山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●秋季関東地区高校野球大会 2回戦
~白鷗大足利高に快勝。選抜出場を手中にする~
~夏の練習の実りを優勝で花を添えて~

「第74回秋季関東地区高校野球大会」2回戦準々決勝が11月2日、茨城県水戸市・土浦市で各2試合が行われた。来春の選抜甲子園出場校選考の重要な参考資料となるこの大会に、
出場の目安となるベスト4を懸けて1回戦を勝ち抜いた8校が激突した。10月30日の1回戦に拓大紅陵に大勝した山梨学院は2回戦をJ:COMスタジアム土浦1試合目で栃木県第1代表の白鷗大足利高と対戦し9-0で7回コールド勝ちしベスト4に進んだ。試合は白鷗大足利高の先攻で始まり、山梨学院は1回戦で好リリーフした榎谷礼央(2年)が先発した。榎谷は1回表三者凡退で上々の立ち上がり。その裏の攻撃。相手の失策と四球で二死満塁の得点機に6番・澁谷剛生(2年)がフルカウント6球目、三塁手横をきれいに抜く走者一掃の3点適時二塁打で先制。山梨学院はその後も持ち味のつなぐ野球で毎回得点を重ね6回まで9点を重ねた。エース榎谷は安定した投球を見せ危なげなく7回表まで無得点で締め9-0の完封勝ち。山梨学院はこの勝利で来春の選抜甲子園の切符をほぼ手中にした。次の準決勝は浦和学院(埼玉1位)と11月6日、同球場で対戦する。

詳しくはこちら

■序盤の攻撃が鍵。先制点がエース榎谷の好投を支えたー
山梨学院高の2回戦の対戦相手白鷗大足利高は6年ぶり2回目の秋季栃木県大会を勝ち抜いて優勝。これまでに春夏通算4回の甲子園出場を果たしている。今大会は1回戦に茨城第2代表の藤代高をコールドで退け2回戦に進出。試合は、土浦市の象徴、霞ヶ浦湖岸に立つJ:COMスタジアムで10時30分に始まった。会場は有観客で行われ学校関係者以外にも高校野球ファンが多く訪れた。

試合は白鷗大足利高の先攻で始まった。山梨学院は1回戦を好リリーフで勝利に導いた榎谷礼央(2年)が先発した。榎谷は1回表、1番・2番を3球で処理、3番には6球を擁したが三者凡退で上々の立ち上がり。その裏の山梨学院の攻撃。二死後、相手の失策と四球で二死満塁の得点機に左打者6番・澁谷剛生(2年)がフルカウント6球目、三塁手横をきれいに抜く走者一掃の3点適時二塁打で先制。2回裏には先頭打者星野泰輝(1年)の二塁打を犠打、犠飛で1得点。3回裏には一死後、4番・高橋海翔(1年)の二塁打をすかさず5番・主将相澤秀光(2年)が左前適時打で得点。4回裏にも四球から犠打、安打で得点、さらにつないで安打、犠飛と途切れなく得点を加えた。一塁側応援席で選手に手拍子で力を送る山梨学院野球部保護者会、生徒会の熱い応援応え5回・6回裏にも典型的なつなぐ攻撃でチームは持ち味を発揮、毎回得点を重ね6回裏まで9点を重ねた。エース榎谷は安定した投球を見せ5回表まで1安打。6回表には、不運な2安打を喫したが後続を危なげなく抑えた。7回表も山梨学院は二死後、連続安打を打たれたが内野陣がマウンドに集まりチームの気を引き締めた。榎谷は最後の打者を右飛に仕留め9-0の完封勝ち。山梨学院はこの勝利で来春の選抜甲子園の切符をほぼ手中にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆山梨学院高VS白鷗大足利高 11/2(火) 茨城・J:COMスタジアム土浦

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
白鷗大足利高 0 0 0 0 0 0 0     0
山梨学院高 3 1 1 2 1 1 ×     9

※7回コールド


◆山梨学院高
[バッテリー]榎谷―佐仲大輝(1年)
[投手]榎谷:投球回数7回 投球数78 被安打5 四球0 奪三振6 失点0
[打撃]山梨学院高=安打9(長打=二塁打:澁谷、星野、高橋、榎谷) 四球5 三振1
失策0
白鷗大足利高=安打5(長打=三塁打1) 四球0 三振6 失策1

■指揮官・選手一丸、選抜切符獲得に軌道修正実るー
試合後、吉田洸二監督は「いつものうち通りの試合ができました。記録に表れない小さなミスはあったが、それは次に生かしていきたい。榎谷は、今日は大一番でありながら落ち着いて投げていた」と溜飲を下げた。先制点でチームを鼓舞した澁谷剛生選手は「初回で先制点が欲しいところで打てて良かったです。自分は最低限できることだけを考えているのでチームの持ち味は出せたと思います。次の試合は接戦になると思うのでバッターが頑張って何としても勝ちたい」と意欲を示した。頼りになるエース榎谷礼央投手は「今日は自分のペースで投げられました。持ち味である真っすぐとカットボール、チェンジアップを上手く組み立てられた」と自身の投球に及第点をつけた。それでも「先制点で気持ち的に楽になり“よし行くぞ”という感じでした」とチームメイトの力に笑顔で答えた。主将としてこの試合も要所を締めた相澤秀光選手は「今日は1回戦の反省から序盤に2アウト満塁で澁谷の一本が出て3点入ってそこから自分たちのリズムに乗ったと思います。関東優勝を目標に夏の練習からからずっとやってきたのであと2回勝つんだという気持ちでもう一度練習したいと思います」と熱い気持ちを前に出した。

山梨学院高の準決勝の相手は強豪校・埼玉1位の浦和学院。11月6日(土)午前10時30分、J:COMスタジアム土浦で対戦する。

文(K.F) カメラ(今村佳正) 2021.11.2