●山学高で駅伝部・サッカー部・ホッケー部全国大会壮行会
~3年生のみ参列、1・2年生はリモートで選手激励~
~それぞれの目標に向かって全力で立ち向かう~
山梨学院高校で2021年度「全国高等学校駅伝競走大会、全国高校サッカー選手権大会、全国高校選抜ホッケー大会」出場の壮行会が12月15日、高校体育館で行われた。コロナ下における感染症防止のため参列は3年生のみで行われ、1年・2年生は教室でリモート配信により実施された。年末年始に開催される全国大会には、駅伝部男子が11年連続21回目、女子が13年連続21回目、前回大会優勝のサッカー部は2年連続8回目、ホッケー部は10年連続の出場となる。午後1時、3年生が迎えるステージ壇上に登った選手を前に、初めに吉田正校長が挨拶。「今ここにいる3年生と教室にいる1・2年生、みんなが応援していることを忘れないで学校の代表として思いきり力を発揮してきてください」と激励した。次に来賓、生徒を代表して生徒会長が激励の言葉を述べ、続いて監督の挨拶・選手紹介が行われた。生徒会からの千羽鶴と花束贈呈に引き続き、サッカー部谷口航大主将、ホッケー部主将飯野明駿主将、遠征中の駅伝部は主将に代わり代理がそれぞれ健闘を誓った。選手たちは応援団・吹奏楽部、チアリーダーによる壮行を受けて初優勝を目指すホッケー部は2日目24日、初戦を迎え、駅伝部男女は12月25日に行われる開会式に臨み26日、冬の都大路を駆け抜ける。サッカー部は12月28日の開会式後、31日に佐賀東高校と対戦。山梨学院初の2連覇3回目の優勝に照準を合わせる。
壮行会はコロナ感染防止のため300人余りの3年生のみが参列。1・2年生はリモート配信による参加で実施された。駅伝部は遠征のため欠席、代理人が出席。サッカー部は監督初め、部員30人とマネージャー2人。ホッケー部は監督、部員14人とマネージャー2人が壇上に登った。初めに吉田正校長が「君たちの仲間がこうして壇上に登って全国で活躍することをぜひ誇りに思ってください。そして選手諸君も今ここにいる3年生と教室にいる1・2年生、みんなが応援していることを忘れないで学校の代表として思いきり力を発揮してきてください」と挨拶。次に激励の挨拶でPTA会長の林昌明さんが「日々の厳しい練習をいかに実戦に活かしていくか、そして先輩たちから引き継いだ伝統、そして学校からの期待を背負った中で県予選を勝ち抜き、そして全国大会で勝っていくことは大変なプレッシャーだと思います。それを逆に楽しさにしてもらって一生に一回しか味わえない感動やチームメイトの存在に、その中で自分のアルバムの一頁を刻んでもらいたい」と述べ、続いて斉藤明宏生徒会長が「練習の日々を重ね全国大会へ行くことができた選手たちの皆さんは山梨学院高校の誇りです。駅伝部の皆さんは京都という大舞台で全力を出して走り切り、サッカー部の皆さんは連覇を目指し、ホッケー部は持てる力を十分に発揮し初優勝を目指し頑張ってください。生徒の皆さんは直接会場で応援することはできませんが、会場へ届くような応援をお願いします」と全校一丸で大会に臨むことを選手、生徒に呼びかけた。続いて監督の挨拶と選手紹介が行われ駅伝部は相馬弘ハイスクールスポーツセンター長が監督に代わり男子登録メンバー10人、女子7人の名前を読み上げ、次に飯田裕一郎ホッケー部監督が「選手14名と少ないメンバーで苦しい時期もあり練習にも活気が出ない時もあり思うような結果の出ずに心が折れそうな日々もありました。特に今の2・3年生は本当に苦しい思いをしてここにおります。ですが何とか10年連続で全国選抜の出場を決め、あと1週間で出来る限り成長を続けて一つでも多く勝てるよう努力してまいります」と意気込みを述べ、続けて選手紹介をした。サッカー部長谷川大監督も「決勝まで5回戦うことが優勝の道のりでありますが、まずは一戦必勝ということでしっかりと持てる力を出して皆さんの心に届くような試合をしたいと思っています」と力強く語り、30人の部員を紹介した。続けて生徒会から各部主将に全校生徒全員で折った千羽鶴と花束が贈呈され、それに応えホッケー部飯野明駿主将、サッカー部谷口航大主将がそれぞれ大会への決意を述べ活躍を誓った。その後、選手の健闘を祈り会場の生徒全員で激励の壮行を行った。応援団、吹奏楽部、チアリーダー部を中心に会場の生徒、教職員全員で校歌斉唱、応援団部長の依田瑠夏さんの号令下、『突撃のテーマ』で男女駅伝部、サッカー部、ホッケー部を全国大会の大舞台へ送り出した。
壮行会後、ホッケー部飯野明駿主将は「今は、基礎練習より試合を意識した練習を中心にしています。去年は初戦敗退で終わってしまったのでそれは絶対越え、それ以上の結果を出そうと思っています。僕たちはシードなので初日空けた状態でやれるのでしっかりアップから盛り上げて一人ひとりがハードワークを意識して走り勝つホッケーをして勝ちきりたい」と意欲を示した。サッカー部の谷口航大主将は「前年度優勝したことで今回大会2連覇できるチームはうちしかないのでそういう意味でも山梨学院の歴史に名を残すチャンスでもありますし、第100回という特別な選手権大会に山梨学院の名を刻めたらと思います。今は、自分たちの課題である守備力と決定力というのがあるのでシュート練習を多く入れたり、実戦形式の中で守備力を向上させるようなトレーニングをしています。自分は守備に注目を置かれているのは分かっているんですけど、自分の中でも今シーズン課題であった点を取るところの攻撃面でも違いを生み出せるような選手になっていきたい」と大会への抱負を語った。
「全国高校駅伝2021」は、たけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)発着、男子7区間42.195km、女子5区間21.0795kmで全国の都道府県大会優勝校47校によって12月26日、師走の都大路で熱戦が繰り広げられる。「第100回全国高校サッカー選手権大会」は12月28日開幕。山梨学院高校の初戦は31日に埼玉県熊谷スポーツ文化公園陸上競技場で佐賀東高校と対戦。まずは1勝を確実に2連覇をゴールに定める。「第53回全国高校選抜ホッケー大会」は23日開幕。2度の準優勝の実績を持つ山梨学院は大会2日目2回戦に登場。福島県立修明高校と愛媛県立伊予高校の勝者と対戦。昨年1回戦敗退の雪辱を果たす。
文(K.F) カメラ(藤原 稔)2021.12.15