山梨学院広報課

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●山学サッカーMF若谷 J3北九州加入内定記者会見
~7人目のJリーガー誕生 ギラヴァンツ北九州に~
~精度の高い左足パスでのアシストが高評価される~

山梨学院大サッカー部男子の若谷拓海選手のJ3ギラヴァンツ北九州の加入内定報告記者会見が10月7日、山梨学院広報スタジオで行われた。男子のJリーグ加入内定者は今年度2人目、在学中の選手では3人目となる。現在、山梨学院は東京都大学サッカーリーグ1部で暫定1位となっており、関東大学リーグ戦参入戦出場権を獲得。若谷選手は中心選手としてチームを牽引してきた。若谷選手が加入するギラヴァンツ北九州は昨シーズンJ3に降格、巻き返しを図るべく選手育成に力を注ぎJ2復帰を目指している。記者会見は、ギラヴァンツ北九州から小林伸二スポーツダイレクター、山梨学院大側からは同大サッカー部笠野英弘部長、岩渕弘幹男子監督、若谷選手が出席。会見では、出席者が加入内定の経緯や選手として今後の活躍への期待を寄せるコメントを述べると、若谷拓海選手は「2年間という契約ですけど、この2年間で自分がどれだけ成長できるかこれからが勝負で、チームをどれだけ上に上げられるかというのが今後の自分の課題だと思うので、入ってからすぐ自分が成長できるように今から頑張っていきたい」と決意を述べた。最後にギラヴァンツ北九州のユニフォームを着て報道陣の写真撮影に応じた。若谷選手はすでに仮契約を済ませ、2023年シーズンより正式に加入する。

■若谷拓海(わかや たくみ)選手プロフィール
山梨学院大サッカー部男子は、2021年度総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで3位、東京都大学サッカーリーグ1部で過去3度優勝。今年度の同リーグでも10月7日現在暫定1位で関東大学リーグ参入戦出場権を獲得。この結果によっては悲願の2部昇格を果たす。今回、ギラヴァンツ北九州に加入内定したMF(ミッドフィルダー)の若谷拓海選手(4年)は緩急を使ったドリブルと、精度の高い左足のパスが持ち味ですでにJ2町田で活躍する平河悠選手(4年)とのホットラインでチームの得点を量産し、1年、2年時にアシスト王(3年時は同タイトルは廃止)のタイトルを獲得している。若谷選手は埼玉県出身、2001年4月1日生まれの21歳。FC FESTA U12から同U15を経て埼玉県の強豪、西武台高校へ進学。3年生でレギュラーに定着しチームの中心選手として躍動。そこでのプレーを見ていた山梨学院大学岩渕弘幹現監督が「この子のプレースタイルが大好きで、お客さんを呼べるプレーヤーだと思っていまして、見てくれる人を楽しましてくれるプレーヤーだったので、横森総監督に是非取ってほしい」とほれ込み、唯一自身の意向でスカウトし、就任と同時に若谷選手を呼び寄せた。その後の若谷選手は「連れてきたら1年目から大活躍してくれた」と岩渕監督。2年から10番を背負い現在、主将としてチームを牽引している。

■若谷選手が加入内定したギラヴァンツ北九州ー
北九州市をホームタウンとするギラヴァンツ北九州の前身は、1947年創部された三菱化成黒崎サッカー部。JFK(日本フットボールクラブ)を経て、2010年、チーム名をギラヴァンツ北九州と改め、九州地区ではロアッソ熊本に次いで5番目、福岡県ではアビスパ福岡に次いで2番目のJリーグ加盟になった。それから2016年までJ2リーグに所属するも2017年から2019年までJ3に降格。2020年、2021年にJ2に復帰したものの、2022年シーズンは再びJ3からのスタートとなり、残念ながら今季もすでに残留が決定している。J2の2014年、2020年に最高位5位とJ1を狙える位置にいたチームも昨年はJ2で下位に沈み再建が喫緊の課題となっている。実力があるチームだけに来季、さらなる選手の育成と加入予定の若谷選手などの若い選手の力で巻き返しを図る。

