山梨学院広報課

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●山梨県高校総体陸上競技初日。山学高健闘
~山学、女子走り幅跳び3位表彰台で弾み~
~女子中距離1・2位、男子1位。女子R2位~

「第74回山梨県高等学校総合体育大会陸上競技大会」が5月7日、小瀬スポーツ公園陸上競技場で始まった。陸上競技は、他競技に比べて種目数が多いため11日から始まる総合体育大会に先駆け行われた。7日の競技は男・女各9種目の予選、決勝(フィールド競技は決勝のみ)が組まれ、会場は、新型コロナウイルス感染防止対策を受け原則無観客の措置が取られた。山梨学院高校は午前の女子幅跳び決勝で永坂莉羅(3年)が3位に入賞。表彰台1号となり後続を勢いつけると、午後の決勝には男子5000mW(競歩)、男・女400m、男女1500m、男・女4×100mR(リレー)が決勝に残り、その内、女子1500mでルプラス恵美里(3年)、石井れいな(3年)がワンツーフィニッシュ。男子同種目でも成沢翔英(3年)が優勝した。また、女子4×100mRでは4人のバトンリレーの息がぴったり決まり、1位の駿台甲府高の大会新に続く2位の好記録を挙げた。男子も4位に入る大健闘。いずれも学校対抗得点に大きく貢献した。この大会は6月に行われる関東高等学校陸上競技会の山梨県予選を兼ねており個人及びチーム6位までが出場権が与えられ、上記以外にも4人が獲得した。次の陸上競技は11日・12日の2日間、残りの競技が実施される。

高校生スポーツの祭典。高校総合体育大会の山梨県大会が11日に開幕、13日までの日程で行われる。男子38校、女子36校のアスリートたちが日頃の苦しい練習で培った力を実施競技33競技(硬式野球はすでに終了)でしのぎを削る。5月7日、競技種目が多い陸上競技が一足早く本大会開幕の前に始まった。大会は各競技とも参加チーム数に応じて1位から16位まで細かく配分され総合得点で学校対抗順位が決められる。

■陸上競技1日目 
◆男女、決勝進出種目で6位以内多数。関東大会出場を獲得ー
爽やかな風に新緑がまぶしい小瀬スポーツ公園にまた、高校生アスリートの躍動する季節がやってきた。一足早く始まった陸上競技初日は午前10時、トラック種目女子400mR予選からスタートした。トラック種目は午前中をかけて予選、フィールド種目は初めから決勝が行われ、山梨学院高校最初の表彰台に上ったのは女子走り幅跳びの永坂莉羅(3年)が3位に入った。午後から行われた決勝を戦う山梨学院の最初の決勝種目は男子5000mW(競歩)。出場21人がトラックを12周半する見かけより過酷な種目。山梨学院勢は渡辺凛斗(3年)、白須紘太(2年)、嶋田暢喜(3年)が出場。白須が中盤まで3位を争ったが結果は5位、嶋田は続く6位、渡辺は8位となった。次に女子400mに村松苺華(2年)。落ち着いたスタートから最初は後方に位置するが最後スパートして6位でゴールした。男子400mは笠原昇真(3年)と坂本隆汰(2年)の2人が出場。笠原は最後疲れ8位。坂本は6位と踏ん張った。次に続くのは山梨学院が得意とする中距離種目の男女1500m。初めに女子種目が行われ、3人が出場した。石井れいな(3年)、ルプラス恵美里(3年)、井手笑菜(2年)のうち、石井とルプラスがスタート直後から飛び出し、見る間に後続集団を引き離した。1周目で50m、2周目で約100mの差を作り、4周目に入る手前で後ろにつけていたルプラスがスパート。そのまま約30mの差をつけてゴール。石井は2位に入った。ルプラス恵美里選手は「まず前について向こうのリズムに合わせてラストで出るって考えていました。予選でもスパートではなくしっかり周りを見て、タイムを狙うよりは順位を狙うレースだと思ったのでそこは今回冷静に判断できてラスト400で仕掛けて逃げ切るという形になりました」とレースを振り返った。石井れいな選手は「自分の目標の通過タイムが全然遅くて流れ的にもお互いに遅くなってしまったんですが二人で1、2番取れたのでそれは良かったかなと思います」と話したが納得はしていない。万全な調子でない中でのレースに、「怪我とかもあって練習もあまりできていなかったので関東までには調子を上げて自分のベストを出せればいいかなと思っています」と6月の関東大会に照準を合わす。

◆男子1500m、レース中の接触アクシデントにも焦らず、最後に仕掛けるー
続く男子の1500mは1周目を集団で経過すると2周目、600m付近で成沢翔英(3年)が前に出て後続を引き離そうとするも後続に右足を踏まれ靴を破損するアクシデントで先頭を譲るも、最後100mの直線で力を振り絞り逆転勝利した。成沢翔英選手は「最初は独走を目標にしていたんですけど、靴が脱げかけた時に前に出てくれたんで付いていこうと後ろから様子をうかがってラスト行くしかないと切り替えた」と冷静にレースに対処した。最終日の5000mには「2冠したいので頑張ります」ときっぱり。同種目の渡邉莉久(2年)は8位、南澤道大(1年)は9位と後半の粘りを発揮できなかった。この日最後のレースは、陸上競技の華、男女のリレー。4X100mの女子メンバーは1走に村松苺華(2年)、2走・村松璃香(2年)姉妹、3走・奥村陽(1年)、4走にタマヨ・ジョン。1走・村松苺華がスタートよく飛び出すと2走の村松璃香にタイミング良いバトンリレーで中位置につけると、3走・奥村も好走して4走・タマヨにバトンを託した。タマヨは最後のコーナーから直線で2位に上がると、大会新で1位となった駿台甲府高を追いかけるも、約10mの差をつけられゴールした。この日最後のレースになった男子4X100mRのメンバーは1走・蘇我亮介(2年)、2走・雨宮暖杜(2年)、3走・笠原昇真(3年)、4走・有井謙成(1年)の布陣。男子も好位置につけ、最後の直線で2位から5位までが横一線の混戦に惜しくも表彰台を逃すも、4位と大健闘した。決勝で多くが6以内に入り関東大会出場の切符を手にした。

◆その他の競技結果
女子100mH(ハードル)の小野美来(1年)は棄権。男子走り幅跳びの宮崎太郎(1年)は
10位。男子円盤投げ・花輪皇磨(2年)も10位。女子円盤投げ・小泉璃乃(2年)は20位。女子走り幅跳びもう一人の選手、沓掛美麗(3年)は11位との結果となった。
陸上競技は、11日は男子8種目、女子7種目。12日は男女とも7種目が実施される。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2022.5.7