山梨学院広報課

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●YGUグローバル・エキスパート認定表彰式
~2022年度発足、全学的国際化を後押し~
~初年度は10名の学生を表彰し成果を称える~

山梨学院大学では2022年度から全学的国際化の一助とし、学生の国際共修やグローバルマインドの醸成を目的に「YGUグローバル・エキスパート認定」制度をスタートさせた。この制度はグローバルラーニングセンターおよび国際交流センターが提供する「国際化」に関連する機会(授業・授業外のイベント参加や諸活動、海外留学など)を積極的に活用し、語学と国際共修の両方面で高度な実践力を修得したと認められる学生を顕彰する認定制度。指定科目の履修やイベント参加、語学試験結果、海外留学などに応じポイントが付与され、累積ポイントが一定以上になると表彰(報奨金授与)される。初年度第1回目の表彰式が6月12日に行われ、10名の学生が表彰され、一人一人に青山貴子学長から表彰状が授与された。本制度は国際化の促進を期する重要な機会であり、今後も山学大では、国際化への取り組みを一層強化し、学生たちがグローバルな視野を持ち、多様な文化と共に成長できる環境を提供していく。
 
山学大グローバルラーニングセンターと国際交流センターは、全学的国際化を推進するための新たな取り組みとして、「YGUグローバル・エキスパート認定」制度を2022年度からスタート。大学の指定する国際共修や語学に関する正課科目の単位修得や英検、TOEIC、中国語検定(HSK)などの語学試験結果などによりポイントを加算。さらに正課外活動として、日本語ピア・サポーターや国際共修科目のStudent Adviser、国際交流イベントや各ワークショップの参加などでもポイントを得ることができる。このほか、海外留学にもポイントを付与し、そのポイント獲得合計が80ポイントで「ルーキー」、150ポイントで「ジュニア」、300ポイントで「シニア」、500ポイントで「エキスパート」と順を追って高く表彰し、ポイントに応じて報奨金が支給される。
 
2022年度は、この制度の初年度であり、10名の学生(うちジュニアに達成した学生は2名)が「ルーキー」を受賞。受賞した10名は学内外での活動や語学試験の受験、海外留学などを通じて、国際化への意欲と実践力を示し、6月12日の表彰式で1年間の成果が大学から顕彰された。表彰式では、グローバルラーニングセンターの齊藤眞美センター長よりグロエキ認定制度の概要の紹介の後、青山貴子学長より激励の言葉と共に受賞者一人一人に認定証が贈られた。
 
受賞者を代表し、130ポイントで「ルーキー」を獲得した岡本伊織さん(法学部2年)は「もともとは英語が苦手で、高校時代は外国語を避けていました。しかし、せっかく大学に入ったのだから新しい成長や発展をしたいと思い、グロエキが指定する様々なイベントに参加しました。その中で、異文化コミュニケーションは英語・言葉ではなく、気持ちが大事だと気付きました。初めてのイベント参加時は英語が話せないので緊張で不安でしたが、教職員や留学生のみなさんが温かく接してくれたので、英語が話せなくても気持ちで通じ合えることが分かりました。私はこの経験を率先して他の学生にも発信し、国際交流や多文化共生に取り組んでいきたいと思います」と挨拶し、今回165ポイントの最高成績を収めた金弘一さん(スポーツ科学部2年)は「私はあまりグロエキポイントについて意識していませんでしたが、国際交流イベントや対象授業に参加していたら、自然とポイントが増えていき、びっくりしています。親身になって指導いただいた先生方のおかげでこの賞が受賞できたと思っています。今後も留学生の一人として国際交流イベントや日本や他の国の言語や文化を学び、大学生活を充実させたいと思います」と感想を述べた。
 
受賞者を前に青山貴子学長は「みなさま初の認定おめでとうございます。この制度を創設し、どれぐらいの学生が参加し、活用してくれるかの不安はありましたが、多くの学生がこの制度に参加してくれてとても嬉しく思います。まだ、“グローバル”というものの実感はないかもしれませんが、みなさんが参加した一つ一つの積み重ねが、みなさん自身の考え方や人との向き合い方、異文化コミュニケーション能力などを少しずつ作ってくれていると思います。最初は大きな目標がなくても、この取り組みに参加することで少しずつ、グローバル人材に近づいていることも意識して欲しいと思います。ぜひ、次の目標を設定して、それに向かって一歩一歩着実に活動を積み上げ、グローバル・エキスパートに近づく皆さんの姿を楽しみにしています」と学生の成果と努力を称え、国際交流におけるリーダーシップなどさらなる活躍に期待を寄せた。

文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2023.6.12