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●第95回日本学生氷上競技選手権(ST競技)
~氷上競技大学日本一を決めるインカレが開幕~
~学校対抗で男子準優勝、女子3位で年明けにつなぐ~

第95回日本学生氷上競技選手権大会ショートトラックスピードスケート競技が10月22日、23日の両日、長野県・帝産アイススケートトレーニングセンターで行われた。この大会は、インカレのショートトラック部門として行われ、初日は男子500mで古川翼が3位、女子1500mで金原幹奈が3位で表彰台にのぼり、学校対抗得点獲得に貢献。最終日には男子3000mで土屋源輝が3位に入り、男子5000リレー(土屋源輝・伊藤隼人・古川翼・佐々木寛太)が2位、女子3000mリレー(水野葵由・金原幹奈・尾谷琴音・中西琴菜)では3位を獲得した。個人競技やリレーの結果で、男子は学校対抗総合成績で2位、女子は3位に入り、ショートトラック部門の得点も獲得。年明け1月に行われるスピードスケート部門やフィギア部門などとともにインカレの総合成績に加算され、氷上競技大学日本一に向け、バトンをつないだ。
 
氷上競技学生(大学)日本一を決める大会(シーズン)が開幕した。インカレの総合成績はスピードスケート部門(ショートトラック)・フィギュア・アイスホッケーの山学女子は昨年度、4連覇15度目の優勝を果たすなど、今大会も期待がかかった。また、インカレのショートトラック部門の成績として、1月に行われるスピードスケート部門・フィギュア部門などとともにインカレの総合成績に加算される。
 
初日は男女500・1000m決勝、男女1000m・男子3000m(予選~準決勝)が行われ、このうち男子500mでは古川翼(2年)が3位、女子1500mで1年生ながら初めてのインカレで金原幹奈(1年)が3位で表彰台に上り、学校対抗得点獲得に貢献。レース後、古川翼選手は「調整しきれておらず、悔しい部分もありましたが、そんな中でも自分の全力は出し切りました。チームに貢献はできたと思いますが、欲を言えば、1位で優勝したかったです。また、ペナルティになってしまった部分もあるので、そこは改善をしていきたいです。来年はチーム力もあがるので、優勝を目指して頑張りたいです」と語り、金原幹奈選手は「始まる前から表彰台を狙っていたので3位に入れて嬉しいです。初めてのインカレで凄く緊張しましたが、監督の指示も冷静に聞けたので良いレースができたと思います。今年は山名さんのような強い先輩がおらず、自分たちで得点を稼がないといけないのでそれを意識で頑張りました。来年に向け自分自身の成長もそうですが、リレーは得点が大きいので特に頑張りたいと思います」と述べた。

最終日には男女1000m・男子3000m・女子3000mリレー・男子5000mリレー決勝が行われた。男子3000mで土屋源輝(3年)が3位に入り、男子5000リレー(土屋源輝・伊藤隼人・古川翼・佐々木寛太)が2位、女子3000mリレー(水野葵由・金原幹奈・尾谷琴音・中西琴菜)では3位を獲得した。土屋源輝選手は「レース運びやスタミナの部分で自分としては満足できない部分がありましたが、3位に入ったのは大きな一歩ですので、これから頑張って練習していきたいと思います。来年はけがをしている選手の復帰や新1年生の加入などもありますので、自分でも力をつけて総合1位になるように強くなっていきたいと思います」と大会を振り返った。女子リレーチームは「練習期間は短かったが、みんなで一体となり3位に入れたので良かった(尾谷)。全員で協力して3位を取ることができた(金原)。前日のケガが不安でしたが、練習通りの滑りができたので良かったです(中西)。確実にパスを回せて3位に入れたので良かったです(水野)」とコメント寄せ、男子リレーチームは「今回の2位を糧に来年は1位を目指したい(土屋)。自分がブレーキになってしった部分があったので、来年はしっかり滑りたい(佐々木)。全員がうまくバトンを回せて昨年同様の2位は維持できたので、来年は上を目指したい(伊藤)。大きなミスもなく、全員出せる力は出せたと思うので、来年は今年以上の結果を出したい(古川)」と述べ、来年のリベンジを誓った。
 
篠原祐剛監督は「男子は(想定していた)表彰台を一つ逃してしまいましたが、初日500mで3位、3日目に3000mで3位、1000mでペナルティがあり4位、リレーでは力通りの結果が出せ2位となり、学校対抗総合成績も2位でした。取りこぼしはほとんどなく、1年生が今年は急激に伸びてくれたので、その活躍も非常に大きかったと思います。女子に関しては1500mで3位、500mではスピードが本職でショートの経験のある選手が準決勝まで進出してくれた学校対抗には大きな貢献になりました。2日目は、金原が力の差がまだありましたが、決勝に出れたということは、今後が楽しみだと思います。リレーも練習より10秒以上早く滑ってくれたので3位となり、総合でも3位となりました。今年はショートに4年生がいない中でここまでの成績が残せたので来年は期待できると思います。厳しい中でも男子は3点、女子は2点、インカレのポイントに反映できるので年明けのスピードにしっかりバトンタッチはできたかなと思います」と述べ、大会を総括した。

取材・カメラ(平川大雪)、文(Y.Y)2022.10.24