山梨学院広報課

HOME

山梨学院パブリシティセンターニュースファイルイメージ画像

●山梨学院恒例の「第20回アルテア七夕まつり」
~初夏の風物詩が4年ぶりに通常の形で復活!~
~地域住民も数多く来場。学生たちと祭りを満喫~

例年、酒折地区の初夏の風物詩として多くの地域住民に親しまれてきた山梨学院恒例の夏まつりが復活した。「第20回アルテア七夕まつり」が7月7日、大学キャンパスセンターステージ21で開催された。今回は新型コロナウイルスの5類移行に加え、20回目の節目を迎えたことから4年ぶりに祭りを従来の規模に戻し、参加対象者を大学から系列校の幼稚園までの設置学校全員と教職員及び地域住民、学外の方にも広げて約1300人規模で行われた。午後6時、青山貴子学長の開会宣言で開始された「七夕まつり」は、大学学生センタースタッフが準備した趣向を凝らしたステージでのパフォーマンスや古屋記念堂前の噴水周辺からステージ近くまで約20のさまざまなキッチンカーや屋台の飲食コーナー、学生有志による金魚すくい、輪投げといった昔懐かしい縁日コーナーが並び、祭り情緒が演出された。これまで中止、参加者限定による規模縮小と続いた学園イベントに多くの人が集まり、随所で笑顔があふれ大きな盛り上がりを見せた。イベントのフィナーレは、約300発の花火が夏の夜空に大輪を咲かせた。大歓声とともに地域住民も参加する“交流の場”としての山梨学院「アルテア七夕まつり」が従来の姿に戻ってきた。

山梨学院では地域住民と学生たちの安寧を願い、2003年から交流の場として「アルテア」七夕まつり」の催しを始めた。今では酒折地区の一大イベントとして定着。初夏の風物詩として親しまれている。

■4年ぶりの通常開催に青山貴子学長による開会宣言―
7月7日、午後6時。司会者の紹介でステージに立った山梨学院大学・青山貴子学長は初めに「天の川を挟んで織姫と彦星が年に一度会える日とされています。この催しは古くは平安時代に中国から日本に紹介された催しですけれども、当時は織姫にちなんで機織りの技術の向上を願う日とされていました」などと歴史、由来を簡潔に説明。続けて、「当時は今のように短冊のような上質な紙がありませんでしたので“梶の葉”と呼ばれる葉っぱにその願いを書き連ねていたそうです。山梨学院大学は校章に梶の葉をモチーフにしています。皆さんの後ろの古屋記念堂の一番上にその校章が飾られていますけれども大学は紙の原料である梶の葉を学問の象徴として校章に選んできました。このような縁から七夕の日に祭りを催すことになりました」とアルテア七夕まつりの始まりを説明。「歴史についてはさておいて本日のステージをぜひ、みなさん最後までお楽しみいただければと思います。これから早速、本学の学生による歌や踊りが用意されていますが、その他さまざまな楽しいステージが企画されていますので短い時間ですが最後までご覧いただければと思います」と開会宣言をした。

■祭りの情緒を醸す屋台や遊びコーナーに長い列ー
開会宣言とともに、大学、短大生10人による山梨学院チアリーダー部が笑顔と元気なパフォーマンスで「第20回アルテア七夕まつり」のオープニングを飾った。一方、「七夕まつり」のメインとなるキャンパスセンターステージ21周辺には、学生有志が主体なる祭りを彩るコーナーが設けられ、山梨学院大学・樹徳祭実行委員会の輪投げコーナー同ボランティア部の風船のバルーンアートや水ヨーヨー、折り紙コーナー同学生会の手持ち花火の配布iCLA学部のあひる釣りコーナーなどが縁日の情緒を醸し出していた。また、古屋記念堂前の噴水広場からステージ周辺まで約20に及ぶ飲食屋台やキッチンカーが並び、清里の有名カレーや富士宮市のご当地焼きそば、人気のクレープ、チュロスの販売などに開始早々から長蛇の列をつくった。他にも山梨特産の旬の桃、ワインの店などが並び、祭りの雰囲気を一層高めていた。焼きそばを買い求めていた浴衣姿の女性二人組は大学3年生。初めてという一人は「もうすごく楽しい」と満面の笑み。昨年、ボランティアで参加したというもう一人も、「去年より人がたくさんいて賑やかで本当に楽しんでいます」と話した。また、ステージの上には七夕には欠かせない色とりどりの涼しげな吹き流しなどの七夕飾りが配置され、ステージ横の階段には願い事が書かれた五色の短冊(青・赤・黄・白・紫)が飾られた。『家族がずっと健康でいられますように』『素敵な人に出会えますように』『家族と彼女が日本に来て、結婚できますように』『世界平和』『単位獲得』『ゼミの企画がうまくいきますように』『内定が早くもらえますように』などの願い事が書かれていた。留学生の一人は「ここに来て、こういうイベントに初めて参加したんですが、食べ物もおいしいし、金魚すくいやヨーヨー、日本の文化に触れられました」と上手な日本語で話した。

■ステージで繰り広げられたパフォーマンスに盛り上がるー
ステージではチアリーダー部のオープニングに引き続き、iCLAの学生と教職員によるヴァイオリンをフューチャリングしたロックバンドハードロックの2グループが祭りを一気に盛り上げた。続いてゲストのメンバーそれぞれが47の各都道府県を背負った伝道師として活動する女性アイドルグループ。『BANZAI JAPAN』、この日は5人が山梨学院に登場し、日本の伝道師として歌い踊った。さらに中国留学生学友会による音楽パフォーマンス、そしてもう一組の正統的女性アイドルグループ『会心ノ一撃』も名の通りの元気なステージを披露した。4年生の男子1名、女子2名のグループは「メチャメチャ楽しいです。2年生の時から来ているんですけど、今年は一番です。小さい子がいたので家族の人ともちょっと話ができましたし、今年最後なので盛り上がっています」と祭りが人を近くする。ステージ最後に山梨学院ダンス部が登場。ヒップポップ、ロック、ストリート、ブレーキングダンスなど日頃鍛えた身体表現がステージいっぱいに繰り広げられ、圧倒的な切れ味のダンスが若者はもとより、幼児から老若男女まで多くの年齢層の目をくぎ付けにした。午後8時、ダンスパフォーマンスの余韻が冷めやらぬ束の間の静寂。2時間に及ぶイベントのフィナーレ。40周年記念館前広場から一筋の光が上がった。それから続く大輪の打ち上げ花火。目の前で打ち上げられる音と光に来場者からは大きな歓声が上がった。次々と七夕の夜空に打ち上げられる約300発の花火に来場者は、それぞれの思いが星に届けと願っていた。

文(K.F) カメラ(平川大雪) 2023.7.8