●2022全国高校駅伝山梨県予選
~男子、6区で首位に立ち12連覇22回目V~
~女子、序盤から飛び出し完全優勝の14連覇~
男子第73回・女子第34回全国高校駅伝競走山梨県予選(兼関東高校駅伝競走県予選)が10月29日、富士河口湖町・西湖畔周回コースで男子は7区間42.195km、女子は5区間21.0975kmで行われた。この大会は、12月の全国大会と11月の関東大会の県予選を兼ねて行われ、男子15校、女子14校が出場。男子は、山梨学院高が1区で3位と出遅れ、2区で和田瑛登(3年)が区間新で2位に浮上、その後思うように挽回できなかったものの、徐々に1位の巨摩高との差を縮め、6区・渡邊莉玖(2年)が区間賞の力走で首位に立ち、最終7区・伊東駿(3年)も区間賞の走りで昨年より23秒縮め、2時間9分22秒でゴールし12連覇、22回目の優勝を飾った。一方の女子は、山学1区・ルブラス恵美里(3年)が首位で2区に襷をつなぐと、その後は一度も首位の座を明け渡すことなく、1時間16分00秒の完全優勝で14連覇を達成し、22回目の全国切符を獲得した。全国大会(都大路)は12月25日に京都市内で行われ、山学男女は山梨県代表として出場する。
■男子 12年連続22回目の優勝
男子は午前10時10分に西湖レストハウス前駐車場をスタート。1区の 小島光稀(2年)がトップの巨摩に1分44秒差の3位で2区・和田瑛登(3年)に襷リレー。2区・和田は区間新記録の快走で順位を一つ上げ、首位・巨摩との差を縮める。3区・成沢翔英(3年)、4区・篠原一希(3年)、5区・小林柊(2年)と襷をつなぎ、各区が区間賞の走りで、徐々に首位・巨摩との差を詰めていく。6区・渡邊莉玖(2年)は、首位から24秒差で襷を受け取ると区間賞の力走で、残り1kmで逆転に成功。7区・最終7区・伊東駿(3年)も区間賞の走りでさらに後続との差を広げ、昨年のタイムから23秒縮め、2時間9分22秒でゴール。12連覇、22回目の優勝を飾り、全国切符を獲得した。2位以下は巨摩、韮崎、笛吹、農林、甲府第一と続き、上位6校が11月に茨城県で行われる関東大会に出場する。
【男子記録】7区間42.195km 優勝:山梨学院(12年連続22回目) | |||
区間 | 選手名(学年) | 区間タイム(順位) | 総合タイム(順位) |
1区(10km) | 小島光稀(2) | 31′12(3) | 31′12(3) |
2区(3km) | 和田瑛登(3) | 8′41(1) | 39′53(2) |
3区(8.1075km) | 成沢翔英(3) | 25′03(1) | 1:04′56(2) |
4区(8.0875km) | 篠原一希(3) | 25′00(1) | 1:29′56(2) |
5区(3㎞) | 小林 柊(2) | 8′56(1) | 1:38′52(2) |
6区(5㎞) | 渡邊莉玖(2) | 14′55(1) | 1:53′47(1) |
7区(5㎞) | 伊東 駿(3) | 15′35(1) | 2:09′22(1) |
■女子 14年連続22回目の優勝
女子は10時20分に男子と同じく西湖レストハウス前駐車場をスタート。1区・ルブラス恵美里(3年)はスタート直後に抜け出すと後続の巨摩に33秒差の首位・区間賞の走りで2区・石井れいな(3年)に襷をつなぐ。2区・石井も区間賞の走りでさらに差を広げ、襷は3区・新井帆乃花(1年)へ。3区・新井も首位を堅持し、4区・萩原美優(3年)も首位を独走し、区間賞の走りで最後の襷は5区・西本佑菜(1年)へ。5区・西本も後続を寄せ付けない区間賞の走りで、全体タイムは1時間16分00秒と昨年よりも遅れたものの、堂々の完全優勝で14連覇でのフィニッシュとなった。2位以下には韮崎、巨摩、笛吹、甲府西、農林と続き、11月の関東大会の出場権を獲得した。
【女子記録】5区間21.0975km 優勝:山梨学院(14年連続22回目) | |||
区間 | 選手名(学年) | 区間タイム(順位) | 総合タイム(順位) |
1区(6km) | ルブラス恵美里(3) | 21′45(1) | 21′45(1) |
2区(4.0975km) | 石井れいな(3) | 14′24(1) | 36′09(1) |
3区(3km) | 新井帆乃花(1) | 10′42(2) | 46′51(1) |
4区(3km) | 萩原美優(3) | 10′40(1) | 57′31(1) |
5区(5㎞) | 西本佑菜(1) | 18′29(1) | 1:16′00(1) |
関東高校駅伝は11月19日に茨城県ひたちなか市で行われ、全国高校駅伝は12月25日に京都市・たけびしスタジアム京都を発着点に争われる。
文(Y.Y)、カメラ(今村スタジオ)2022.10.30