山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●選抜甲子園 高校優勝報告会
~県勢・高校初の甲子園優勝を全校生徒に報告~
~野球部に甲府市長特別賞、次世代甲府大使認定~

第95回記念選抜高校野球大会優勝報告会が4月10日、山梨学院高校体育館で行われた。報告会には全校生徒と教職員約1,100名が出席。県勢初の甲子園優勝を果たした山学ナインは紫紺の優勝旗を手にした進藤天主将を先頭に入場。井上希生徒会長は「開会式で遠くに目にした紫紺の優勝旗を、閉会式で進藤主将が手にした姿を見て、2週間の激闘の日々を思い出すとともに、涙を浮かべ感動しました。今後も日頃の練習の成果を大きな舞台で発揮できるように頑張ってください」と挨拶し、進藤天主将は「壮行会で山梨学院の歴史を変えますと言いましたが、優勝という形で歴史を塗り替えると事ができて嬉しく思います。優勝できたのは、みなさんの力強い声援のおかげです。これから夏に向けて、チームスローガンであるチャレンジャーという気持ちをより一層強く持って、頑張っていきます」と応援に感謝を示し、夏に向けて気持ちを新たにした。また、報告会には樋口雄一甲府市長も出席し、甲府市長特別賞を授与するとともに、次世代甲府大使への認定も発表された。
 
甲子園の激闘から約1週間、山梨学院高校では4月8日に入学式も行われ、新入生を加えた全校生徒に紫紺の大優勝旗が披露された。吹奏楽部の演奏と全校生徒、教職員の拍手に出迎えられ、登録メンバー18名と記録員が体育館に入場。進藤主将から吉田正校長に優勝旗が納められると全校生徒は大きな拍手で祝福した。吉田正校長は「野球部諸君が自分や家族の夢を叶え、学校、市民・県民の期待に応え、関東王者として関東の全ての高校球児の期待に応え、日本一の栄冠を勝ち取った、このことは本校の誇りであり、支援してくれた全ての人々の誇りです。君たちには、切磋琢磨して自分を高めてくれた仲間、ベンチやスタンドで全力で応援してくれた仲間がいます。その仲間への感謝の気持ちを忘れず、全国覇者としての品格を保ち、これから目標とされる野球部・チームとして一つ一つの試合を大切にして夏の頂点へと突き進んでもらいたいと思います」と選手を労い、更なる活躍を期待した。全校生徒を代表して井上希生徒会長は「選抜甲子園優勝おめでとうございます。開会式で遠くに目にした紫紺の優勝旗を、閉会式で進藤主将が手にした姿を見て、2週間の激闘の日々を思い出すとともに、涙を浮かべ感動しました。例え先制されたとしても諦めずに巻き返していく選手のみなさんの姿からは私たちは学べるものがありました。私は壮行会でみなさんに勇往邁進という言葉を贈りました。その言葉どおり、強豪校相手にも勇敢な快進撃を続け、優勝を掴み取ってきてくれました。今後も日頃の練習の成果を大きな舞台で発揮できるように頑張ってください」と挨拶した。山梨県高野連、毎日新聞社、高校後援会(PTA)から祝辞が寄せられ、このうち2022年度山梨県高野連の武藤秀樹会長は「山梨県の高校が初めて甲子園に出場して以来、88年目で悲願の優勝を果たした山梨学院高校に心より敬意を表します。これまで山梨県勢は何度も挑戦してきましたが、甲子園で準決勝から先には進むことができませんでした。そうした中、3月31日に広陵高校に勝利し、新たな扉を開け、4月1日に報徳学園に勝利し、新たな輝かしい歴史を築いてくれた山梨学院高校の活躍は、これまで山梨県の高校野球に関わってきた多くの関係者を始め、野球部員や県民に多くの感動を与えてくれました。選手一人一人が成長しながらチーム力を高めていく姿は、私たちに多くの勇気や力、希望を与えてくれました。昨日、春季県大会が開幕し、例年に無く多くの関心が集まりました。山梨学院高校の姿が模範となり、目指すべき姿となり、各校の目標となります。みなさんが取り組んできたことに間違いはなく、今後もさらに成長し、常にチャレンジャーという意識を持って、次のステージに向け、自信を持って挑戦していってください」と述べ、これからの飛躍を祈念した。
 
学校長や生徒会長、来賓からの祝辞を受け、吉田洸二監督は「これまで優勝の実感はありませんでしたが、この場に立ち、初めて優勝したという実感が湧きました。6試合、遠い山梨から何度も何度も応援にきていただいた生徒のみなさん、テレビの前で応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。ただ、これから時は流れていきます。一番大切なものは、センバツ優勝は終わりましたので、、時間は戻らず前にしか進みませんので、一日一日を部員全員で頑張り、前に進んでいきたいと思います」と語り、進藤天主将は「壮行会で自分は山梨学院の歴史を変えますと言いましたが、こうして優勝という形で山梨学院の歴史を塗り替えると事ができて嬉しく思います。自分たちが優勝できたのは、みなさんの力強い声援があったからだと思っています。これから夏に向けてチームスローガンであるチャレンジャーという気持ちをより一層強く持って、春夏連覇よりはまずは、夏の甲子園出場を目標にしてこれからも頑張っていきます」と応援への感謝を口にし、春夏連続出場を目標に掲げた。
 
また、報告会には甲府市の樋口雄一市長も駆け付け、甲府市の名を広く知らしめ、多くの市民に感動と勇気を与えた功績を評価し、野球部に甲府市長特別賞が贈られ、表彰楯を進藤主将が、目録を髙橋海翔選手が受け取った。さらに、今回の優勝により「次世代甲府大使」への認定も決定し、樋口市長から林謙吾選手に認定書が授与された。【次世代甲府大使・・・スポーツ・芸術・文化・学問等さまざまな分野で将来的に日本を代表する活躍が期待される甲府市にゆかりのある「小中学生」及び「高校生」を、「次世代甲府大使」として認定し、市ホームページ等を通じて、その活躍を本市が応援することで、子どもたちが将来に対する夢や希望を強く抱き、かつ、より本市に愛着を感じてもらうことを目的とした制度】。樋口雄一市長は「今回の山学ナインの活躍は「チャレンジャー精神」、そして「練習どおりの力」を、そして「仲間を信じて」の3つだと思っています。対戦相手からも走攻守に渡り、畏敬のコメントが寄せられ、まさに大きな力を持つ優勝チームだったと思います。さきほど監督さんから4月1日でセンバツは終わり、次の大きな目標に向かって頑張るというお言葉がありましたが、市民を代表して山学野球部を応援してまいります。さらなる高みを再び目指して頑張ってください」と挨拶し、甲子園での激闘を労った。
 
4月11日には、山梨県庁で優勝報告会が行われ、甲府市民・山梨県民に山学ナインの雄姿と初めて山梨県の地に入った紫紺の大優勝旗が披露される。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2023.4.10