山梨学院広報課

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●山学ナイン センバツ優勝を県民に報告
~県勢初の快挙を多くの県民が祝福、喜びを共有~
~新設の「やまなし文化・スポーツ栄誉賞」受賞~

第95回記念選抜高校野球大会の山梨県庁主催の優勝報告会が4月11日、山梨県庁芝生広場で行われ、山学ナインの雄姿や紫紺の大優勝旗を一目見ようと大勢の県民や高校野球ファンが詰めかけた。報告会では優勝旗を手にした進藤天主将を先頭に選手らが芝生広場を1周し、県民に優勝旗や優勝杯を披露。選手を代表し進藤主将が「優勝できたのは、力強い応援をくださったみなさまのおかげです。今大会で沢山のことを学び、それと同時に多くの課題を見つけることができました。その課題をしっかり克服し、まずは夏の甲子園に出場できるよう選手全員で頑張ってまいります」と挨拶。山梨県の長崎幸太郎知事は「今回の優勝は小さな県の大きな成果として全国に大変大きなインパクトを与えるとともに、県民のみなさまに勇気を与え、新たな挑戦の後押しとなるような特筆すべき快挙であると思います」とナインを讃え、新たに創設した「やまなし文化・スポーツ栄誉賞」の授与を発表した。山学ナインは県民からの温かい祝福や応援を力に、夏の甲子園出場に向け歩みを進め、更なる高みを目指す。
 
県民が待ち望んでいた紫紺の大優勝旗が県庁芝生広場にはためいた。山学高吹奏楽部の演奏に合わせ、優勝旗を手にした進藤主将を先頭に県民の盛大な拍手に出迎えられ、登録メンバー18名と記録員が芝生広場を1周。集まった大勢の県民や高校野球ファンは手にしたスマートフォンやカメラでナインや優勝旗、優勝杯を写真に納めた。高校を代表し、吉田正校長は「本校の野球部選手が学校の期待に応え、県民のみなさまの期待に応え、関東の全高校球児の代表として自分たちの夢を叶えて日本一の栄冠を勝ち取り、紫紺の大優勝旗をここに持ち帰ることができたことは、本校の誇りであり、支援していただいた全ての県民のみなさまの誇りになると確信しております。今後はこれに驕らず、全国の覇者としての品格を磨き、これから目標とされる野球部、チームとして一つ一つの試合を大切に、まずは夏の大会の出場権を得られるように謙虚に努力を重ねてもらいたいと思います」と挨拶し、吉田洸二監督は「青春時代を過ごした第2の故郷、山梨県に少しでも恩返ししたいと思い、10年前に山梨県に参りました。1回戦では勝ちたくて私は顔が引きつっていましたが、部員やスタンドの吹奏楽部をはじめとする生徒、バスに乗って応援に駆け付けいただいた県民のみなさまのおかげで夢にまで出た1回戦勝利が叶いました。そして本校の長年の夢であった1大会2勝も突破することができました。それ以降は重い扉が開いたような気持ちで、憧れの甲子園で全員で練習してきたことをぶつけました。決勝戦は地元兵庫の報徳学園との試合で完全なアウェーで球場の9割が報徳の応援でした。1回戦から(チャンステーマ)のBig Waveを一生懸命演奏してくれた吹奏楽部の生徒は、あの人数で3万人の報徳の応援と戦ってくれました。甲子園に出ることは容易い事ではありませんが、チーム一丸となって夏の大会に向けて頑張っていきたいと思います」と応援への感謝を述べ、夏に向け決意を示した。
 
吉田健人部長が登録選手と記録員を紹介すると来場者から一人一人に大きな拍手が送られ、選手らは改めて優勝の栄誉と応援の力を感じていた。選手を代表し、進藤天主将は「自分たちが優勝できたのは、力強い応援をくださったみなさまのおかげです。自分たちは今大会で沢山のことを学び、それと同時に多くの課題を見つけることができました。夏に向けてその課題をしっかり克服し、まずは夏の甲子園に出場できるよう、県民の多くのみなさまに喜んでもらえるような結果が出せるようにこれからも選手全員で頑張ってまいります」と述べ、全6試合に先発したエース・林謙吾選手は「今大会は優勝が目標ではなく、自分たちの力を最大限出し切ることをテーマに臨みました。1回戦、2回戦は自分たちのプレーができず、思い通りにいかないことが多かったのですが、監督や部長のアドバイスもあり、勝つことができました。その後、試合を重ねるに連れて自分たちのプレーができていったと思います。優勝という結果に慢心することなく、夏もう一度甲子園に出場できるように頑張りますので、応援よろしくお願いします」とコメントした。山梨・忍野村出身の大森燦選手は「大会期間中、沢山の応援をありがとうございました。自分は忍野村出身で先日村長訪問を行い、温かい拍手やメッセージをいただきました。改めて県民のみなさまの応援が力になることを感じました。夏の大会に向け、甲子園出場を掲げチームで頑張っていきます」と県民からの温かい応援に感謝を示し、今後の目標を口にした。
 
山学ナインの雄姿や紫紺の優勝旗を前に、長崎幸太郎知事は「選抜優勝まことにおめでとうございます。山梨県に初めて、この紫紺の大優勝旗を持って帰ってきたいただき、本当にありがとうございます。今大会は山梨学院で始まり、山梨学院で締めくくられた大会であったと感じております。出場チームの中で最長期間集中力を維持できましたのは、まさに日頃の練習の成果の賜物であろうと思います。今回の優勝は小さな県の大きな成果として全国に大変大きなインパクトを与えるとともに、県民のみなさまに勇気を与え、新たな挑戦の後押しとなるような特筆すべき快挙であると思います。この感動と栄誉を末長く県民のみなさまと讃えるべく、新たに「やまなし文化・スポーツ栄誉賞」を創設いたしました。山梨学院高校野球部をその第1号として表彰をいたします」と述べ、山学ナインを讃え、長崎知事から表彰状が進藤主将に、目録が大森選手に、花束が林選手に贈られた。その後、来賓からも祝辞が寄せられ、関係者が記念撮影に納まり、優勝の喜びを共有した。
 
春夏連覇は山梨学院のみに与えられた権利であり、山学ナインは「俺たちはチャレンジャー」をスローガンに県民からの温かい祝福や応援を力に変え、更なる高みを目指す。
文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2023.4.11