■加入内定報告記者会見での出席者挨拶ー
10月7日午後3時、「若谷拓海選手 ギラヴァンツ北九州加入内定報告記者会見」が山梨学院広報スタジオで行われた。司会者の出席者紹介の後、初めに山梨学院大学サッカー部笠野英弘部長が山梨学院を代表して挨拶。「本学サッカー部は2009年に強化育成部となりそこから本年で14年目となります。その中でこれまでプロ選手9人を輩出してきておりますが、Jリーガーとしては若谷君が7人目となります。サッカー部としては創部以来、悲願の関東大学リーグ昇格に向けて現在、東京都リーグで1位に位置しており、このまま関東リーグに昇格してその実績を携えて是非、若谷君にはプロで活躍してほしい」と述べた。次に岩渕弘幹男子監督が加入内定までの経緯と若谷選手の紹介を行った。岩渕弘幹監督はここまでの若谷選手の活躍を紹介後、「8月17日から19日までの3日間、北九州の練習に参加させてもらい、その後オファーをいただきました。若谷本人も悩むことなく“お世話になります”と即決。クラブの印象や自分が頑張っていきたいという思いが3日間の練習で決意させてくれたことに北九州の小林さんなどには感謝しています。9月23日に仮契約をしましたが若谷の本当の勝負はこれからだと思っています。本人はすごくサッカーが大好きで日々、向上心を持って取り組んでくれていますので、これからも成長していける選手だと思っています。これからも若谷のことを見守っていただきたい」と述べた。続いて、ギラヴァンツ北九州強化本部・小林伸二スポーツダイレクターが挨拶。若田選手には「まず左利きでドリブルができるということで練習参加してもらいました。そうするとドリブルだけではなく得点につながるパスが出せることが魅力でした。パスだけではなくシュートが打てる選手になってほしいと思っていたので、3日間、私が練習に付き合う中でシュートが打てる選手だなと判断。“いい選手だ”とすぐにうちの強化のために声を掛けさせてもらいました。先程、岩渕監督の話にあったようにプロになって終わりではないので、ここからが勝負です。我々は今、3部というチームではありますけど、良い選手を出す自負があります。当然良い選手に育てながらチームをJ2、J1に上がっていくことがチームの大事なコンセプトでもあります。(若谷選手)いい素地を持っている選手なので『鉄は熱いうちに打て』というように入ってきて2年ぐらいが勝負だと思っているので、しっかり鍛えて今後、うちの中心選手になってほしい」と期待を込めて若谷選手を育てるとした。最後に若谷拓海選手は「自分の特長のゴールに直結するパスというところを評価していただいたことがすごくうれしくて、オファーをもらった時、ギラヴァンツ北九州さんのチームの雰囲気とスタッフの暖かさも自分は気に入っていたので即決という形になりました。(以下、リード文で紹介の言葉に続く)」と加入に至った心境を述べた。その後、報道陣との質疑応答、フォトセッションと続き、加入内定報告記者会見は無事終了した。

■プロの道へ自覚と覚悟 若谷選手。 愛弟子の活躍を期待する岩渕監督はー
会見を終え、若谷拓海選手にプロで活躍するためにはと質問。「自分は基本、パスが好きなのでアシストすることが好きです。ゴールを決めるというよりかはアシストする喜びの方が大きいです。ロングパスやアーリークロスだとかも得意としていますが一番得意なのはスルーパスなのでそこが自分の魅力だと思っています。トップ下としてアシストを増産してチームを勝たせられる存在になれば」とプロでの活躍を思い描く。最後に、目標とする選手はと聞くと「特にいません。自分のスタイルを追求します」と自覚と覚悟を持ってプロの世界に挑む。岩渕弘幹監督は「(西武台高の頃から」見てくれる人を楽しましてくれるプレーヤーだったので、お客さんを呼べるプレーヤーだと思っています。僕はそういうプレーヤーが好きでとにかくサポーターに愛される選手になってもらいたい。将来的にはチームの中心で活躍してくれるような選手になってくれるとうれしい」と愛弟子のプロでの活躍に期待を寄せる。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2022.10.7