山梨学院広報課

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●山学大ベストティーチャー表彰式
~2022年度は6名の教員の教育実践・成果を顕彰~
~指導実践を共有し教育の質向上や活性化につなげる~

山梨学院大学は2022年度を対象としたベストティーチャー表彰式を6月28日に実施した。ベストティーチャー表彰制度は、教育の質向上や活性化を目的に2019年度に新設され、授業内外での卓越した指導力や教育方法の工夫や改善など前年度の教員の教育実践や成果などの「教育実績」を表彰するもの。第5回目となる2022年度被表彰者には、Ahmed Sajjad法学部特任講師、劉曙麗経営学部准教授、宮田恵多健康栄養学部准教授、Laratta Rosario国際リベラルアーツ学部特任教授、小山さなえスポーツ科学部教授、近藤裕子学習・教育開発センター准教授の6名が選出された。表彰式は大学連絡会議(オンライン開催)において行われ、青山貴子学長から受賞者に表彰状が授与され、受賞した教員は受賞の喜びや自身の指導実践、今後の教育活動の抱負を語った。
 
【2022年度山梨学院大学ベストティーチャー】
■Ahmed Sajjad法学部特任講師
担当科目において、積極的に種々の授業改善方策を講じ、学生の授業アンケートでは受講者の満足度が高く、常に高評価を獲得。また、演習科目では法学部として全体導入以前からPBL型ゼミを実践し、法学部のカリキュラム改革をけん引し、基礎演習でも担当教員に積極的に情報提供を行い、カリキュラム開発に寄与している。さらに、2022年度の授業観察においても「優良」の評価を得ていることなどが評価された。
※表彰式は校務のため欠席。
 
■劉曙麗経営学部准教授
経済学系の科目を担当し、どの科目においても学生からの評価は高く、大学院での指導においても、大学院生の研究に重きをおいた指導を行なう他、学部生の大学院進学希望者を熱心に指導しており、大学院の教育の質的向上に貢献している。さらに、西安交通大学とのダブル・ディグリー・プログラムのメンバーとして活躍しており、渡航前の学生に対する指導を行うなど、当該プログラムの成功にも貢献していることなどが評価された。
【劉准教授受賞コメント】
この賞をいただけたということは私の教育に対する情熱や努力が認められ大変うれしく思いますが、この賞の受賞は支えてくださった他の教員や学生のおかげだと思います。学生が一生懸命勉強している姿は私の励みになります。また、授業運営や修学支援、ダブル・ディグリー・プログラムの推進は、各部署との連携やサポート、アドバイスが無いと進まず、私が教員としての道を歩む上では欠かせない存在になっています。今後も学生がグローバル人材として成長できるよう、サポートを続けていきたいと思います。
 
■宮田恵多健康栄養学部准教授
担当授業における丁寧な指導はもちろん、所属ゼミ生に対する就職活動支援や卒業研究指導に高い指導力を発揮した。また、学内外と連携し、学生教育と地域貢献を一体化した活動も数多く進めるなど、これらの活動は高い教育効果をもたらしている。また、管理栄養士国家試験に向けての指導では学生の苦手分野の克服のため、一人一人に丁寧に指導を行い、学生からの評価も高く、学内の委員会や課外活動の顧問も積極的に務めるなど、組織運営と学生支援など幅広く活躍していることなどが評価された。
【宮田准教授受賞コメント】
これまで研究職として活動してきて、教育に携わるようになり、7年目を迎えました。これまで自問自答しながらやってきましたが、私自身の大学・大学院時代に先生方が研究だけではなく、熱心に指導してくれたように私も同じように学生に授業等で向き合ってきたことを評価してくれたのかなと感じています。まだまだ若輩者ですが、今後も努力を続けていきたいと思います。
 
■Laratta Rosario国際リベラルアーツ学部特任教授
常に学習効率の向上、教育方法、授業運営の向上や改善に努め、2022年度は、KahootというDistance and hybrid learningのプラットフォームを活用し、学生の自主学習の効率化を促した。また、授業においては、Harkness Methodという手法を用い、授業で紹介される新たな概念や学術的内容の理解の深化を図った。これらの手法の効果は、学生が提出した課題やレポート、及びテスト結果からも証明されている。学生によるCourse Evaluationの結果も、教授の授業に対する高い満足度を示している。また、ルーブリックを活用した学修成果の判断や学習指導に関しては、学部長を補佐しつつ中心的な役割を担っていることも、高く評価された。
※表彰式は授業のため欠席。
 
■小山さなえスポーツ科学部教授
学会および学外研究会、さらには学内外のFD研修会に参加し、専門分野(担当授業)の知識等を積極的にバージョンアップし、担当授業においてアクティブラーニングを積極的に取り入れるとともに、研究活動からの知見を反映させ、論理的思考及び創造的な判断力の習得に重点をおく授業を展開した。これにより、授業法や学修効果に関して授業内容に対する学生の評価も高く、多大なる成果を上げている。また、学部の地域連携委員会委員長として、県内のスポーツ関連団体と連携し、学生ボランティアの派遣調整を行い、学生にスポーツマネジメントの実践の場の提供を行っていることなども評価された。
【小山教授受賞コメント】
年々、地域の自治体や企業からの連携事業のオファーが増えており、毎回スポーツ科学部の先生方のご協力をいただきながら実施しています。また、学生ボランティアの要請もあり、学生たちは協力的に活動し、学部や学生が地域から必要とされていることが大変うれしく、プラスの教育効果になっていると思います。現場での学びの効果は大きく、今後も現場での活動を積極的に行っていきたいと思います。
 
■近藤裕子学習・教育開発センター准教授
言語スキルチームの主任としてカリキュラム及び教材開発を継続的に牽引するとともに、言語スキルチームの全体の教育力の向上を目指して授業前後のミーティングや研修会を実施した。同時に、授業アンケートにおいても学生から高い評価を受けており、一方で関連する学会において、本学での教育実践を研究成果として発表し、本学の教育・研究水準の高さを広めるなど、教育・指導力などが優れている点などが評価された。
【近藤准教授受賞コメント】
これまで科目の新設やライティングサポートデスクへの教員常駐化などゆっくりではありますが、一つ一つ目標の実現化に取り組んでいます。現在も次の段階として、初年次に終始することのない言語技術教育をどう実現するか模索しています。文章を書くことは筋トレと同じで継続していくことが非常に大切です。初年次だけではなく縦断的に、科目を超えて横断的につながっていくことを願っています。

文(Y.Y)、カメラ(平川大雪)2023.6.28