山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●第94回日本学生氷上競技選手権大会
~女子500熊谷、女子リレー2種目3位表彰台~
~山学女子が2大会連続9回目の総合優勝果たす~ 

第94回日本学生氷上競技選手権大会(インカレ)のスピード・フィギュア競技が1月4日から7日まで北海道帯広市を舞台に開催された。10月のショートトラック(ST)競技の結果と合わせ学校対抗戦としても争われる。昨年はコロナ禍で中止となり2年ぶりの開催で前回大会では、山梨学院大女子が7年ぶり8回目の総合優勝(3校同時)に輝き、2大会連続での優勝が期待された。初日は男女500m、1500mなどの競技が行われ、このうち女子500mでは、熊谷萌(3年)が3位表彰台。2日目には女子3000mで笛木麻和(2年)が4位入賞し、学校対抗得点を獲得。最終日にはリレー種目が行われ、女子がチームパシュート・2000mリレーの2種目で3位表彰台に上った。男子は2000mリレーで4位入賞を果たした。フィギュア競技では学校対抗得点を積み上げることはできなかったものの、山学女子はST競技の総合優勝とスピード競技の団体種目の上位入賞により、2大会連続9回目の総合優勝(中京大と2校同時)を果たした。
 
日本学生氷上競技選手権はインカレとしてショートトラック(ST)、スピードスケート、フィギュア、アイスホッケーの各競技で争われ、個人・チーム表彰に加え、各競技の成績を積み上げ、学校対抗戦としても争われる。ST競技は10月に行われ、4連覇15回目の総合優勝に輝いている。インカレの学校対抗では、昨年はコロナ禍で大会自体が中止となり、2年前の前回大会では、女子が7年ぶり3回目の総合優勝を獲得。山学女子はST競技の優勝で弾みをつけ、2大会連続でのインカレ総合優勝が期待された。
 
■1月5日
スピード部門の競技初日では男女500m、男女1500m、男子10000m、フィギュア部門では男子3・4級、女子5・6級の競技が行われた。このうち女子500mでは、前回大会準優勝の熊谷萌(3年)が3位表彰台に上り、佐々木成果(2年)が9位に入り学校対抗得点獲得に貢献。また、女子1500mで藤森優衣(4年)が12位に入り、得点を積み上げた。また、男子500mでは横沢公希(4年)が8位入賞を果たした。さらにフィギュアの女子6級では、日原明日香(4年)が2位に入った(学校対抗対象外種目)。女子500mで3位に入った熊谷萌選手は「1年生の時に2位だったので、悔しい気持ちが一番大きいです。ただ、少しでも山梨学院の得点が稼げたことと、レース中に仲間の応援(拍手)が聞こえ、レース中も凄く楽しく、みんなの前で滑れて良かったという気持ちでした。来年は個人種目やリレー、パシュートでも優勝して、スピード部門単独で総合優勝して今年よりも楽しかった大会で終わりたいです」と語り、大会を振り返った。
 
■1月6日
スピード部門競技2日目は男女1000mと女子3000m、男子5000mが行われ、女子1000mで藤森優衣が10位、女子3000mで笛木和麻が4位入賞、秋山光希(3年)が8位に入り、初日に続き、学校対抗得点を積み上げた。
 
■1月7日
大会最終日はスピード部門で男女リレー種目とフィギュア部門で女子7・8級の競技が行われた。このうち女子2000mリレー(佐々木成果、上條真綺(2年)、干川あゆみ(4年)、熊谷萌)で3位表彰台、女子チームパシュート(藤森優衣、秋山光希望、笛木麻和)も3位表彰台に上り、学校対抗得点の積み上げ貢献。また、男子では2000mリレー(横沢公希、渡邉拓(4年)、俵山泰誠(3年)、原眞尋(4年))が4位、チームパシュート(柳沢健太郎(3年)、原大治(3年)、両角元太(2年))で8位に入った。男子は、リレー種目で得点を積み上げ、ST部門を含むスピード部門で5位に入った。男子の横沢公希主将は「力が発揮できずに終わったことはなくて、出せるものは全部出せたので、次につながる結果になったと思います。個人個人の差は大きかったですが、リレーであと一歩の悔しい結果で、挑戦しての結果でしたので内容としては良かったと思います。全員悔しい気持ちはあると思うので、期待してこの結果を糧に頑張って欲しいと思います」と思いを語った。一方、女子はフィギュア部門で得点の積み上げはなかったが、ST部門とスピード部門で優勝し、全部門を含めた学校対抗でもフィギュア部門優勝の中京大学と並び、2校同時優勝を果たした。山学大としての優勝は2大会連続9回目。女子の木田綾音主将は「前回に続いての総合優勝でとても嬉しく思います。今年は監督から女子はまとまりが無いと言われてきた中で、団体種目で3位を取れて、結果を残して終われたのでとても嬉しかったです。今年は4年生が多く卒業してしまいますが、実力のある後輩たちなので、総合優勝3連覇目指して頑張って欲しいと思います」と喜びを語り、来年に向け後輩に期待を寄せた。
 
伊藤潤二監督は「女子の総合優勝は目標としていたところでしたので、10月のショートの得点が非常に大きく、そのおかげでスピードも最低限の仕事をして総合優勝に繋げられたかなと思っています。ただエースの故障があって今シーズン順風満帆にいかない部分がありましたが、他大学も個人個人の能力が凄く高くて苦しい大会になることは予想していたので、その部分では結果として表れてしまったと思うのが正直な感想です。来年以降もある1、2、3年生は能力のある選手も多く、人数は少なくなりますが、みんな努力をする選手なので、努力を結果に結びつけられれば他大学とも十分勝負できますので、今年の反省をしっかり活かして来年に向けてやっていきたいと思います」と述べ、3連覇がかかる来季を見据えた。
 
大会終了後にはスケートインカレ恒例の引退式が行われ、卒業する4年生一人一人がこれまでの思い出や感謝を口にし、後輩からは花束やメッセージが贈られ、笑顔で集合写真に納まり、4年生を送り出した。

取材・カメラ(平川大雪)、文(Y.Y)2022.1.11