山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●秋季関東高校野球大会準々決勝 山学勝利4強
~粘り強い山村学園をコールドで下し準決勝へ~
~林投手が2試合連続好投。打でも勝利に貢献~

「第75回秋季関東地区高校野球大会」2回戦準々決勝が10月25日、埼玉県さいたま市大宮区の2球場で各2試合が行われた。来春の選抜甲子園出場校選考の重要な参考資料となるこの大会に、出場の目安となるベスト4を懸けて1回戦を勝ち抜いた8校が激突した。山梨学院高は、10月23日の1回戦に成田高校に勝利し2回戦をさいたま市営大宮球場の2試合目で山村学園高(埼玉3位)と対戦した。先攻の山梨学院は2回表二死後、四球の走者を一塁において投手の林謙吾が左中間を破る二塁打で先制点を挙げた。林は1回戦に続き先発のマウンドに上がり、この日も気迫ある投球をみせ7回まで相手打線を2安打1失点に抑えた。2回以降、なかなか得点を奪えずにいた打線は6回に内野安打の走者を二塁において再び林が右前適時打で1点を奪い2-0とした。7回には3つの四球で満塁の得点好機に6番大森燦が左翼に走者一掃の二塁打を放ち3点を追加。さらに8回にも相手投手の制球難と失策で満塁に、3番岳原陵河のスクイズで1点。続けて4番高橋海翔が待望の3点本塁打で9-0と突き放した。林は8回裏に1点を失うが、継投した星野泰輝がきっちり抑え9-1。8回コールドで勝利しベスト4に進み選抜出場に大きく近づいた。次の準決勝は29日(土)県営大宮公園野球場で健大高崎高(群馬1位)と対戦する。

■前中盤、投手林が投打で牽引。終盤一気に突き放すー
一昨日の1回戦に成田高校に勝利した山梨学院高の2回戦準々決勝の対戦相手は関東大会初出場の山村学園高。今大会1回戦を茨城第1位代表の土浦日大高に粘り勝ちして2回戦に進出した。試合は、さいたま市営大宮球場(レジデンシャルスタジアム大宮)での2試合目、13時20分に始まった。この日は冬を思わせる寒さの中、平日の試合にも関わらず多くの両校応援団や高校野球ファンが詰めかけ試合の行方を見守った。

先攻の山梨学院は2回二死後、四球の7番徳弘太陽(2年)を一塁において投手の8番林謙吾(2年)が左中間を破る二塁打で先制点を挙げた。先発の林は1回戦に7回2安打無失点の好投でチームの勝利に貢献し、1日置いて再びマウンドに上がった。林は1回裏、相手打線を三者凡退、2回には先頭打者を安打で出したが落ち着いて後続を処理し上々立ち上がり。山梨学院打線はその後、5回まで毎回走者を出し得点圏に走者を出すものの、つながらない状態が続いた6回、先頭打者の5番佐仲大輝(2年)の内野安打を次打者の大森燦(2年)がきっちり犠打で走者を進めると、再び林が右前適時打を放ち貴重な2点目を入れ優位に立った。打線は7回にも制球難に苦しむ相手投手から3つの四球を選び満塁の得点好機に6番大森が左翼に走者一掃の二塁打で3点を追加、5-0と一気に差を広げた。さらに8回にも四死球と失策で満塁にすると3番岳原陵河(2年)の絶妙なスクイズで1点。続けてこの2試合本調子でない主砲4番高橋海翔(2年)の待望の3点本塁打が左翼スタンドに突き刺さり9-0と突き放した。林は8回裏、2者連続三振から内野安打と二塁打の連続安打で三塁、二塁のピンチを迎えるとベンチは迷わずに2番手星野泰輝(2年)にスイッチ。続く打者のスクイズで1点を奪われたが、後続を凡打に打ち取り9-1。試合は山梨学院が8回コールドで勝利しベスト4に進み、この勝利で来春の選抜甲子園出場に大きく近づいた。次回準決勝は、29日(土)県営大宮公園野球場で高崎健康福祉大高崎高(群馬1位)と2年連続の決勝戦進出に向け対戦する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆山梨学院高VS山村学園高 10/25(火) さいたま市営大宮球場

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 合計
山梨学院高 0 1 0 0 0 1 3 4 - 9
山村学園高
0 0 0 0 0 0 0 1 - 1

※8回コールド                      
◆山梨学院高
[バッテリー]林⇒星野 ― 佐仲
[投手] 林:投球回数7回2/3 打者数28 投球数97 被安打4 四球1
三振4 失点1
    星野:投球回数1/3回 打者数2 投球数4 被安打1 四球0 三振0 失点0
[打線]安打9(本塁打=高橋、二塁打:林、大森) 四死球8 三振4 盗塁4 
[交代]林(投)⇒(中)星野(投)⇒(中)二村仁功(1年)

■ 一戦必勝。どこが来ても平常心で戦うー
試合後、吉田健人部長・コーチは「相手がアンダースローという変則の投手で普段なかなか対戦しないような投手だったので、うちは右打者が多いので前半苦しいような展開だったんですけれども、投手(林)が投打で活躍してよくやってくれた」と話した。なかなか前半得点が入らないに状況を、「上位打線が1回戦、2回戦とちょっと不調ですけど、まあ、彼らが予選で東海戦、航空戦でしっかり打ってくれたから今回、ここにつながっているので次戦に向けてしっかり練習していければ」と慌てない。2戦続けて好投した林謙吾投手は「今日も1回戦同様、初回から良い調子で臨めて、途中少し崩れそうになった部分もあったんですけど、試合の中でいろいろ考えながら修正できたところが良かった」と成長の一端を覗かせる。先制と貴重な追加点と打撃について、「下位打線で8番ということもあったので、上位ほど厳しく来ないと思っていたんで、甘いボールを一球で仕留めようと思って打席には入りました」と打撃で自身を助けた。次戦に向けて、「一戦必勝でやってきたので、次もそこは変えずに、自分の持ち味をしっかり出して勝負していきたい」ときっぱり。進藤天主将は「今日の試合も1回戦に続いて中盤までロースコアで、少し焦りもあったんですけど、その辺は林が投打で活躍してくれたんで今日も林に感謝しています」。山村学園のチーム印象を、「エースの鹿島君中心に本当に粘り強く守備が堅くてやっかいな良いチームでした」と話した。次の健大戦に、「健大さんは強いと思うんですけど、自分たちは関東優勝を目指しているんでどこが相手であろうとしっかり勝って優勝できればと思っています」と平常心で立ち向かう。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2022.10.26