山梨学院広報課

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●山学大・関口凱心選手 大宮加入内定
~昨季は山学大の関東大学リーグ2部昇格に貢献~
~両足の技術や対人能力、ポリバレント性を評価~

山梨学院大サッカー部男子主将の関口凱心選手が来季から大宮アルディージャへの加入が内定し、4月5日に山梨学院広報スタジオで加入内定記者会見が行われた。関口選手はDFとして昨季の関東大学リーグ2部昇格に貢献。今季は主将として関東1部昇格に向け、チームをけん引している。加入内定会見には、横森巧総監督、岩渕弘幹監督、大宮から原博実フットボール本部長、勝野洸平強化担当が同席。関口選手は中学時代を大宮のアカデミーで過ごし、大宮は正確な両足でのフィードやスピードを活かした対人能力、様々なポジションをこなせるポリバレント性を評価。関口選手は「大宮に再び戻り、サッカーができる喜びを感じ、成長した姿を見せられることを嬉しく思います。プロの世界に入っても課題を自分の強みに変え、自分らしく頑張ってきたいと思います。最終的には日本代表入りを目指したいです」と意気込みを語った。
 
大宮アルディージャへの加入が内定した関口凱心選手は埼玉県出身。柳崎サッカークラブJr(スポーツ少年団)でサッカーを始め、中学時代は大宮下部組織の大宮アルディージャJrユースでプレー。高校時代は選手権出場を目指し、埼玉の強豪・西武台高校に進学。3年次には埼玉県予選決勝で昌平高に敗れ、選手権出場の夢は叶わなかったがさらに高みを目指し、山学大に入学した。1年次から主力として活躍し、2年次には内閣総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントにレギュラーとして出場し、創部以来初の全国3位に輝いた。3年次にも東京都大学サッカーリーグ1部に17試合に出場し、都リーグ優勝、関東2部昇格がかかる関東大学サッカー大会には全試合出場し、献身的な守備でチームの創部以来悲願の関東2部昇格に貢献した。これまで山学大サッカー部男子からは10人のプロ選手、8人のJリーガーが誕生しており、関口選手は11人目のプロ選手、9人目のJリーガーとなった。
 
加入内定会見で横森巧総監督はチームを代表し、「私たちのチームは今年から関東大学2部リーグに参入いたしました。関口選手には1年次から主力選手として頑張ってくれており、今はセンターバック(CB)として活躍してくれていますが、ボランチなどいくつものポジションを試しながら成長してきてくれました。これから苦労は多いと思いますが、大宮さんには指導していただいて、後輩のためにも頑張ってもらいたいと思いますし、彼の努力で活躍してくれることを期待しています」と挨拶。また、岩渕弘幹監督は「3月16日から約2週間、大宮の練習に参加し、大宮さんから獲得のオファーをいただきました。1年次の関口選手は、元日本代表の車屋紳太郎選手を彷彿とさせるプレースタイルで楽しみな存在でした。今シーズンはキャプテンとして特に責任感を持って中心選手としてプレーしてくれていますので、(Jリーグでも)活躍できる選手だと期待しています。まずは、チーム関係者やファン・サポーターに愛される選手になってもらい、チームの中心選手として活躍できる姿を確信しています」と関口選手のプロでの活躍に期待を寄せた。大宮アルディージャの原博実フットボール本部長は「3月の練習参加で関口選手は大宮の選手のように堂々とプレーしていましたし、所属選手ともコミュニケーションが取れていました。当初は1週間の予定でしたが、さらに1週間の延長をお願いし、強化部や現場のスタッフなどクラブ全体で判断をして、急遽すぐにオファーを出し、契約をいたしました。DFですが、体の向きやボール保持の姿勢が良く、両足を自然に使えることも評価しました。関口選手はJrユースの時に大宮のアカデミーで育っていますので、大宮のDNAを持っている選手を集め、新しい大宮を作っていく選手にふさわしい選手です。大切な選手ですので、山梨学院大とも相談しながら、彼にとって一番いい環境を整え、一緒になって育てていきたいと思います」とクラブを代表して挨拶し、勝野洸平強化担当は「練習参加期間に2試合の練習試合があり、関口選手には2試合ともフルタイム(90分)出場してもらい、CBやサイドバック、ボランチの3つのポジションをこなし、このポリバレント性を私は一番評価しました。攻撃面では、(利き足の)右だけでなく、左足の正確なフィード、現代サッカーでは、よりハイプレッシャーの中で正確な足元の技術が求められるため、これを両足でできることを評価し、守備面では狭いスペースでの対人はもちろんですが、広いスペースでも1対1で守れることも評価ポイントでした。このほか、スピードを活かした対人能力・空中戦、身体能力の高さも彼の特徴だと思います。アカデミーで育った選手が大宮に戻り、大宮のエンブレムをつけてまた戦ってくれることはクラブにとっても誇りになり、今後の活躍にも期待しています」と大宮として獲得に至る評価ポイントなどを紹介した。関口凱心選手は「大宮アルディージャに再び戻り、サッカーができる喜びを感じ、成長した姿を見せられ、恩返ししたいという思いがあり、加入を決意しました。高校時代から自分の課題を強みに変え、克服できるよう、コツコツ積み上げてきたものが、今につながっていると思います。プロの世界に入っても変わらないと思うので、自分らしく頑張ってきたいと思います。まずは、試合にしっかり出て、最終的には日本代表入りを目指しています」と抱負を語り、これまでのチームメイトとのJリーグでの対戦について「チームメイトとして一緒に大学サッカーをプレーしたので、非常に楽しみですが、その人たちには負けたくないという思いが強くあります」と話し、かつてのチームメイトとの対戦にも闘志を燃やした。
 
関口選手は大学に在籍しながらJリーグの試合にも出場できるJFA・Jリーグ特別指定選手にも申請中で、大宮の6季ぶりのJ1昇格に向け、大宮の熱いDNAを持った選手の一人として活躍が期待されている。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2023.4.5