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●全国高校サッカー選手権 優勝報告会
~11年ぶり2回目の全国制覇を全校生徒に報告~
~サッカー部が2度目の甲府市長特別賞を受賞~

第99回全国高校サッカー選手権大会で11年ぶり2回目の全国制覇を果たした山梨学院高校サッカー部の優勝報告会が1月19日、高校体育館で行われた。新型コロナウイルス感染症対策として準決勝、決勝のパブリックビューイングに参加した登録外のサッカー部員や生徒会や応援団、チアリーダー部、吹奏楽部の代表生徒約160人が出席し、全校生徒や教職員に向けてオンラインでも各教室に同時配信された。開式に先立ち、優勝旗を掲げた熊倉匠主将を先頭に登録選手30名が入場し、出席生徒が拍手で出迎えた。報告会では、熊倉主将らが優勝旗や賞状、トロフィーなどを山内紀幸校長に納め、優勝を報告。また、樋口雄一甲府市長も来賓として出席し、サッカー部へ「甲府市長特別賞」の授与も行われた。熊倉匠主将は「今回優勝ができたのは、皆さんの応援やサポートがあったからだと思っています。本当にありがとうございました」と挨拶し、全校を上げての応援に感謝を伝えた。
 
■高校優勝報告会
優勝報告会には、代表生徒約160人が出席。報告会の様子は各教室にも同時配信され、全校生徒で喜びを共有した。挨拶に立った山内紀幸校長は「先ほど、熊倉キャプテンから優勝旗を渡され、3962校のトップに立った重みをひしひしと感じました。サッカー部のみなさん、全国優勝おめでとうございます。振り返ると県大会決勝から1点差の試合、あるいはPK戦、そういった厳しい試合を勝ち抜いてきました。ここにいる選手たちは一戦一戦格上の高校に胸を借りて、彼ら自身が一つのチームとなり、どこにも負けない結束力と信頼を勝ち取っていったのだろうと思います」と選手を称え、関口小涼生徒会長は「11年ぶりの対戦となった青森山田高校との決勝はPK戦までいく展開となり、学校で応援していて私たちは異様ともいえる緊張感の中、固唾をのんで見守り続けました。最後のキックが決まり、優勝が決まった瞬間は、まさに願いが叶う時を心で実感した一生忘れることができない、輝く瞬間となりました。私たちだけでなく、山梨県の人たちに希望と喜びを与え、諦めてはいけないということをプレーする姿で学ばせてくれたことを深く感謝します」と優勝の瞬間を振り返った。この日は、来賓として甲府市の樋口雄一市長も出席し、第7号となる「甲府市長特別賞」の授与が行われた。樋口雄一市長は挨拶の中で「全国制覇誠におめでとうございます。このコロナ禍の中、青森山田高校との決勝戦はまさに高校サッカー球史に残る本当に素晴らしい戦いでした。全国の方々に大きな希望を与え、全国のサッカーファンに感動と勇気を与えてくれました。この感動と宝を生涯忘れずに3年生は4月から新たな道を、1・2年生はすでに戦いが始まっていますので、さらに頑張っていただきたいと思います」と話し、選手らの更なる活躍を祈念した。校長らの祝福を受け、サッカー部の熊倉匠主将は「サッカー部は人数が多く、色々な意見がぶつかり、バラバラになってしまうことがありましたが、そのたびにミーティングをし、一つにまとまってきました。今回優勝ができたのは、皆さんの応援やサポートがあったからだと思っています。本当にありがとうございました」と応援への感謝を伝え、横森巧総監督は「皆さんの前で優勝報告できることを心から嬉しく思っています。夢は見るものだと思っていますが、今回夢は叶えるものだと思いました。日々のトレーニングやゲームの一つ一つのプレーの中には魂のようなものがあり、チーム全員が日本一になろうと夢を持って臨んだ大会で、大会でのプレーにはそういった思いが込められ、心を打たれるゲームをしてくれて選手を褒めてあげたいと思います。甲府に残った部員も生徒の皆さんも地域の方々も熱い思いを持って応援していただき、心から御礼申し上げます。これから次のステップに進むわけですが、教室で聞いていてくれる生徒の皆さんも夢を持って進んでいってもらえれば嬉しく思います」と話した。長谷川大監督は「優勝することができたのは、ここにいる30人の力だけではありません。山梨の地で一生懸命応援してくれた95人のサッカー部員の力が大きかったなと思っています。また、生徒会や応援団、チアリーダー部、吹奏楽部の皆さん、画面越しに応援してくれた全校生徒の皆さん、本当にありがとうございました。試合会場の埼玉スタジアムの大型ビジョンには皆さんが応援している様子が映し出され、応援のパワーを届けてもらい、本当に力になりました。本当にありがとうございました」と全校を上げての応援への感謝を述べた。
 
■理事長室優勝報告
高校での優勝報告会に先立ち高校関係者、サッカー部関係者による理事長室への優勝報告が行われた。優勝報告に訪れたサッカー部の横森巧総監督は「今年度はコロナ禍での大会で、期間中に緊急事態宣言もあり、例年にも増して気を配った大会になりました。長谷川監督は情報収集・分析を得意としており、その結果をミーティングで選手に伝達し、選手もノートに書き留め、チーム全体に浸透し、それをピッチで表現したことが大きな勝因だったと思います」と大会を統括し、長谷川大監督は「対戦相手がいずれもベスト8・4以上の力を持っているチームとの試合で、全てが挑戦者の気持ちで試合ができたことも良かった点です。1戦ごとに力を付けていって、1戦ごとにチャレンジしていく姿勢が選手の中で一体感を生み、それが次の試合に向けてのエネルギーになり、良いサイクルが大会期間中に見えたので監督として嬉しく思います。一方で今年は、他のスポーツで大会が中止になったり、出場を辞退したりした沢山の高校生がいるということを私たちは忘れてはいけないと思い、この優勝に恥じないようにもう一回、一から足元から見直して頑張っていきます」と報告した。また、熊倉匠主将は「時には意見の相違からチームが割れてしまうようなこともありましたが、ミーティングを重ね、一致団結をして全員で一つに方向に向かえたことが今回の優勝につながったと思っています。また、学校をあげてのサポートや多くの方々の支えで優勝することができました。本当にありがとうございました」と感謝の言葉を口にした。報告を受けた古屋光司理事長は「サッカー部の皆さん、選手権優勝おめでとうございます。メディアを通じ、好意的な意見が寄せられ、こういうチームが山梨学院高校にあることを心から嬉しく思い、誇らしく思います」と優勝を称え、古屋忠彦特別顧問は「11年前にも初出場初優勝で感動しましたが、今年は6試合全て薄氷を踏む勝利でさらに感動しました。優勝は学園全体の名誉で誇らしく思います。来年以降プレッシャーになりますが、勝ち負けを超えて存在感のある戦いができるチーム作りを期待しています」と述べ、今後の活躍を期待した。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪、藤原稔)2021.1.19