山梨学院広報課

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●サッカー吉田泰授 J2モンテディオ山形加入内定記者会見
~左足のキックの精度、アスリート能力の高さを評価~
~勝利に貢献できる選手にレベルアップしたい~

山梨学院大サッカー男子・吉田泰授選手のJ2リーグ・モンテディオ山形への加入内定報告記者会見が7月8日、山梨学院広報スタジオで行われた。吉田選手が2023年シーズンより加入することが発表された。山梨学院大サッカー部からのJリーグ加入選手は昨年9月にFC町田ゼルビアへ加入した平河悠に続き6人目。記者会見は、モンテディオ山形・高山明泰強化部長、山梨学院大側からは同大サッカー部横森巧総監督、岩渕弘幹同男子監督、吉田泰授選手が出席。吉田選手は、左サイドを中心に高い守備力とボールを持ったら迷わず縦への突破を仕掛ける攻撃的なプレーが持ち味の期待の選手。吉田選手は、昨年の「総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会」予選の『アミノバイタルカップ』関東大会での活躍でチームに貢献。初の本選でも初戦、関西代表のびわこ成蹊スポーツ大を破り初出場3位となる足がかりをつくった。記者会見では、横森総監督、岩渕男子監督、高山強化部長それぞれが期待を寄せるコメントを送ると、吉田泰授選手は「自分はまだ一つの目標を達成しただけで、近くに平河悠がすでにプロのピッチで活躍しているのを見ているし、とても刺激を受けているので自分もこれから特別指定選手になれたら1日でも早くピッチに立って勝利に貢献できる選手に成長し、どんどんレベルアップしていきたい」と意気込みを語った。最後にモンテディオ山形のユニフォームを着て記念撮影に応じた。

■吉田泰授選手プロフィール
左サイドバックの吉田泰授選手は、縦に駆け上がり中央へのクロスで攻撃をアシストや特長である左キックと試合終了まで繰り返し行うことができるオーバーラップを走り切る豊富な運動量兼ね備える貴重な左サイドプレーヤー。吉田は、2000年4月21日生、22歳。174cm64㎏。福島・郡山市出身。サッカー歴は赤木サッカースポーツ少年団からラッセル郡山、高校は、在学中の3年間に高校全国高校総体(インターハイ)、全国高校選手権に3年連続出場を果たした強豪・福島・尚志高へ。吉田は3年生で初出場したインターハイ、そして全国高校選手権ではベスト4に貢献した。山梨学院大学入学後はサッカー部トップチーム・ギャラクシーズの左サイドバックとして1年生から出場。しかし、2年時には怪我とコロナ禍の影響で試合への出場は遠ざかり、地道なトレーニングで2021年、3年時に復活。「総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会」予選の『アミノバイタル』カップでは関東リーグチームを破る原動力となって活躍。初の本選出場を勝ち取り、初戦、関西代表の強豪・びわこ成蹊スポーツ大との対戦で自身は怪我をするも勝利に貢献。初出場3位となる足がかりになった。怪我も癒えた2022年シーズンは、東京都大学サッカーリーグ1部で8試合中3得点(7月8日現在)。チームは暫定3位に位置し悲願の関東リーグ昇格を目指す。また、「総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会」の2年連続出場を見据えている。

■吉田選手の潜在能力を評価したJ2・モンテディオ山形とはー
モンテディオ(山の神)山形は山形市、天童市、鶴岡市を中心に山形県全県をホームターンとするプロサッカークラブ。1999年J2リーグに参加。2008年J2・2位となり2009年から2011年までJ1、2015年にもJ1に返り咲くもその後は現在までJ2に所属。昨年は7位。今シーズンはこれまで12位(7月8日現在)につけている。

