山梨学院広報課

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●2022年度学生チャレンジ制度認定書授与式
~学生の学ぶ意欲や挑戦する意欲に大学が支援~
~グローバル化やSDGsなどに取り組む企画8件を認定~

山梨学院学生チャレンジ制度選考委員会は2022年度の認定企画を決定し、8月3日にキャンパスセンターシーズシアターで認定書授与式を実施した。学生チャレンジ制度は、1995年度に創設され、学生のやる気やチャレンジ精神に大学が経済面などで全学的に支援する制度で、2003年度には文部科学省の「特色ある大学教育支援プログラム(特色GP)」にも採択された。28回目の募集となった今年度は13件の応募があり、教育的効果・人間形成への影響度・独自性・ユニーク度・実現可能度など総合的に審査され、8件が認定された。今年度は国際交流などグローバル化に関する企画が多く、SDGsに取り組む企画も提出された。認定書授与式には各企画代表者らが出席し、選考委員長の丸山正次副学長から認定書が授与され、各企画を本格始動させた。
 
昨年度に引き続き、コロナ禍での企画募集となり、企画実施や実現可能性など様々な制約がある中で今年度の山梨学院チャレンジ制度には13件の応募があり、以下の8件が認定された。

奥村竜雅(経営学部3年)
応募テーマ:ダイエットに悩んでいる人へ、ダイエット成功のための資料配布・実態調査
ボディビルに取り組んでいる経験を生かし、自身の減量方法を参考に効果的に結果の出る食事などを多くの方々に試してもらい、アンケート調査により、美味しさや取り組みやすさなどを検証する。また、この企画を通じ、将来のビジネスチャンスを構築する。
 
羽鳥祐希(経営学部4年)
応募テーマ:山梨学院で得られる魅力をシネマティックVlog動画で発信する
山梨学院大学の魅力は「チャレンジできるという環境がある」ということを在学生と新入生に発信することを目的に、自身が参加予定のアメリカ実習の様子をシネマスティック動画として制作する。アメリカ実習の動画を通じて、本学での経験と経験を生かしてどう変われるかなどを具体的かつ魅力的に表現し、在学生や入学を考えている高校生に発信する。
 
「東・齊藤ゼミ共同企画」代表:金丸優奈(経営学部2年)
応募テーマ:持ってこよう!!インドネシアを日本へ!!
インドネシア製品を通してインドネシアに興味を持ってもらうことを目的にインドネシア製品を輸入、販売し、資料調査では見えない課題や物流の問題点を調査する。また、経営についての知識の深化のため、商品の選定と企画、企業への商品輸入の交渉、依頼、販売場所の確保など、輸入流通、商品の価格決定を実践する。
 
「フードローカル」代表:梶本 享(経営学部2年)
応募テーマ:麺で繋がる国際交流food education 2022 ふーかる
日本のほうとうと中国をはじめとする海外の小麦粉を使った料理を作り、それをお互いの言語で発信し、美味しさや野菜が多く栄養価が高いという事を中国語やその国の言語で伝え、たくさんの海外の人に山梨の食文化を知ってもらう機会とする。また、ほうとうのルーツである中国の食文化の理解や日本の郷土料理と中国の郷土料理のイベント開催により国際交流の促進に寄与する。
 
「ビジネスモデル研究同好会」代表:趙 旋氷(経営学部3年)
応募テーマ:在日中国企業図鑑第①弾
日本では、中国発の企業が提供している商品・サービスがますます増えており、これらの企業がなぜ日本に進出したのかなどの疑問を持ち始めたので、経営学部で学んだ知識を生かし、ビジネスモデルという切り口から、在日中国企業の進出背景や展開の仕方などを調査する。調査した内容は文化交流活動の一環として、在日中国企業のビジネスモデル図鑑として作成し、日本人学生に紹介する。
 
「中国留学生学友会」代表:張 依悦(経営学部3年)
応募テーマ:日中元素を含める香袋を作る
山梨県の名産物と中国の伝統工芸を結び、新商品(香袋)を開発し、日中文化を紹介するとともに、両国の交流を促進する。香袋は山梨県の伝統和紙や織物と中国の伝統工芸を活用し、香袋の香料や復路の模様や柄はそれぞれ異なり、除虫や安眠、リラックス効果などがあるものを制作する。
 
「東ゼミナール」代表:若尾 翔(経営学部3年) 
応募テーマ:山梨の魅力を世界へ。日常を豊かにしよう
山梨の魅力を国内だけでなく世界へ多面的に発信するためにSDGsやスポーツ、日常生活を豊かにするための商品を企画し製品化しようと考えた。具体的には、環境に配慮しサステナブルに意識した性別、年齢に関係なく着用可能な服作り、地球環境に配慮した容器を使った香水作り、ヴァンフォーレ甲府と山梨のカフェを軸とした新しい商品開発、さらに生活を充実させるものとして押しフルーツを使ったキャンドル、コロナ禍の中、親子で楽しく手を洗える製品を作成し販売する。
 
「女子サッカーを通じ山学の底力を知り地域に貢献する」代表:小野寺璃珠(経営学部3年) 
応募テーマ:スポーツ科学部、iCLA、経営学部の学生が連携して行うスポーツを通じた地域振興
本学の資源である「スポーツ」、「国際」、「経営」の3者を結び付けて、地方大学の持つ強みを活かし、地域資源を活用した各種活性化策の実践を行う。特に、「国際化」、「留学生との合同企画」、「スポーツ文化の振興」のすべてにかかわりながら、女子サッカーチームである「FCふじざくら」と協働により、地域振興のための実践的取り組みを進める。
 
8件の認定団体の代表者には、選考委員長を務めた丸山正次副学長から認定書が授与された。丸山正次副学長は「私たちの大学では、たくましく生きる力を育成することを教育目標に掲げています。これまでは知識量や計算能力、論理的な思考力などを重視してきた傾向にありましたが、21世紀を生きる人間には、こういう力だけでなく、むしろ非認知的な力が重要になってきます。非認知にはたくさんの幅があり、岡山大学の中山芳一先生は、「自分を高める力」「自分と向き合う力」「他人と協力する力」の3つの力をあげています。このチャレンジ制度にはこの3つの力に関係する向上心や自己有用感、自制心、忍耐力、共感力、協調性などを伸ばすことが期待でき、みなさんの新しい能力を伸ばすことに活用してほしいと思います。2月に良い報告が聞けるよう、みなさんのチャレンジを期待しています」と述べ、企画認定された学生たちにエールを送った。

認定団体を代表し、羽鳥祐希さんは「私はこのチャレンジ制度を知った時に凄くワクワクする気持ちでいっぱいでした。自分の得意とする映像制作を活かして山梨学院大学の国際的な魅力を多くの学生に発信したいという思いでチャレンジ制度に臨みました。私は今月末から幸野ゼミの演習でアメリカに行ってきます。そこでは新鮮な学びや新たな出会い、現地での経験を一つの動画として記録し、山梨学院の魅力として発信したいと思います。また、これから入学を考えている受験生などにこの動画を見て、山梨学院大学で学びたい、挑戦したいという学生で溢れることを願っており、最後の報告会で素晴らしい報告ができるよう一生懸命頑張って参ります」と挨拶し、企画の成功に向け決意表明を行った。

文・カメラ(Y.Y)2022.8.3