山梨学院広報課

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●山学大孔子学院「中国伝統芸能&雑技公演」 
~変面や京劇、雑技の数々に会場からは感嘆の声上がる~ 
~中国琵琶や太極拳、中国結び工芸などを参加者が体験~ 

山梨学院大学孔子学院は「孔子学院の日」を記念して中国伝統芸能&雑技公演を11月19日に山梨学院メモリアルホールで開催した。この催しは、気軽に中国の文化や芸術に触れ、中国への理解を深めてもらえるように企画され、日ごろ日本ではなかなか見る機会のない中国の伝統芸能「変面/京劇・雑技」の公演が行われた。中国国家級無形文化財に認定されている「変面」の公演では、舞台だけでなく観客席でも演舞が披露され、目の前でお面が変わる姿に参加者からは驚きの声が上がった。また、雑技の「椅子の技」では、舞台天井近くまで積みあげた椅子の上でバランスを取る姿に会場からは感嘆とともに、大きな拍手が送られた。公演終了後には、参加者体験型イベントとして京劇や中国琵琶、太極拳などのほか、中国結びの工芸体験が行われた。京劇体験では、公演終了後の出演者が直接所作や目線、動きの指導を行い、参加者は公演や体験型イベントを通じ、中国の伝統芸能について理解を深めていた。 
 
山学大孔子学院では、2019年度の開設以来、中国語や中国文化の理解促進のための語学講座や文化講座を開講している。通年講座に加え、毎年「孔子学院の日」には文化交流イベントを開催。2019年度は「中国切り絵芸術の世界展」として世界無形文化遺産「剪紙」の実演などを開催し、2020年度には山梨学院高校の進学クラスの生徒を対象に「楊琴」の演奏会を実施。昨年度は「中国文化芸術展」として牡丹画7点と中国書8点の展示が行われた。そして2022年度は、中国の伝統芸能「変面/京劇・雑技」の公演が企画された。

会場のメモリアルホールには事前申し込みにより約230名の観客が詰めかけ、ホール入り口では、中国食材などの物産展も催された。この日の公演では、皿回し、京劇、帽子ジャグリング、こま回し、ローリングバランス、変面、ヘッドバランス、一輪車、椅子の技の演目が次々に披露された。このうち「京劇」では、色彩豊かな艶やかな衣装や優雅な舞、心に響く歌声で観客を魅了。また、中国国家級無形文化財の「変面」は、次々変わるお面に参加者からは驚きの声が上がり、舞台だけではなく、観客席でも演舞が披露され、出演者の一挙手一投足に注目し、目の前で繰り広げられる中国国家機密といわれる技に見入っていた。さらに、「椅子の技」では、テーブルとビンの上に積み上げられた4脚の椅子は、舞台天井近くまで達し、その上で倒立やバランスが披露されると観客はこの日一番の拍手を送っていた。公演終了後には、参加者体験イベントとして京劇や雑技、中国琵琶、太極拳、中国ジェンズ(羽蹴り)が用意された。京劇や雑技では公演を終えたばかりの出演者から手ほどきを受け、中国の伝統芸能を肌で感じていた。このほか、中国結びの工芸体験も行われ、親子連れでの参加も目立ち、山学大に在籍する中国からの留学生も指導を行い、日中文化の懸け橋となり、交流を深めていた。 

文、カメラ(Y.Y)2022.11.19