山梨学院広報課

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●あいおいニッセイ同和損保と山梨学院大学が包括連携協定締結
~スポーツを通じて健康増進と地域の活性化を目指す~
~共に「先進性・多様性・地域密着」で一致、連携推進~

あいおいニッセイ同和損保と山梨学院大学は5月24日、スポーツを通じた地域の活性化や健康増進を主目的した包括連携協定調印式が山梨学院広報スタジオで行われた。調印式には、あいおいニッセイ同和損保から金田実専務執行役員をはじめ6人が出席。山梨学院大学からは青山貴子学長ら9人が出席した。初めに出席者の紹介の後、小山勝弘スポーツ科学部地域連携委員会副会長から協定連携概要及び連携事業の「地域スポーツの活性化」「スポーツを通じた健康増進」などの具体的内容が説明された。続いて、あいおいニッセイ同和損保・梶山治哉山梨支店長と青山貴子学長が連携協定締結書に署名した。引き続きそれぞれの代表者挨拶で金田実専務執行役員は「当社として従来より力を入れている障がい者スポーツ支援や企業の健康経営支援の取り組みなどを活かし、本日の協定をスタートとして健康、スポーツの発展に向け、全力でサポートしてまいります」と述べ、青山貴子学長は「これからいろいろなアイディアを結集して共通の目的であるスポーツを通じた共生社会の位置づけということを是非力強く手を携えて進めたい」と述べた。最後に双方の出席者全員で記念写真に納まり閉会。今後、目的達成のため双方の強みを活かした包括的な連携を推進していく。

■ともに行動指針が一致。あいおいニッセイ同和損保、山梨学院大学ー
あいおいニッセイ同和損保は、行動指針の一つに「先進性」「多様性」「地域密着」を掲げ、情報工学・ビッグデータを活用したテレマティクス自動車保険等、社会課題の解決に向けた先進的な取り組みを重ねている。現在は、「共通価値創造」(CSV×DX)を目指し、地域・社会の未知のリスクや課題とも向き合い、様々な保険商品やリスク予防サービスの提供を拡大し続けており、「少子高齢化への対応」「安全安心な社会の形成」をキーワードに明るい未来の創造へ邁進する。
一方、昨年創立75年を迎え、地域と共に歩んできた山梨学院大学は5つの学部を有し、これまでに産学官が提携した多くの特色ある研究を行い、中でもカレッジスポーツセンターを中心とした競技スポーツ振興ではすでに9つのクラブが大学一を達成するなど、非常に高い実績を挙げてきた。また、2016年度にはスポーツ科学部が設置され、国内最先端のスポーツ科学の教育研究拠点の一つとなり、スポーツの科学的知見が集積され、現在それらのエビデンスに基づき、地域創生、国際交流、国民の健康増進等、スポーツを通じた活動を積極的に展開する。

■調印式には多くの関係者が出席。双方代表者が連携協定書に署名ー
調印式は、あいおいニッセイ同和損保から金田実専務執行役員、梶山治哉(同)山梨支店長、松井哲(同)山梨支店地域戦略室長、河合亮介(同)マーケット開発部地方創生戦略室長、森田倫央(同)山梨支店山梨東支社長、梶谷明弘(同)山梨支店地域戦略室課長の6人が出席。山梨学院大学からは青山貴子山梨学院大学学長、遠藤俊郎(同)スポーツ科学部遠藤俊郎学部長、(同)カレッジスポーツセンター津金毅事務長、(同)スポーツ科学部寺本祐治副学部長、(同)三本木温副学部長、(同)カレッジスポーツセンター笠野英弘副センター長、(同)小山さなえ地域連携委員会委員長、(同)小山勝弘地域振興委員会副委員長、(同)カレッジスポーツセンター梶原宏之ラグビー部監督の9人が出席した。司会は(同)スポーツ科学部教授小山さなえ地域連携委員会委員長によって進められた。初めに出席者の紹介があり、続いて(同)教授小山勝弘地域連携委員会副委員長から連携協定概要・事業内容の説明が行われた。双方の関係者が見守る中、梶山山梨支店長と青山貴子学長が包括連携協定書に署名した。

■連携協定事項の内容はー
(1)地方創生、地域課題の解決に関する共同取組みに関すること
(2)研究成果等の産業界における活用促進に関すること
(3)産学連携による人材交流、人材育成に関すること
(4)国民の健康増進とスポーツ文化の醸成に関すること

