●2023年度山梨学院大学・短期大学入学式
~大学1008名、短大221名の新入生が入学~
~無限大に広がる大学生活の一歩を踏み出す~
2023年度山梨学院大学・同大学院、山梨学院短期大学入学式が4月3日に行われ、大学はコロナ禍を経て、古屋記念堂を会場に4年ぶりの全学部合同で行われ、1008名の新入生とその保護者が桜が舞う中出席した。また、短期大学の入学式はメモリアルホールで行われ、221名の新入生が保護者とともに出席し、緊張した面持ちで式典に臨んだ。大学の新入生代表挨拶では、経営学科のルブラス恵美里さんが「これから心待ちにしていた大学での生活が始まります。答えのある学びから自分の答えを見つけて行く学びへと変わります。今の力のままでは不安でいっぱいですが、大学で学び、気付き、自分たちができる小さな一歩を踏み出して人としてより成長できるようにしていきたいと思います」と誓いの言葉を述べた。また、短期大学の新入生を代表し、食物栄養科の依田雛菜さんは「2年間という時間を大切に、私たちはそれぞれの課程での学びを通して知識や技能を身に付け、夢と目標に向かって良い刺激を与え合い、また、高め合うことができるような人間関係を築きたいと思います。新入生一同持てる個性を最大限に伸ばして世の中に役立つ人間になれるよう日々研鑽を積み励んでいきます」と語り、無限大に広がる大学生活に新たな一歩を踏み出した。
■山梨学院大学・同大学院入学式(会場:古屋記念堂)
2023年度は大学院社会科学研究科7名、法学部307名、経営学部362名、健康栄養学部36名、国際リベラルアーツ学部77名、スポーツ科学部219名の計1,008名の新入生が新たに学び舎の門をくぐった。新型コロナウイルス感染拡大により、中止や分散実施を余儀なくされてきたが、4年ぶりに全学部合同で実施。青山貴子学長が学科ごとに入学を許可し、新入生は大学生・大学院生としての新たな一歩を踏み出した。青山学長は式辞の中で「山梨学院大学は1946年の創設以来、教育理念として広い国際的視野を持つことを掲げてきました。2021年には法人名をC2C Global Education Japanに変更し、大学でも一層の国際化を進めています。C2Cに込められた学園哲学“Curiosity to Creativity”“Challenge to Change”には、これからの時代に求められるグローバルマインド、すなわち新しい価値を生み出すことを楽しみ、時代に適応して変化していくことを楽しんでいこうという思いが込められています。本学では、国際化を通じて構成員の多様化を進めています。新しい価値は多様な者同士の交流や摩擦から生まれ、その価値を生み出す過程で学生の皆さんが大きく成長することを確信しています。新入生のみなさんは、これからは高校までとは違い、段違いに出会いの幅が広がります。違う国、違う年齢、違う好みや価値観、そこでは沢山の気の合う仲間や尊敬できる先生方との出会いと同じぐらい理解しがたい人、価値観の合わない人と出会うでしょう。その時には、違いを楽しむという心持ちで過ごしてみてください。まず、やってみようという気持ちが次の大きな一歩につながります。どんな小さな皆さんのやってみようでも、大学は歓迎しますので、4月にまず一つ、これをやってみようというものを決めてみてください。その芽がつながり、どのように成長していくのか、楽しみにしています」と述べ、これからの学生生活に期待を寄せた。新入生を代表し、経営学科のルブラス恵美里さんは「私たちが中学校を卒業する直前から新型コロナウイルス感染症の流行が始まり、学校行事をはじめ、多くの部の大会やイベントが中止になるなど、想像していたものとは異なる高校生活になりました。そんな生活の中で学んだことがあります。私は高校最後の全国駅伝でアンカーを務めました。ゴール間近、陸上競技場に入ったとき、この3年間で1度も見ることができなかったチアリーダーの姿が見えました。応援してもらい、支えてもらえることが当たり前ではないということを改めて実感し、感謝の気持ちでいっぱいになりました。これから心待ちにしていた大学での生活が始まります。答えのある学びから自分の答えを見つけて行く学びへと変わり、今まで以上に自分の将来のための専門的な分野を学んでいきます。コロナ禍により、当たり前が当たり前で無くなった社会、今まで以上に加速して変わっていく世界、地球全体で解決していかなければいけない環境破壊や紛争、戦争の問題、私たちはこうした世の中に直面しています。今の力のままでは不安でいっぱいですが、大学で学び、気付き、自分たちができる小さな一歩を踏み出して人としてより成長できるようにしていきたいと思います」と抱負を口にした。
■山梨学院短期大学入学式(会場:メモリアルホール)
食物栄養科63名、保育科130名、専攻科保育専攻28名の計221名の新入生を迎え、桜の舞う麗らかな陽気の中、2023年度入学式が挙行された。遠藤清香学長の入学許可に続き、式辞で「これから学びを進めていく中で、皆さんに大切にしていただきたいことがあります。それは、『実践を尊ぶ』ということです。実践が大切な理由を3つお話しします。1つ目は、実践を通して単なる知識が生きた知識へと変わっていくからです。これから皆さんは給食施設の衛生管理、食材の特定、子どもの発達など専門的な知識を学んでいくことになります。それらの知識は実践を通して本物の生きた知識へと変わっていきます。2つ目に実践の場は皆さんに学びの原動力を与えてくれます。自らが志す専門職の意義、自分は誰のために何のために学び自らを役立たせようとしているのか、実践の場はそれらを皆さんに教えてくれます。3つ目に実践の場は皆さんの人間性を育んでくれます。実践にチャレンジする中で皆さんは仲間とのチームワーク、やり抜く力、様々な立場の方々からの助言を謙虚に受け止める姿勢、相手の立場に立って想像すること、細やかな気遣いなど教科書だけでは決して得られない力を身に付けていくことができます。こうした力は専門職として活躍する際の基盤となるだけではなく、皆さんを生涯支えてくれるものとなるでしょう。これからの2年間は驚くほど、あっという間です。『実践を尊ぶ』、このことを胸にこれからの日々をお過ごしください。単なる知識を生きた知識にし、学びの原動力を得、教科書だけでは得られない人間力を身に付けてください。2年後、見違えるほど成長した自分に皆さん自身が出会えるよう心から願います」と語り掛け、新入生の成長に期待した。新入生を代表し食物栄養科の依田雛菜さんは「私たちは2年間という時間を大切にしようという思いとともに緊張や不安の中でこれから始まろうとしている大学生活に新たなる決意をしているところです。私の夢は学校給食の栄養士になることです。未来を担う子どもたちの健康のことを考えたおいしい献立を提供することのできる栄養士を目指しています。これからの2年間、私たちはそれぞれの課程での学びを通して知識や技能を身に付けていきます。また、それぞれの夢と目標に向かって良い刺激を与え合い、また、高め合うことができるような人間関係を築きたいと思います。そのためにはコミュニケーション能力が欠かせません。幸い本学のキャンパスは国際色豊かでグローバルな世の中の進展に伴い、この恵まれた環境の中で自らの資質能力を存分に高める努力をしていきたいと思います。新入生一同本学の一員であることを誇りにそれぞれ持てる個性を最大限に伸ばして世の中に役立つ人間になれるよう日々研鑽を積み励んでいくことをここに誓います」と語り、これから始まる新生活に向け気持ちを新たにした。
新入生たちは新たな環境、仲間たちと自分の夢や目標に向かい、大切な一歩を踏み出した。
文(Y.Y、K.F)、カメラ(平川大雪、藤原 稔)2023.4.3