●甲府市長が高橋侑希コーチの五輪出場を激励
~山学大の事前合宿受け入れにも謝意を伝える~
~高橋コーチ、応援を背に五輪での活躍を誓う~
甲府市の東京2020オリンピックのホストタウン事業として、フランスレスリング女子代表選手が山梨学院大で事前合宿を行うことを受け、受け入れ協力への謝意とレスリングフリースタイル57kg級で五輪出場を決めた山学大レスリング部の高橋侑希コーチの激励のため、6月28日に樋口雄一甲府市長が来校し、古屋光司学長らと面談した。樋口市長は事前合宿受け入れに謝意を述べるとともに「非常に小さな可能性を信じて鍛錬を積み、練習を重ね、強い信念を持って挑戦をし続け、いよいよ大きな晴れの舞台で力を発揮してくれるものと大きく期待しています」と高橋コーチを激励。これを受け高橋コーチは「沢山の応援・サポートがあってこの舞台に立てるので、残り約1か月を隙の無いように120%の力を出せるような調整をして、本番では金メダルを獲得したいと思っています」と五輪での活躍を誓った。
甲府市はフランスの卓球・レスリングチームのホストタウンとなっており、このうちレスリング女子代表は選手村入村までの練習拠点として山学大で調整・準備を行う。山学大では、トレーニングルームやレスリング場、水泳場等のスポーツ施設を貸し出し、フランスチームを支援。この日は、樋口雄一市長が受け入れへの謝意やレスリング部の高橋侑希コーチの五輪出場激励のため来校し、古屋光司学長や下田正二郎カレッジスポーツセンター長、幸野邦男カレッジスポーツセンター副センター長、高橋侑希コーチと面談した。樋口雄一市長は「高橋選手が頑張っている姿を拝見し、非常に小さな可能性を信じて鍛錬を積み、練習を重ね、強い信念を持って挑戦をし続け、目標を達成されたということは多くの国民が大拍手を送り、いよいよ大きな晴れの舞台で力を発揮してくれるものと大きく期待しています。私も甲府市民の皆さんと高橋選手の大躍進を心から応援したいと思います。また、甲府市はフランスの卓球・レスリングの事前合宿地になっています。レスリングは7月24日から31日まで甲府で事前合宿を行い、山梨学院大学にはトレーニングルームやレスリング場、水泳場等の貸出しなど全面的にご協力いただき、心から感謝申し上げます」と述べた。古屋光司学長は「本学はこれまで50名を超えるオリンピック選手を輩出してきましたが、今回の東京五輪は自国開催で多くの学生、卒業生、教職員が参加できることを嬉しく思います。特に男子レスリングでは、出場するフリースタイル4階級中3階級が本学の関係者が占め、メダルへの期待が大きいですが、是非頑張っていただきたいと思っています。また、今回はサッカー男子で高校卒業の前田大然選手が選ばれ、新しい競技で選手を輩出できたということも嬉しく思います。今後も甲府市のキャンパスにおいて、高校・大学ともに世界に羽ばたける選手を育成していきたいと思いますので、地域の皆様からも応援をいただきたいと思います」と挨拶した。樋口市長からの激励を受け高橋侑希コーチは「僕自身オリンピックの舞台で戦うことは小さな頃からの夢でした。目標は金メダルしか狙っていません。甲府市民の方々をはじめ、大学のバックアップがなければこの舞台に立てられなかったですし、様々なサポートがあり、助けがあってこの東京五輪に僅かな可能性を信じて頑張ってこられました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本学卒業生はフリースタイル4階級のうち、3階級が卒業生ということで、山梨県がレスリング王国への道を一歩一歩進んでいるかと思います。甲府市長様からも激励をいただき、市民の皆様や家族、後輩からの沢山の応援・サポートがあってこの舞台に立てるので、これまで僕と戦ってきた選手の分まで頑張り、残り約1か月を隙の無いように120%の力を出せるような調整をして、本番では金メダルを獲得したいと思っています」と五輪での活躍を誓った。
山学関係では、高橋コーチのほかにレスリングで乙黒圭祐選手・乙黒拓斗選手(いずれも大学OB・自衛隊体育学校)、柔道で濱田尚里選手(大学OG・自衛隊体育学校)、連珍羚選手(大学OG・コマツ・台湾代表)、金知秀選手(スポーツ科学部3年・韓国代表)、ホッケー男子で北里謙治選手(大学OB・ALDER飯能)、村田和麻選手(大学OB・LIEBE栃木)、山崎晃嗣選手(大学OB・岐阜朝日クラブ)、ホッケー女子で浅野祥代選手(大学OG・ぎふ朝日レディース)、山田明季選手・尾本桜子選手(いずれも大学OG・コカ・コーラレッドスパークス)、男子サッカーで前田大前選手(高校OB・横浜F・マリノス)が選手として出場を決めている。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2021.6.28