山梨学院広報課

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●山学大 東京都大学サッカーリーグ1部 暫定2位
~前半、学習院大の守備に苦しむも、後半地力発揮~
~積年の願い関東リーグ2部昇格へ眼前の勝利を確実に~

9月3日、2022年度「第55回東京都大学サッカーリーグ1部」の第17節、山梨学院大学の試合が國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンドで学習院大学との対戦が行われた。コロナの影響で延期試合が何試合かあり、試合数が一定していない状況であるが。4月2日開幕したリーグ戦2試合総当たり22試合を戦う中、現在、大会半ばを過ぎたところ。山梨学院はこれまで13試合を消化し9勝3敗1分けで暫定2位につけている。試合は前半、山梨学院の攻撃サッカーを警戒し、学習院は守備を厚くした布陣でなかなか攻撃の糸口を与えず、膠着状態が続く。終盤になるにつれ徐々にボールの支配率も高くなり、主導権を握るも得点には至らず、スコアレスで後半に入った。開始早々、山梨学院は速攻で相手陣営に圧力を掛け、再三ゴールに迫るも、相手守備陣を崩せずに迎えた15分。右サイドの#10MF若谷拓海からの中央へのパスをポイントゲッター#14MF平河悠がシュートを打つがここは相手GKがうまく反応。しかし、弾いたボールを落ち着いて再シュートを決め1-0先制点を奪った。その後も何度もチャンスを作り攻め続けた終盤、途中交代した#9FW安田正太郎が左サイドからの若谷のクロスを頭で合わせ、決定的な2点目を決め、試合はこのまま終了。勝点3を重ねた。積年の願い目標の関東リーグ2部昇格に照準を定める。

東京都大学サッカーリーグ1部は12校で編成され、2回戦総当たりで対戦する。これまで上位2校は関東大学サッカーリーグ2部の参入戦で勝利すれば昇格となる。来年23年度から関東大学サッカーリーグ3部(12校編成)が新設されるが、あくまで山梨学院は5度目の挑戦で関東2部リーグ昇格が悲願となる。

■前半、相手の堅い守備に苦しむも、後半本領発揮。攻めて勝ち点重ねるー
現在、リーグ暫定2位の山梨学院大学と暫定10位の学習院大学との対戦が國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンドで行われた。試合は午前11時、学習院のキックオフで開始された。開始早々から山梨学院は持ち味の攻撃サッカーで得点機を狙い、CKや速いパス回し、右サイドの平河悠のスピードある駆け上がりからの攻撃、ロングボールからの展開など、多彩な仕掛けから再三のチャンスを得て相手守備を崩そうとするが、人数を多くした学習院の組織的な守備に阻まれ、得点に至らず前半を0-0のスコアレスで終了。
後半、山梨学院のキックオフで試合が始まると、曇り空から日差しが降り注ぎピッチが俄然明るくなった。それに呼応するかのように山梨学院の攻撃も勢いを増し、主導権を握った。時折見せる相手カウンター攻撃にも山梨学院守備陣の身体を張ったボールへの詰めの強さやGKの速い対応などで相手の攻撃を封じる。再三ゴールチャンスを作る中、15分、右サイドハーフウエイラインあたりから、この日ゲームキャプテンを任された#10若谷拓海(4年)が手薄になっていた相手守備の間隙をついて#14平川悠(4年)にパスを通し、平川はGKと対峙し決定的なシュートを放すが、ここは相手GKのファインセーブで阻止されるも、弾いたボールをもう一度落ち着いて押し込み1点を先制した。この直後、学習院も反撃に転じ、ゴールポストに当たるシュートを放すなど意地を見せた。山梨学院はこのピンチを脱すると再び攻勢を掛け、左右のサイド攻撃で相手にゆさぶり、終盤83分、左サイドからの#10若谷のゴール前へのセンタリングを詰めていた長身の#9安田正太郎(4年)が頭で合わせ、決定的ともいえる2点目を決めた。その後も、最後まで攻撃の手を緩めない山梨学院だがそのままピッチに終了の笛が響き渡った。

■《山梨学院大学の結果》

2022年度第55回東京都大学サッカーリーグ1部 17節
《山梨学院大学 VS 学習院大学》9/3 國學院大學たまプラーザキャンパスグラウンド
〇 山梨学院大学 2 前半0-0
後半2-0
0 学習院大学 ●
山梨学院得点者:後半=(68分)#14平河 悠 (83分)#9安田正太郎

◆山梨学院大先発=#1GK鬼塚駿(2)、#2結城将貴DF(4)、#5DF一瀬大寿(4)、#7DF関口凱心(3)、#13DF吉田泰授(4)、#8MF平田和也(4)、#26MF秋元琉翔(2)、#14MF平川 悠(4)、#10MF若谷拓海(4)、#35MF平田流衣(2)、#11FWカメヤ コウジ(4)
❖リザーブ=#12GK松下侑生(2)、#4MF宮川将一(4)主将、#6DF岩崎柊汰(1)、#9FW安田正太郎(4)、#15MF山川 史(3)、#22DF中根悠衣(2)、#25MF中田開人(2)
❖交代=#26→#13、#35→#15、#11→#9、#14→#6、#13→#22

試合後、岩渕弘幹監督は「相手はすごく一生懸命なチームで前節とかいろんな映像を見ていたんですけど、かなり守備を意識しているところがあって、なかなかそこでこじ開けるのは難しいだろうなと。0-0でターンしたということはある程度予測はしていたことですけど。前半終わって、じゃあ、これから後半は勝負に行くから前に出るからと言って、少し立ち位置を代えて中央に人数懸けるようにして攻めるという話をして、結果を残してくれました。みんな良く頑張ってくれたと思います」と選手をたたえた。2本のアシストで勝利に貢献した若谷拓海ゲームキャプテンは「前半から相手が前に人数を掛けてきたのでちょっと難しかったですけど、後半から監督の指示でフォーメーションとか立ち位置とかを代えて、その中で数的優位が作れて立て直しができていい形で点を取れてよかったです。自分たちは今、試合数が少なくて一戦一戦が大事になるのでこの先全部勝って1位で関東参入戦につなげられたら」と1部優勝を目指す。Jリーグでも活躍する平河悠選手は「相手が前半結構引いてきて自分をマークするボランチの5番とかが結構きていたのでどうやって点を取ろうか考えていたんですけど、後半からはシャドウの位置に入って、ゴールに近い位置にポジションできたので裏に1本チャンスが来ると思っていたのでそれを決められて良かったです。前半から拓と話していたんですけど、裏だけではなく足元も増やしていこうと話していました。これからは勝点3を積み上げるのが自分たちのできることだと思うので勝ち点をこぼさずにこれからも自分は点を取ってチームを勝たせられるようにやって行きたい」とそれぞれに関東への強い思いをうかがえさせた。2点目を決めた安田正太郎選手は「久しぶりの復帰戦だったので点を決められ、うまく若谷からいいボールが来たので流し込めて良かったです。ここから徐々に出場時間を延ばしてどんどん試合に絡めていけるようにやって行きたい」と4か月のブランクから頼もしい主力が戻ってきた。

山梨学院はこれまで関東大学リーグ2部に4度挑戦してことごとく跳ね返されてきた。今のチームは今までで一番2部に近い実力を持つと言われる。都リーグ後に行われる関東大学サッカー大会に向けて抜かりはない。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2022.9.3