◆具体的に取り組む3つの事業
❖①「地域スポーツの活性化」
 あいおいニッセイ同和損保所属のパラアスリート等による講演会の開催や、山梨県内スポーツイベントへのボランティア派遣等を通じて、スポーツを活用した地域社会の活性化を目指した取り組みの推進。
〈YGUのこれまでの地域連携の取り組み〉
 ※マラソン大会、ゴルフ大会、全中大会、東京2020への学生ボランティア派遣、
※各種団体・企業(ヴァンフォーレ甲府、サマンサタバサ、など)との提携
❖②「スポーツを通じた健康増進」
地域における健康増進推進事業に参画し、地域住民の健康づくりに貢献する(企画、講師派遣、運動プログラムアプリ等の開発)。さらに「健康経営」に取り組む企業や社会福祉・介護施設等において安全で効果的なスポーツ実践プログラムを提供し、会社員・職員や利用者の心身の健康増進。
〈YGUのこれまでの地域連携の取り組み〉
 ※甲府市「健康づくり事業」との連携(健康リーダー養成事業、健康ポイント事業、フレイル予防事業)
※Sports in Lifeコンソーシアムへの加盟
❖③「スポーツあんぜんマイスター制度の創設」
 ※安全安心なスポーツ環境を保証する指導者等の人材育成を支援する教育プログラムの開発。それに伴うマイスター認証制度の創設
※スポーツに関わる全ての人の安全安心(リスク回避・最小化)が実現する未来を目指す。

■協定締結後の挨拶―
調印式の代表者挨拶ではあいおいニッセイ同和損保・金田実専務執行役員は冒頭、現在約400の地方自治体と連携協定を締結、地域課題解決の支援を掲げた取り組みを説明。そして今回の連携協定について、「今回山梨学院大学様とは、スポーツ、健康の推進に向けて連携協定をさせていただくことになりました。従来の少子高齢化の課題に加え、コロナ情勢によるテレワークの加速や企業のESG(環境・社会・ガバナンス)経営の浸透により健康に対する意識が大きく変わってまいりました。健康経営に取り組み始めた企業は数多くあり、取り組まないことが企業のリスクともなりつつあります。その中で当社として、山梨学院様の強みとされているスポーツ、健康という分野において共用できることは非常に心強く感じております。当社としては従来より力を入れている障がい者スポーツ支援や企業の健康経営支援の取り組みなどを活かし、ご支援させていただく所存であります。本日の協定をスタートとして、健康、スポーツの発展に向け、全力でサポートしてまいります。」述べた。
続いて山梨学院大学・青山貴子学長は「本学ではスポーツというのが強い印象があるかと思いますが、本当にたくさんの可能性を秘めていると考えております。そこをどのようにスポーツという結節点をもとに繋いでいくかというのは様々なアイディアがあるかと思いますが、最終的にどんな社会を目指していくかということが非常に重要なことかと思います。あいおいニッセイ同和損保様と本学は非常に目指している方向性が同じだと感じております。先進性、多様性、地域性という3つのキーワードを掲げていらっしゃいますけれども本学も法人名をC2Cグローバル・エデュケーション・ジャパンに変更しましたが、C2Cに込めた思いというのはまさにその3つのキーワードに重なる部分が多くございます。これから予測困難な時代に入っていく中で先取りの精神であったり、未来志向の精神というのは非常に重要ですし、本学でもグローバル展開の重要なポイントはいかに教育の現場を多様性に満ちた場にしていくか、そこでインクルージョンの気質を育てていくかというところですのでその点でも重なるものがございます。(中略)それぞれ連携については、強みを活かしあうということが重要になりますが、すでにご紹介がありましたように情報工学とかビックデータの活用というところでは、掛け声だけではなく、多くの実績をお持ちの会社様と、本学では研究だったり、教育実践の確かな積み重ねがありますので、そこを結ぶというのは大きなシナジー(相乗効果)につながるかと思っています。(中略)これからいろいろなアイディアを結集して共通の目的であるスポーツを通じた共生社会の位置づけというのを是非力強く手を携えて進めたいと思っておりますので、本日は改めましてこのような形の連携協定を結べることに感謝申し上げたいと思います」と述べた。

今後、あいおいニッセイ同和損保と山梨学院大学は、双方の有する特長をさらに発展させ、地域、社会の課題解決に向けた共同取り組みを推進していく。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2022.5.24