■加入内定記者会見での出席者挨拶ー
7月8日午後3時、「吉田泰授選手 モンテディオ山形加入内定報告記者会見」が山梨学院広報スタジオで行われた。吉田選手は記者会見の席に緊張の面持ちで臨んだ。出席者紹介の後、山梨学院大サッカー部・横森巧総監督は挨拶で「サッカー部が強化指定を受けたのが2009年。そこから14年経つわけですが最初の10年間地道な努力を重ねて、そしてその後に岩渕監督を迎えて4年となりました。と同時に吉田君も入部した年であります。彼は1年の時に大変活躍したんですが以後、2年生の時に怪我などで出られない期間が続いたんですが、岩渕監督の下でしっかりトレーニングを重ね、ここにきて大きな力をつけてきた選手です。今日また、新たに夢と希望を持たしてくれた吉田君が山形と契約できたということに対して本当にうれしく思っています。この道は非常に厳しい道でしょうが、それを敢えて自分で勇気をもって進んで行くということですからこれからも暖かい目で見ていただければ大変ありがたいと思います」と述べた。
次に岩渕弘幹男子監督がここまでの経緯と吉田選手の紹介を行った。初めに4月16日にモンテディオ山形から獲得のオファーを受け、その後、5月8日から約10日間の練習参加を行い、その後もスカウトが公式戦を見て、7月2日に正式にオファーを受けたと加入までの経緯を説明。1年生の時から吉田選手を指導する岩渕監督は「吉田に関しましては1年生の時から期待していまして、1年生の時から左サイドバックでスタメンで試合に出場してもらってました」と大きな期待を寄せる。続けて2年の時に怪我とコロナで長い期間試合から遠ざかり、地道なトレーニングを重ね、再び這い上がってきたと過程を語り、怪我が癒えた今シーズンは「現在は左サイドの吉田と昨年FCセルビア町田に内定した右サイド平河悠との両翼で活躍してくれている大事な左のプレーヤーです。本人はすごくサッカーが好きで向上心旺盛なので今後もまだまだ成長すると私も信じていますし、これからモンテディオ山形のスタッフとサポーターの皆さんに愛される選手になってもらいたいと思います。我々も彼の成長を期待し見守っていきたいと思っています」と愛弟子に目を細める。
続いてモンテディオ山形・高山明泰強化部長はスカウトからの吉田選手の詳細な情報や練習参加での積極的な姿勢を受け、「彼の左足のキックの精度やそれを支えるアスリートとしての能力の高さを我々は買っています。左サイドバックというポジションでありますが、年々、より攻撃的な能力を求められるようなポジションになってきています。我々の方もそういったものを発揮できる選手だと評価してオファーをさせていただきました」と評価した。さらに加入後は、「当然、吉田選手自身にもプロになった先のところでさらに自分を高めるだけのものを積み上げていってほしいと思いますし、我々クラブの方としても加入後には、彼がより良い選手になっていけるようなトレーニングを一緒にしながらチームとしても彼の成長を支えられるようなチームになっていきたい」と述べた。その後、吉田選手の挨拶。質疑応答、フォトセッションと続き無事、加入内定報告記者会見は終了した。

■吉田泰授選手インタビュー
インタビューに応じた吉田泰授選手はオファーを受けた時の気持ちを、「正直、何で自分が目に留まったんだろうと不思議な疑問がありました。それを素直にスカウトの人に質問をさせてもらい、自分の特長である推進力とかを含めて、これからクラブにきて成長する部分が多いと聞いて頑張ろうという気持ちに変わりました」と不安が希望に変わった。「1日でも早く試合に絡めるようにして、自分の特長のクロスからアシストして勝利に貢献できる選手にこれから成長したい」と前を向く。大学との両立については「今年こそは関東昇格を目標にやっているのでそこを最終的に達成できるように頑張るのと、モンテさんから招集されたときは自分の持ち味とか自分の成長につながるようなことをどんどん吸収していって、『特別指定選手』で早く試合にでたい」と憧れのピッチに思いを描く。同期の平河悠選手については「悠は昨年内定をもらって試合にも出ていて日頃から刺激をもらっているので、向こうは右サイドで自分は左なので試合によってはマッチアップすることがあるので、そこはバチバチやって、自分が悠を守備では抑えたいし、攻撃でも怖い存在になりたい」とライバル心を燃やした。

2023年シーズンから正式入団となる吉田選手は「特別指定選手」登録が認められれば大学在籍中でもJリーグの公式試合出場が可能となる。吉田選手のJリーグ加入で山梨学院大出身者のJリーガーは6人となった。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2022.7.8
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