丹生高校の好カードが岐阜県・川崎重工ホッケースタジアムで行われる。準優勝2回の山梨学院高校は関東地区代表(4枠)で、優勝2回準優勝3回の丹生高校は北信越地区代表(2枠)で出場。この試合はBコート(人工芝W)第4試合14時30分試合開始される。両校、ゴールキーパーとフィールドプレイヤー11人が、それぞれのフィールドに立った。

▶︎第1Q(クオーター)、丹生のフィールド中央からのセンターパスで試合開始。山梨学院は立ち上がりの開始2分、丹生の10番FW 吉田有我(3年)にリバーススイープを許し先制点を許す。9分にはPC(ペナルティコーナー)を与えるが1番GK櫻井翔弥(3年)が好セーブしピンチを脱する。14分再び丹生にPCを与え6番DF 奥本良(3年)にドラックシュートを放たれ0対2とされる。15分山梨学院がPCを取得、パーサー9番FW 大坂暢之(3年)がボールをストローク。サークルの外でストッパー6番 MF上田涼(3年)が止め、シューター8番DF 川村柊介(3年)がフリックシュートを放ったが得点ならず丹生の攻勢で第1Qが終了。
▶︎第2Q、丹生の立て続けの攻撃に山梨学院は必死に耐える。山梨学院は8番DF 川村柊介(3年)を軸に相手陣地に攻め込むが丹生の堅い守りに跳ね返され第2Qが終了し、前半戦を終えた。
▶︎第3Q、2点ビハインドの山梨学院は開始早々に相手陣地に攻め入りPCを取得、シューター8番 川村柊介(3年)のフリックシュートのこぼれ球にパーサー3番FW 内藤栞大(3年)が素早く反応するも相手ディフェンダーに阻まれる。山梨学院は相手陣営に果敢に攻め込むが相手の堅守を打ち破れない。山梨学院は40分PCを取得、シューター8番DF 川村のフリックシュートのこぼれ球に4番MF 有野翔弥(3年)が詰めシュートに行ったが空を切る。その2分後、14番MF 飯野明駿(2年)からのパスを、9番FW 大坂暢之(3年)が中央サークル内側で受け「相手が右側に寄っていてつっこんできたので、体を左に反転させてかわし、リバースシュートを放った」とクリーンヒットしたがゴールポストの上を通過し千載一遇のチャンスを逸し、第3Qが終了した。
▶︎第4Q、試合の中盤に6番 MF上田涼(3年)がトラップして打ったが惜しくも枠を外れる。53分フィールドから6番 MF上田がサークル内に打ち込み、主将9番 FW 大坂暢之(3年)がボールのコースを変え、フリーの2番FW 内藤恵太(3年)がプッシュシュートでゴールを襲ったが、1番GK 石田健太郎(3年)に好セーブされる。得点の欲しい山梨学院は55分、飯田裕一郎監督が「パワープレイの戦術に打って出た。GKを下げフィールドを11人にして」相手陣地に深く攻め入りPCを取得。パーサー9番FW 大坂がボールをストローク。サークルの外でストッパー6番 MF上田が止め、シューター8番 川村柊介(3年)がフリックシュートを放ったが決まらない。試合終了間際の60分に相手13FW 山岸理玖(3年)に無人のゴールへボールを押し込まれた。山梨学院は第3Qから怒涛の攻撃を加え続けたが相手の堅守に阻まれ0対3で負け1回戦敗退とした。

【試合終了後インタビュー】
▶︎主将9番FW 大坂暢之(3年)「公式戦は何が起こるか分からない。第1クオーターの立ち上がり自分たちの油断と判断ミスが重なって開始2分にフィールドゴールで失点した」と頷き。「終了間際にはコーナーで失点し2点リードされた」と大きく頷く。「後半は前半に出た課題をインターバルで修正して、第3クオーターからリズムに乗り攻めたが、自分たちの課題である決定力不足が今日の試合に出た」と振り返る。「今年1年、コロナ禍で思うように試合ができなかったことは悔いが残るが、全国大会を開催していただき、このスタジアムの大舞台で3年生は最後のプレーができたことに心から感謝したい」としみじみ。「後輩には、この悔しさを糧にして来年は良い結果が残せるようにしてもらいたい」とメッセージを送った。
▶︎飯田裕一郎監督は「第1クオーターの立ち上がりが悪く、そこでの失点2点を最後まで引きずってしまった」と頷く。「後半の第3Qからは山梨学院のペースで攻めていたが得点に至らなかった。そこで得点できたら流れが変わっていたと思うが」と言葉を呑んだ。「第4Qもよく攻めたが攻めきれずに、残り5分のところでパワープレイで勝負に出てPCを取得したが決められずに1失点した」と大きく頷いた。来年は「在校生が8名と新1年生が入学して戦えるチームとなる。少数精鋭主義で臨みたい」と抱負を述べ、「コロナ禍でなかなか試合ができずに、3年生はこれが最初で最後の全国大会となり卒業していくが、試合の中で成長が見られたので、これを生かしてそれぞれが次のステージで頑張って欲しい」とエールを送り結んだ。

文(H.K) 、カメラ(平川大雪) 2020.12.25