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●第100回全国高校サッカー選手権山梨大会 
~前回王者・山学は初戦・3回戦を笛吹と対戦~ 
~2連覇に向け5対0のクリーンシートで勝利~ 

第100回全国高校サッカー選手権山梨県大会3回戦が10月16日に県内各地で行われ、前回王者・山梨学院高は3回戦からの登場で大会2連覇、8度目の選手権を目指し、御勅使サッカー場で笛吹高と対戦した。山学は前半序盤は硬さや笛吹の厚い守備もあり、思うようにボールを運べなかったが、中盤でボールを繋ぎ、左サイドを起点に攻撃を組み立てる。前半10分、左サイドからのクロスのこぼれ球を右SH長島大翔が押し込み山学が先制。その後も山学は試合を優位に進めたものの相手の堅守を崩せず1対0で前半を折り返す。後半序盤も我慢の時間が続いたが、後半13分、右SB溝口慶人のヘッドで待望の追加点を奪うと、27分には左SH山口宇汰の強烈なミドルで3点目。32分にはFW大島悠斗が相手DFの裏へと抜け出し4点目を追加し、試合終了間際にはFW茂木秀人イファインがダメ押しの5点目を決め試合終了。山学は笛吹に5対0のクリーンシートで勝利し、準々決勝進出を決めた。 

高校サッカーの聖地“国立”へと続く、第100回全国高校サッカー選手権山梨県大会は10月2日に開幕。前回全国王者の山学は、県内では新人戦・県総体で優勝している一方、全国の強豪が集ったサニックス杯や時之栖チャレンジカップでは課題が残る結果となった。また、現在参戦中の関東の強豪が集うプリンスリーグ関東では1勝2分8敗の最下位と苦戦を強いられている。国立へと通じる大事な初戦を2回戦で甲府東高を延長戦の末、2対1で退けた笛吹高と対戦した。 

第100回全国高校サッカー選手権山梨県大会 3回戦
≪山梨学院高VS笛吹高≫ 2021.10.16 会場:御勅使サッカー場
○ 山梨学院高校 5 前半1-0
後半4-0
0 笛吹高校 ●
得点者:長島大翔、溝口慶人、山口宇汰、大島悠斗、茂木秀人イファイン

山学は、前半序盤は初戦とあって硬さや笛吹の厚い守備もあり、思うようにボールを運べなかったが、中盤でボールを繋ぎ、左SHの山口宇汰(3年 鹿島アントラーズジュニアユース)を起点とした前線への縦パスやクロスなどで攻撃を組み立てる。前半10分、MF佐藤柊椰(3年 東松山ペレーニャ)の左サイドからのクロスがファーサイドに流れ、ポストへの跳ね返りを右SH長島大翔(3年 東急Sレイエス)が押し込み山学が先制。先制から流れに乗りたい山学は、細かくパスをつなぎポゼッションを高め、試合の主導権を握ったものの、相手の堅守を崩せず1対0で前半を折り返す。後半に入っても追加点の奪えない我慢の時間が続いたが、後半13分、MF佐藤の左CKを右SB溝口慶人(3年 FC多摩)が頭で合わせ、待望の追加点。27分には相手クリアボールに反応した右SH山口が強烈なミドルシュートで3点目。さらに32分にはFW大島悠斗(3年 FC東京U-15むさし)が相手DFの裏へと抜け出し、右SB溝口からのスルーパスを収め、冷静に流し込み、試合は4対0に。終了間際の40分には途中出場のFW茂木秀人イファイン(3年 FC東京U-15むさし)がダメ押しの5点目を決めた。山学は、笛吹のカウンター攻撃には、守備陣が冷静に凌ぎ、無失点のクリーンシートで準々決勝進出を決めた。 
 
試合後、長谷川大監督は「選手たちは選手権に対するモチベーションやプレッシャーを強く感じていて、きょうの試合では、悩みすぎずシンプルな攻撃や守備を選手たちには求めました。試合を通じて相手の攻撃の良い面を摘むことや前半の課題を選手たち自身が考えて、後半修正することができたことは大きな収穫ですが、後半の選手交代後に位置や約束事が徹底できず、危ない場面がありましたのでこの部分は課題です」と試合を振り返り、次戦に向け「インターハイ予選では悔しい思いをしているので同じ轍を踏まないような準備や対策をしていきたいです。その上でインターハイ予選の思いを反骨心としてプレーで表現することを期待しています。ベスト8になり、相手の個々の能力やチーム力も上がってきているので、こちらも1週間トレーニングを積んで、自信を持って勝負できるように準備したいです」と述べた。ボランチとしてチームをまとめる谷口航大主将は「1対0でなかなか点が取れない状況が続きましたが、集中力を切らさずに無失点で前半を折り返し、後半に追加点を奪い、試合を通して無失点で勝利できたので良かったです。ただ、前半攻めてはいましたが、追加点を奪えなかったのはクロスの精度やアイディア、プレーの質が劣っている部分があると思うので、あと1週間でさらに高め、次の帝三戦に向けて準備していきたいです。相手がどのチームでも自分たちのやることは変わらないので、状況に応じて臨機応変に対応することが自分たちの今の強みなので、自分たちのサッカーをやって次も勝ちたいです」と力強く語った。 
 
第100回全国高校サッカー選手権大会山梨県大会は、新型コロナウイルス感染症対策として、準々決勝までは観戦を部員や学校関係者、3年生部員の保護者に限定している。山学は次戦・準々決勝を10月23日に帝京第三高と対戦する。2年連続8度目の選手権出場に向け、山学イレブンの挑戦は幕を開けた。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2021.10.16